今朝も暖かい・・。
靄で富士山も東京スカイツリーまで見えません。
昨日は久し振りにサイクリングに出ました。
利根運河の桜並木の開花を眺めながら
土手でのんびりランチタイムというプラン。
川面に春の光はまぶしく溢れ そよ風が吹けば光たちの鬼ごっこ
葦の葉のささやき ヨシキリの舌にも春の光 草野心平 詩
(春になると担任のI先生が教えてくれたこの詩が直ぐ浮かびます)
そんな春の光を浴びながらサイクリングロードを進みます。
運河の桜たちは枝先がほんのり赤くなっていますが開花には
もう少し時間が掛かりそうです。
土手のミズナラのてっぺんではモズが尾を振り
どこからか聞こえるウグイスの鳴き声と
空高く舞いながらさえずるヒバリの声に、ペタルも軽くなります。
川に目をやれば、カルガモを始め小ガモの群れが気持ちよさそうに泳ぎ
その近くではアオサギが長い足と鋭い目で獲物を見つけようと首を前後に
動かしています。
そして川っぷちの石の上に何やら首を出している生き物が・・
亀です。それも集団。数えてみると15匹。運河にこんなに沢山見たのは
初めてで良く繁殖したものだなぁ・・と感心しつつまたペタルを漕ぐのでした。
途中、ウォーキング集団やランニングの男性、完璧装備のサイクル人も
そしてカラシナ、ヨモギ摘みの小母さんたちなどとすれ違いつつ春の景色を
メリーゴーアラウンド。
我が家から西に行くこと約8キロ、丁度12時を知らせるメロディチャイムが流れてきて
青い小花のオオイヌノフグリが広がる土手でランチタイム。
缶ビールとワンカップ大関片手に手巻き寿司やカツ丼を頬張りつつ
幸せなひとときを味わったのでした。