๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐ ジルバが自力で帰って来ました
わずかな望みをかけ12月30日と月31日(一日に午前10時と午後3時の2回)に 町内放送にて「 迷子猫 」の呼びかけをしてもらうも目撃情報も一切なく落胆
オイラは年末年始に仕事があったので昼間は ママさんが探しに、夜・深夜はオイラが探しに出かけました。
時には 深夜にママさんとオイラが二手に分かれ捜索。
深夜になると 大雨も降り始めた日もありました。
もともとあまり鳴かない猫だったジルバですが、やはり鳴き声も一切聞こえず。
本当にあらゆる手を尽くし、ジルバの行動範囲を予測して地図で 自宅より半径100メートル以内を確認して捜索。
それでも何の収穫も得られず帰宅。
元々は職場に迷い込んだ幼い ジルバを連れて帰って来たのはオイラでしたが、毎日つきっきりで面倒を見て育ててきたのはママさんでした。
ジルバの稀な難病が発覚してからはより一層気を使って育てていたので、ママさんの落胆は計り知れず
後で聞けばオイラが仕事に行っている間にジルバ専用で使っていた『 爪とぎ 』を見ては涙が…
時々服についた短い毛を見ては涙が…ジルバを想い悲しみに暮れていたそうです。
2023年12月31日の 夜9時過ぎ
雨上がりの強風の中、オイラは懐中電灯持って一人捜索に出かけました。
あまりの強風でジルバを呼ぶオイラの声もかき消されてるほどでしたがジッとしてはいられず探すも手掛かりなし。
2時間探し回り深夜12時前になり
これで2023年も終わりか… 年越しを深夜の暗闇の町内で独りポツンと迎えるのもな
そう思い、一旦帰宅することにした。
年越しそばを食べる気力もなく、数時間後には仕事に行かねばならないので3時間ほど 仮眠をとる。
そんな時だった
2024年1月1日の 夜明け前の午前5時45分
なにやら 自宅 1階(オイラは2階で寝てる )でドタバタと 慌ただしい音とママさんの叫び声が聞こえ ただならぬ雰囲気を察知し飛び起きた どないしたんや
ママさん : ジルバが帰って来たぁぁぁ
いち早く気が付いたのは 兄猫グリムであった。
毎朝、オイラの部屋で寝ているはグリムは起きるとママさんの寝床に行くのだが今朝は 庭に何かが居る と察知したのか警戒行動をとり始めた。
それに違和感を覚えたママさんは庭の方を見ると…
外に置かれていた ご飯を食べるジルバの姿
とにかく捕獲せねばと慌てたママさんは着の身着のまま庭に飛び出すとジルバ自ら 玄関から帰宅
よほどお腹が空いていたのだろう、今まで見たことがないほどの ガッつきよう
もしかしたら、町内のオスの成猫と鉢合わせをして喧嘩し血だらけで帰ってくるかもしれないと想像もしていたが
大きな怪我もしておらず痩せてはいたが無事に帰って来た。
生きて帰って来てくれれば大怪我だろうが血だらけだろうが構わないと思っていたので、元気な姿を見た時には本当に安堵した
ご協力・ご心配をおかけしました皆さん、本当に本当にありがとうございました
ママさんは迷子猫発見への協力をして下さった各機関・ご近所・町内の方にご報告とお礼の連絡を入れ
オイラも心配してくれていた職場同僚たちへのお礼と報告を入れました。
同僚の一人は伊勢神宮へ参りに行くというのでありがたくもオイラには内緒で「 ジルバの無事帰宅 」をお願いしに行ってくれていたのです。
皆が願ってくれていたので届きました
2024年1月1日は一粒万倍日と天赦日が重なる、最強開運日!! 暦の上で最上吉日とされる「天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)」
だったのです。