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3帖 斎王の精進

2005年12月18日 | 平安時代
ト定により選ばれた斎王が伊勢・斎宮へ
初斎院
ト定により選ばれた斎王は、宮中の初斎院にて、一年間の精進潔斎の日々を送り、神に仕える修行をします。
野宮(ののみや)
初斎院に続き京外の浄野に置かれた野宮で、二年間の精進潔斎の日々を送ります。
群行(ぐんこう)
斎王は、選ばれてから三年にわり心身を浄める日々を送ります。何事もなければ三年目の秋9月に、京都の野宮(ののみや)を出発します。斎王は、桂川で身を浄め、平安宮に入り、天皇に出発の挨拶をします。 天皇から別れの小櫛(おぐし)と言葉をいただいて、いよいよ伊勢へと出発します。 斎王は、輿に乗り、頓宮(とんぐう)と呼ばれる仮の宿に泊まりながら、全行程約140kmを5泊6日をかけて斎宮(さいくう)をめざしました。 この時の行列は、斎王に仕える役人、身の回りを世話する女官など500人余りの大規模な行列となり「斎王群行」と言いました。
 
 現在の葵祭りでの行列は、本列と斎王代列に大別され、本列は勅使を中心にした列、斎王代列は女人列といわれ斎王代を中心にした列である。先頭の素襖(スオウ)、看督長(カドノオサ)、検非違使志、そして鉾持、火長、山城使、衛士・・・走馬、牛車、舞人・・・風流傘・・・命婦・・・童女、斎王代と続き最後に牛車が通る。
(第1列  検非違使・山城使  第2列  御幣櫃・馬寮使・牛車  第3列  舞人・近衛使  第4列  陪従・内蔵使  斎王列  斎王・女人)

命婦(みょうぶ) 

  女官の通称で、小桂(こうちき)を着用する高級女官。花傘をさしかける。

女嬬(にょじゅ)

  食事をつかさどる女官。

斎王代(さいおうだい)

  斎王は、平安時代には内親王が選ばれて祭に奉仕したものであるが、現在は未婚の市民女性から選ばれるので、斎  王代と称される。御禊(みそぎ)を済ませた斎王代は、五衣裳唐衣(いつつぎぬものからぎぬ)、俗に十二単の大礼服装で、供奉者にかつがれた腰輿(およよ)という輿に乗って参向する。

駒女(むなのりおんな)

  斎王付きの清浄な巫女(みかんこ)で、騎馬で参向するのでその名がある。6騎の女丈夫。

蔵人所陪従(くろうどどころべいしゅう)

  斎院の物品、会計をつかさどる蔵人所の、雅楽を演奏する文官で、それぞれ楽器を持っている。

牛車(ぎっしゃ)

  斎王の牛車で俗に女房車。この牛車には、葵と桂のほか桜と橘の飾りがつく。

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