ここ10年くらいお付き合いしている 知人の話し・・
ご高齢のご夫婦二人暮らしで 相方は糖尿病を初め 数々の病気持ち。
彼女は 何十年もの間 相方さんの食事の管理をしてきました。
カロリーや栄養素などの計算も メニューの組み立ても クスリの管理も
1日に何度か体温や血糖値を初め モロモロの計測し記録することなども・・
すっかり慣れているのでさほど苦にはならないとの事
頭の回転・・バッチリです。(80歳代です)
でもこの頃は 相方さんも高齢となって それ相応の症状もあって 何かと
気を使うことが増えたようです。もちろん 彼女だって同じ年月を重ねていますから
体力も気力も 少しずつ衰えを感じているようです。
おまけに このコロナ騒ぎで すぐ近くにいる息子さん家族も自分たちのことで
手一杯らしく 彼女の負担は増すばかり・・
相方さんの通院の手伝いも 1日がかりで週に複数回・・
診察を待っている間も目が離せないし・・検査のたびに身の回りのことを手伝って
精神的にも肉体的にも・・きつそうです。
でも・・今回の1番は 診察の時に ドクターに
「〇〇の数値が芳しくないけれど 食事はどうなっていますか?」etc.
こまごま確認をされると 時には 自分が責められているように感じる・・
とのことでした。患者さんは立派な大人なんだけれど・・
やはり 眼を離すと 何かを食べているかもしれない・・
また 数々の検査の数値をもとに クスリの内容や量を考えたり・・
もう 理屈は十分に理解していらっしゃいますが・・
やり場のない感情というのでしょうか・・
そう・・かもしれませんね。
乳幼児とは違うかも知れませんが・・ワタシも 子育ての頃は
何度か感じた事がありました。「ワタシの何が悪かったのだろう・・」
帰宅して しばらく落ち込んだものです。
2月以来 彼女は ショッピングや趣味のサークルへの参加も
感染予防のために出かけられず ストレス解消の手立てがなさそうです。
たまにお会した時には お話しを聞くのですが 何のお手伝いもできません
ただただ お聴きして・・一緒に歌います・・今はそれだけ・・
よそのお宅の玄関先・・ついパチリしました
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