中医学では、主に気血津液(きけつしんえき)つまりエネルギー・血液・体液で人体は構成されており、これらによって生命活動が行われていると考えます。何らかの原因でこれらの流れが停滞したり、病理産物を形成した状態を実証(じっしょう)といいます。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 17:46
気血津液の停滞や病理産物なので、それぞれ気滞(きたい)・血瘀(けつお)・痰濁(たんだく)といいます。邪気の除去を妨げ、症状を悪化させたり、長引かせたりする、酸っぱいもの・粘っこいもの・発酵食品・餅米製品はどのタイプもNGです。 pic.twitter.com/L0F3smMoWS
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 18:28
タイプ別控えた方がいいもの《気滞タイプ》
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 18:38
お腹の脹り、のど・胸・脇の閉塞感・ため息・げっぷ・おなら・イライラなどのある時
◆絶対ダメ
酸っぱいもの・粘っこいもの・発酵食品・餅米製品・消化の悪いもの
◆控えめに
生もの・冷たいもの pic.twitter.com/PG3LSzA4dh
気滞は、気候変化、ストレス、食餌の不摂生、過労、冷え、気血津液の不足、瘀血、痰濁、外傷などで起こります。主に肝の機能失調として現れますが、消化器にも及びやすいので、脾胃を傷つける消化の悪いもの・生もの・冷たいものも控えめに。冷えると代謝がもっと悪くなって詰まるしネ(>_<)
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 18:42
タイプ別控えた方がいいもの《血瘀タイプ》
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 18:49
肌のくすみ、顔色・唇・爪が紫または黒っぽい、血管怒張、場所が固定して触ると悪化する痛みやしこり、血液ドロドロ
◆絶対ダメ
粘っこいもの・発酵食品・餅米製品
◆控えめに
酸っぱいもの・味の濃… twitter.com/i/web/status/9…
瘀血の原因は、冷え、不要な熱、気血津液の不足、気滞、痰濁、外傷などです。シミ、高脂血症、高血圧、子宮筋腫、術後などにも見られます。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 18:52
中医学でいう味は味覚と理論的なものがあり、これは必ずしも一致しません。
お酢はすっぱいですが、血行を促進するはたらきがあるので('-^*)ok
タイプ別控えた方がいいもの《痰濁タイプ》
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 19:03
むくみ・口の粘り・胸がスッキリしない・悪心・嘔吐・大小便の異常・重い頭痛や身体痛・眠気・不眠・うつなど
◆絶対ダメ
生もの・冷たいもの・酸っぱいもの・粘っこいもの・発酵食品・餅米製品・味の… twitter.com/i/web/status/9…
生もの・冷たいもの・味の濃いもの・油っこいものや、甘いものの過食は、脾胃を傷つけて水分代謝を低下させ痰濁を作ってシマウマ。しょっぱいものには潤すはたらきがあるため、痰濁がパワーアップします(T_T)
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 19:06
ドロドロネバネバの痰濁があると、サラサラの正常な体液はうまく循環することができず、局所的に潤い不足になって、のどの渇きを感じることがありますが、水分を摂れば摂るほど痰濁が増えて、もっとのどが渇くので注意しましょう。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 19:08
痰濁があると、絶対がねっとりした感じで厚くなります。口が粘る、歯垢が付きやすい、歯磨きしてもすぐ元に戻るなどあれば、痰濁があるので、水分代謝を促進するお茶・コーヒー・ハトムギ茶・そば茶・ドクダミ茶・コーン茶などを。ハチミツレモンや梅昆布茶などは絶対ダメ~!
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 19:11
気滞・血瘀・痰濁など、自分が作り出した病理産物は、その原因が様々で、寒熱によっても対処方、摂っていいもの、悪いものが異なります。解らない場合は専門家の判断を仰ぎましょう。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月9日 - 19:12
〜古典に学ぶ春の養生〜
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 09:43
・遅く寝ても早く起きる。
・心も、行動も、言動も、そして服装もゆったりと。
・イライラは禁物。受け流すように。
・肌荒れ、イライラには春の野草を。
・酸味少なめ、自然な甘味多めがおすすめ。
・伸びやストレ… twitter.com/i/web/status/9…
五行論では、春は「肝」の季節。肝は、自律神経系を介して血流量や、胃腸機能を調節して、精神情緒の安定にも作用してます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 09:47
春の陽気につられて、肝の機能も高ぶり過ぎてしまうと、血圧があがったり、イライラしたりする。
そこで肝の機能を調節する酸味は確かに重要だけど、肝が自然に昂る季節だからこそ、甘味が大事。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 09:48
甘味というのは肝が抑制する脾を養う味。肝が自然と昂り、脾を抑制しすぎるために消化機能の低下が起きる。だから酸味は少なめに甘味(コメ、芋、まめ、豆腐など)をちょっと多めにするのが良い。
おはようございます櫻井です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 10:19
冷えや除雪で足腰痛めてないですか?
そんな時はシップだけでは良くならないので、体の中から温めて、気血を巡らせて良くしましょう。 pic.twitter.com/Wz4WBCkspe
中医学では刺すような鋭い「痛み」は、「血」のめぐりが悪くなった時に起こると考えられています。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 10:19
血のめぐりを良くすることがとっても大事です。
まずはお風呂で温めて、その後ストレッチを。
食事では冷たいものを避けてにんにく、玉ね… twitter.com/i/web/status/9…
毛蟹はまさに今が旬ですが、体を冷やすので、お腹弱い人や妊娠中の方は食べすぎないようにね。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 10:22
あと、カニと同じく体を冷やす柿は食べ合わせが悪いのでご注意くださいね。あんまりないけどね。
干し柿はOK。 pic.twitter.com/s4LL3rbGPb
中医学では張るような痛みで、さすると楽になるようなものは、「気」のめぐりが悪くなった状態と考えます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年2月9日 - 10:23
お腹が張る、ガスが溜まる、生理前の胸の張りや痛みなんかもこの状態です。偏頭痛など身体の側面に出やすいです。
柑橘類やハーブテ… twitter.com/i/web/status/9…
【疲れている部位で五臓の不調がわかるよ】
— タクヤ先生 (@takuyasensei) 2018年2月9日 - 08:29
目が疲れる、かすむ、ぼやける→「肝」の失調
味覚に異常がある、舌がしびれる、痛む→「心」の失調
嗅覚が低下する→「肺」の失調
耳が聞こえにくい、耳鳴り→「腎」の失調
唇にツヤがな… twitter.com/i/web/status/9…
中医学では、季節には五化(ごか)と呼ばれる特性があるとされ、冬である現在は「藏」する季節、春節から始まる春は「生」ずる季節といわれます。因みに。春の次、夏は「長」ずる季節、土用は「化」す季節、秋は「収」める季節です。 pic.twitter.com/TB0ZP4aZQA
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 20:46
春節の頃から、種子や木の芽は発芽の準備を始め、動物は冬眠から目覚め、繁殖の準備を始めます。冬眠しない人間も、この頃から生命活動のスイッチがONになります。消化・代謝・血行・精神活動をスムーズにする肝の機能が活発になるので、春にウキ… twitter.com/i/web/status/9…
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 20:57
イイカンジにスイッチがONになればいいのですが、春は年度が変わる時期のため、環境変化や新しいことも多く、ストレスを感じやすいため、スイッチが加速しすぎたり、はたまた冬に生命エネルギーを蔵することができてなくて、うまく調節することができなかったりすることも。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:02
肝は五行の木に属し、木々が幹を上に向かって伸び、枝葉を外に向かって広げるように、伸びやかにリラックスした状態を好みます。そのため。ストレスは大の苦手。しかし。将軍の官である肝は、ストレスに弱いくせに頑張ってしまうので歪みが起きて機能失調を起こします。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:06
木は水によって養われるように、五行の木に当たる肝に貯えられた血液は、水に当たる腎の体液によって補われています。ところが。冬にちゃんとストックできてないと肝を養うことができなくなります。肝血や肝の体液の不足があると、肝の亢進を抑制することができす、機能失調の原因となります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:08
木が上に向かって伸びるように、肝のエネルギーである肝気は、足から頭に向かって流れています。肝の機能亢進が起こると、この流れが過剰になるため、頭痛やめまいなど人体上部に不調が現れやすくなります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:10
春にめまいが多いのはこのためです。また。春は風の季節です。めまいは風が木々を揺らすような症状に似ています。そのため、これを内風(ないふう)と呼びますが、内風は外吹く風つまり外風(がいふう)によって助長されます。風とは気圧変化なので、風が吹いてなくても、気圧変化があれば悪化します。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:13
外吹く風・外風は、人体上部を襲いやすいので、めまいや頭痛など人体上部の症状が発症したり、悪化したりします。なので。外風の影響を予防するには、帽子やフードで頭部や首周りを覆うのが大事です。これは通年同じ。今の冷たい北風対策にも効果ありデス(*^_-)b
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:16
肝の機能亢進が原因の頭痛やめまいの場合、上りすぎた肝気を下降させることで症状を緩和できます。生薬では、ほ乳類の化石である龍骨(リュウコツ)、牡蠣(ボレイ)、鮑の殻=石決明(セッケツメイ)、アコヤガイの殻の珍珠母(チンジュモ)、真珠=珍珠(チンジュ)、琥珀(コハク)などを用います。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:23
腎水不足で肝木が養えない、血液や体液不足のめまいや頭痛には、肝気を降ろすのではなく、不足した血液や体液を増やすことがプライオリティ。杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)や婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)がいいでしょう。 pic.twitter.com/ssI0A3V6gg
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:32
手許にない…という場合は。動物性蛋白質をしっかり摂って体を休めましょう。非ヘム鉄を含む植物性生薬に比べ、ヘム鉄を多く含む動物性生薬は血肉有情之品(けつにくゆうじょうのしな)と表現され、情があって補うはたらきが強いとされます。薬食同源なので、お薬がなければ食べればいいぢゃない!
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年2月10日 - 21:35