Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

夜光虫

2012-11-30 21:12:28 | 日常
寒くなって思い出したのが夜光虫


今年の始めに友人に連れられ食事に行った。

夜に友人の車に乗せられて~土地勘のない私はどこを走っているのかさっぱり、お店に着けど街灯もほとんどなく真っ暗で現在地がまったくわからん。
( ココ…どこ !? )

そこは目の前でコックさんが腕を振るってくれる鉄板焼き屋さんでした。 海の幸・山の幸~イイ店に連れてきてもらいました

店を出ると『 ゴォー ゴォー 』と凄い音が…


a : 凄い風の音やな~
( 友人は変な顔をした )

友人 : 風なんて全然吹いてないけど…
( 言われてみれば全くと言っていいほど風なんて吹いていないことに気がついた )

a : なら、この凄い音はなんやねん!? ( なぜか半ギレ )

友人 : アホか…よく目の前見てみろ ( 呆れ顔 )



そう言われ、目を凝らしてよく見てみると
『 海でごわす…』

街灯もないので気が付かなかったがそこには海があり、数メートル先には波が打ち寄せていた。 そういえば潮の香りが。

昼間は海が間近で見られ、水平線が広がる絶景スポットだったのだ。

しかし、海と山に囲まれ育ったにもかかわらず風の音と海の音を聞き間違えるとは何たる不覚…


海を見ていると波しぶきが上がる度に、なにやらキラキラ光るモノが。

あれは何だ?と友人に訪ねた。


あれは夜光虫や。普通は春から夏にかけてよく見られるけど、今の時期でも条件さえ合えば見られるよ。雨上がりのすぐに天気になって数時間すると見られることが多いし、今日はその条件にうまく当てはまったのかも。

おいおい、君は夜光虫( プランクトン )教授なのか !? 一般常識的に夜光虫の発生する条件を知っているのものなのか !?


夜光虫のあまりの美しさに見惚れていたら、『 もっと綺麗に見える場所があるから連れて行ってあげるよ 』と言い車を走らせてくれた。


絶景っすな~ !! ( 某波乗りスポット)

波乗りスポットだけあって風もあまりないのに絶えず巨大な波が打ち寄せていた。 波しぶきが上がる度に海がブルーと銀色に染まり、波と共に光が一斉に駆け抜けるのが見えた。

夜光虫は知っていたがこれほどまでに美しいのは見たことがなく、しばらく時間を忘れ見入ってしまった。 ( おまけに流れ星まで見られました ) 



けれど、真冬の極寒の海は寒すぎでした。 







 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【 いただきモノ 】 (3)

2012-11-29 20:35:52 | 日常
ついに、我が家に【 能面 】が嫁がれて来ました。


我が家も全員モノ作りに器用だが、母方の家系もまた趣味ではあるが特に美術分野において日本画・書道・能面・人形など、多方面から刺激を受けることが多い。



ママさんの弟(叔父 )は趣味で能面を制作している。 すでに趣味の域を超えている気がするが…。


随分前から、叔父の作品を気に入り『 おねだりをしておりました。



能面師によって女系( 小面・村雨・松風・増女 など)や翁系においても同じ題材であっても作り手により全てが別物になる。

そうそう自分の気に入った作品には出逢えないものだ。




良いなぁ~ 良いねぇ~

なんとも背筋がピシッ! とするような気持ちになりますな。


叔父が今度は【 等身大(150cm)の球体関節人形 】を作ったそうな 。 

『 普通の人形サイズを作っても面白くないだろ 』と言うのが理由だ。 しかも2体…。( 保管場所に困りそうだが )

まるで私の好きな人形師 【 四谷シモン 】ではないか !! ( 久しぶりに澁澤龍彦を思い出した )


是非、拝見したいものです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リューター ( 巻き込む )

2012-11-25 02:15:30 | フィギュア
今日はずっとフィギュアの制作をしていました。

集中力も無くなってきたのでここらで終了です。とは言っても、すでに日付が変わってる…

自分の頭の中には完成図があるのに、技術と制作スピードが追いついていかない。 まだまだ自分には足りないっすな…。



昼間、リューターが左手にはめていた手袋を巻き込んだ。

彫刻刀を使う時には左手だけ手袋をはめるようにしている。 ( 勢い余ってよく突き刺さるので )

それを、うっかりリューターを使った時に脱ぎ忘れたのだ。

手元が狂いリューターの先が左手の小指に巻きついた。

『 痛っ!! 』心の中で叫んで声は出ない。

さすがはパワフルリューター手袋を巻き込んでも回転は一向に止まらずグイグイと小指を締め上げていく。

運の悪いことに、その指だけ指輪をはめていた為に指輪もろとも締め付けられ激痛、一瞬で小指があらぬ方向へ曲がりだした。

『 ヤバい、(小指)折れるっ! 』

咄嗟にリューターのスイッチを切るもすぐには止まらないのが憎い。 ( 全ては手袋を巻き込んでから数秒の出来事 )

くっきりと食い込んだ指輪の跡と激痛はあれど、とりあえず小指は折れずにすんだ。  ふぅ~助かった~

パワフルリューターおそるべし… 身をもって学びました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喪服

2012-11-20 21:41:02 | 日常
喪服を新調してまいりました。


今まで使っていたものが数年前に購入したものだったので( 随分、お世話になりました。 )

喪服を着ることなどあってはならない事だけれど、生きている限り避けられないのも事実。

歳をとるにつれ、葬祭事も増えてくるので喪服ナシというわけにもいかず…。



久しぶりに訪れたフォーマル売り場には『 これが喪服なの !? 』というような可愛らしいリボンやフリルが付いた物が多くてビックリ。

『 これが今の流行なのか…世の中よくわからん 』と呆けていたら、売り場のオバ様にロックオンされた。

すかさず近寄って来て『 今日はどのような物をお探しですか? 』と言いながら瞬時に体型を見てサイズを判断。

『 リボンやフリルが付いた可愛らしい物は嫌なので流行のないシンプルな服が欲しいのですが… 』と告げるとすぐに数着見繕ってくれました。

さすがプロですな~


喪服はそう何回も買い替えるものではないので流行のない物が欲しかったのだが、おかげで希望通りの品が見つかりました。

着る機会が無いことを願い。



【 黒い喪服 ・ 白い喪服 】

礼服が黒い色になったのは明治維新の頃、西洋の文化が日本に入って来てからだそうな。( 西洋かぶれなんて話も )

それまでの江戸時代では礼服といえば白色だったそうな。今では黒色が一般的ではあるが日本でもある地域では白色のままだそうな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リューター ( 代品 )

2012-11-19 21:26:35 | フィギュア
昨日、リューターが壊れた。

まだなんとか使えるがリューターが沈黙するのも時間の問題。


こりゃまた痛い出費だ…
とショボクレていたら兄が『 一時しのぎだが使え 』と言ってシャフト付リューターを貸してくれやんした。 有り難いですな~


【 使用感想 】

こりゃスゴイ !! コードにワイヤーが入っているせいか手に妙な重量が掛かるが慣れれば問題なし。回転速度の調整がきかないが削る加減を調整すれば何とかなる。

何より、削るパワーがハンパない。強く押し当てても回転スピードはそのまま維持され止まることがない。削り出された面も以前とは段違いに綺麗だ。

『 今まで使っていたモノは何だったのだろう? 』と思えるほど、なんとも素晴らしい道具だ。


早急に買わなくてもよくなったが、そのうち自分のリューターを買わなくては。

お手頃価格のモノがあればいいのだけれど…。 地道に探すしかないか


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする