今朝は雲間から青空が覗いています。
昨日は一日冷たい雨、鍋料理などが食べたくなるほどの天気でした。
一週間ほど前、TVニュースで湊かなえさんの「告白」が松たか子さん主演で
映画化されるとの芸能ニュースが流れました。2009年度本屋大賞受賞作品です。
そのミステリー本を読んでみました。
内容は幼い娘を亡くした女性教師がH・Rで生徒に告白する場面からストーリーが始まります。
第1章から第6章まで個々の立場から吐露していきます。
第1章の聖職者ではK市の児童殺傷事件、その事件で少年法改正が行われ
刑事罰対象年齢を16歳から14歳に下げたことも書かれています。
また、こんな言葉も・・・「警察に真相を話し、然るべき処罰を受けさせるのは
大人としての義務ですが、教師には子供たち(生徒)を守る義務があります」・・・と。
そして、生徒のいじめ行動や先生の正義感づら、母親の盲愛
自尊心の否定から殺害など・・・様々な深層心理感も加わって結構興味深い
ストーリーとなっています。
それにしてもスラスラと何の閊えもなく読み進める不思議なミステリー本です。