ずっと昔に祖父と祖母が住んでいた所へ行ってみた。
その土地に少し用事があったので、ふと思い立って
車を走らせた。
両親が共働きだったので、仕事に行っている間祖母宅にお世話になっていた。
けれど、そこで過ごしたのは4~5歳くらいまでだったと思う。
幼かったといえど、そこで過ごした楽しかった日々は覚えている。
毎日、裏手の
山に登り
クワガタや蝉を捕ったりした。
金柑やアケビなんかも山で見かけては採ったりもした。
子供の頃の田舎の遊びはたいていがこんな感じだったっす
それからすぐ祖母達と一緒に暮らすようになって、その場所を離れた。
祖母宅があった場所は今では親戚の方に土地を譲り立派な家が立っている。
車で走らせていくと…
そうそう!こんな感じだった!!
昔の思い出が蘇る。
今は無くなってしまった祖母宅の前に立ち、景色を見渡してみた。
家の前の道ってこんなに道が狭かったっけ?? こんなに家が建ってたっけ??
道路が狭く感じたのは自分が大きくなったせいだろう、家の密集度が高くなったのは時のせいだろう
同じ場所なのに少しばかりあの頃とは違って見えた。
よく目に付いたのは『 売地 』『 売物件 』と書かれた土地やさびれた建物が周りにあった。
時と共にさびれ風化していく…寂しさの中にも懐かしさを感じる
近くのお寺?は今も変わらずそこにあった。
よく遊んだ
裏山へ続く道は…
草がボーボー!! 途中までしか入って行けん
昔はスッキリしていたのに民家はあるものの今では草が多い茂り途中で断念した。
実は私はここへ来て確かめたい場所があったのだ。
草で行く手を阻まれた先の山の高い場所( この場所で合っているのかさえも定かではない
)に昔は田んぼのような庭のような水を張った良く言えば
空中庭園のような場所があったはず…。
幼い頃、子供だけで探検してたった1~2度行ったか行かないかくらいしかなかったが、水が張りめぐらされとても綺麗でそこから見た景色は今でも忘れていない。
けれど今思うとあの景色は山をかなり登らなければ見れない高さだった。
本当にあの場所( 空中庭園 )はあったのか?
たとえ朽ち果てていても『 そこに確かにあった 』という残骸は残っていないのか?
もう一度見て、確かめたかったのだ。
ですが、荒れ放題のジャングル並みの草木をかき分けて進むチャレンジ精神はなかった。
む…無理っす
しばし思い出の場所を巡り、お寺にいた
ニャンコ( 幼い兄弟野良猫 )を発見し眺めておりました。
可愛らしいな~二匹で遊んでるわ~
近付くと逃げちゃうので一定の距離で
ほあほあ気分 で観察
数十年たっても未だに残る疑問ですが、あの頃の不思議な場所の記憶はあのままがいいのかなとも。
けれど突き止めたい気もするし…。
また面影探しに出かけようと思う