夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

愛と献身は永く耐え忍ぶ・・・・・論争の彼方に(汝等の敵を愛し、汝等を責むる者のために祈れ)

2020年04月29日 01時17分11秒 | 真理の言葉
緊急事態宣言が地方にまで浸透して来ました。

街も車が少なくなり、パチンコ店、カラオケ店等も閉店しています。

院内に入るには体温測定が始まり、

外来者が急激に少なくなりました。

是ほど静かな院内は今まで始めての事です。

先日はガス滅菌消毒機械の定期点検でしたがメーカーの担当者が

マスク、ガウン等をガス滅菌消毒して再利用出来るのかの問い合わせがあるそうです。

戦艦武蔵を建造した長崎港の香焼の岸壁に

二隻の豪華客船が入港しており、沢山の陽性者が出ています。

スタッフが来月に長崎の大学病院に入院の予定ですが影響をうけるようです。


今月は母の一周忌でありましたが、

コロナウイルスの影響で法事を取りやめ

菩提寺の本堂で塔婆供養を享けました。

住職曰く『檀家の法事が殆ど来年に延期になりましたと!』

お寺さん、先祖さんも影響をうけているようですよ!



純粋の献身について

眠れる者よ起きよ、死人の中より立ち上がれ、

然らばキリスト汝を照らし給はん。
              エペソ書第5章14節

『神よ、もし貴方がこの困難から、私を救い出して下さるならば、私は貴方に命を捧げます。』

というように苦境に追い込まれた時、瞬間に神に献身するということは

内心の何処かに取引をするような考えが動機となっていることがある。


純粋なる神への献身は冷静な、感情を混へない思慮判断の上に立つ精神的行為であって、

むしろ平静な思慮が、感情の爆風によって晦まされているような感激の堆積や爆発以上のものである。


魂の訓練として、真の献身が行なわれる時には、

如何なる人の生命をも、完全に生まれ更らせてしまい、

全然、新しき価値判断を彼に与え、

それによって彼は古い絆と悪しき習慣から解放されることになるのである。


『パウロ』は心が新しくなることによって、

全く新しき人に創り更へられる事実に就いて、

聖書の至る処に書いているのである。

汝の敵を愛せよ

『されど我は汝等に告ぐ汝等の仇を愛し汝等を責むる者のために祈れ、

これ天います汝らの父の子とならんためなり』

愛にも属せず、憎しみにも属せず中間を行く者は

片足を『愛』に、片足を『憎しみ』に置いて生活する者は

愛にも憎しみにも秋波を送って、そのいづれにも縛られるのである。

彼等は地獄にもいないし、

天国にも居ない。

彼等は宙に迷っていて煉獄の中に棲むのである。
 
愛は永く耐え忍ぶ

愛は忍耐である。

嫉妬する敵を、愛をもって接すれば、『嫉妬』は『感謝』に変わるのである。

人の中にある『悪徳』は、充分なる愛に晒される時、『善徳』に変貌するのである。



『光は暗黒に照る。しかして暗黒はこれを悟らざりき。』



『汝の信仰、汝を救えり、安らかに行け。』



『愛』は何人にも悪意を懐かず凡ての者に対して、寛大であり恵み深い『善意』である。







忍辱(にんにく)の功徳・・・・・共に苦難に耐え忍び、がんばりぬくという忍辱の功徳によって災難から逃れる事が出来ると言われています。

2020年04月11日 20時27分37秒 | コラム・人文
廻る廻る季節に万朶の花を咲かせ、風と共に散りゆく。

初々しい若葉が芽生え葉桜と変化し、変化無常である。

その変化無常の奥に一枝に永遠の歓びを托す桜の真心。


東京に息子と娘が生活していますが居酒屋に勤めている息子が5月6日まで休業だと言っています。

経済は人の動きで生みだすものですが、コロナウイルスの出現で

経済的損失と尊い人命の損失が天秤にかけられています。


人間は自然界の生物、植物、鉱物等と置かれた場所を侵さない限りにおいて共生していますが

互いに動物と動物、植物と植物、細菌とウイルス等においても同様なのではないでしょうか。

無意識のうちに互いの領域を侵し、互いに損失を被っているように思えます。

人間、動植物、細菌、ウイルス等が互いに尊重し合い調和することが大切な事と思われます。

此のことによりアンビバレンス的な状況が改善され、

経済的な損失を被らず人命の尊重が守られるのではないでしょうか。

アンビバレンス・・・愛と憎しみなどの強い感情が同時に存在すること。
           同一の対象に向かって、相反する心的態度。


肥沃な土地で蒔かれた種は速やかに生長して美しい花を咲かせますが、

厳しい土壌に蒔かれた『種』は忍耐強くその土壌に堪え忍び、

打ち勝つ以外には美しい花の『種』は枯れてしまうのです。

花を咲かせる為には『愛』という肥料を与える努力を必要とします。

それにはたゆまない『忍耐』が必要であります。


最大の修養は『六波羅蜜』(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧. 布施)の中でも

『忍辱』が第一と言われています。

柔和忍辱心の功徳によって災難から逃れる事が出来ると言われています。

(法華経法師品第十)

柔和忍辱心(にゅわにんにくしん)・・・温順で怒らず耐え忍ぶ心。


弘仁9(818)年の春 弘法大師空海の勧めで嵯峨天皇は

一筆毎に『三寶禮』の真を尽くして御清書なされました

般若心経の写経と空海の祈りにより、満願を迎えずに奇蹟的に疫病が収まりました。

その嵯峨天皇の般若心経の写経は

真言宗大覚寺派大本山大覚寺(京都市右京区)に保存されています。


弘法大師空海は色々と人間味ある人生問題の相談に応じていたようです。

上司との折り合いの相談。(上司を諫めるか、従うかの否か)

昔も今もそうですが、忌憚(きたん)なく善悪を言って人を諫めるような者で、

その家が栄えたためしはありますまい。・・・・・・

それでもなお正義をつらぬきたい人は黙っていられないのです。

道理を通して諫めてしまうのです。

他人を直接いさめることが尊いのは、悪い行為をやめさせて善業に導くからであります。

けれども菩薩が心がける大切な徳目の一つに 『同事』というものがあり・・・・・

仏・菩薩が人々を救済する為に、本来の智慧の光を隠して世にあらわれ、

煩悩の塵にまみれながら人々を仏法に導くというものです。


同事・・・衆生と同じく仕事にたずさわって衆生を救うこと。

弘法大師空海 般若心経秘鍵



神は人間が浄まり、善美なる本性の顕現するのを希望される。


一人一人の生命が失われると云う事は 掛け替えのない尊い神の無限の表現体を失うことなのです。・・・新型コロナウイルスと環境問題

2020年04月04日 20時34分44秒 | コラム・人文
自粛によりめっきり朝の通勤は車が少なくなりました。

コロナウイルスの検体採取が徐々に増えてきていましたが。

此の地域にもついに陽性患者が出ました。

ガス滅菌消毒の部署であるが為にスタッフも緊張感が広がっています。

病棟も面会制限から禁止になりました。

いつもの喧騒が無くなり、静かな院内となっています。


新型コロナウイルスと環境問題

新型コロナウイルスの蔓延の影響が世界的に広がっていますが、

その裏で劇的に地球環境が改善されているようであります。

人の行動等が制限された為に自家用車、飛行機、観光用のバスでの移動、

また工場、商店、飲食店等の生産、経済活動等が制限された結果だと思われます。

一番の影響は個人の自家用車なのではないか思われます。


人の行動等が制限されると二酸化炭素が軽減されると云う実証でもあります。

温暖化と叫ばれる昨今でありますが、美しい霊峰富士山と讃えられる為には

人間の身近な一人一人の行動が大変影響していると思えます。


団塊の世代である吾々の青年時代は、経済発展時であり、

京浜、横浜等の工場地帯等の煤煙、車等の排気ガス等により

空にスモッグがかかり青空が見えなくなりました。

しかし東京地区にディ―ゼルエンジン車の乗り入れ等の制限を課したり、排気ガスの規制等

様々な環境への負荷を改善することにより東京から富士山が見えるようになりました。

今まで環境の保全の為に化石燃料の削減、自然エネルギーの活用等色々な活用を進めて来ましたが

今程、世界的に大気が改善された事は始めてではないでしょうか。

人の活動を自粛、制限する事で、今までは得る事が出来なかった

環境の保全に効果が有ることが実証されたことになります。


このように人間が行動する時に身近な事柄に 

適切に不可をかけると環境保全の効果が劇的に改善されると思われます。

環境問題だけではなく自ら進んで、謙虚に身近な目前の問題に対して

適切に迅速に行動することが大切な事であります。

此の事が他に利益を与え、ひいては自分自身の幸せにつながると思われます。


神は人間を萬物の霊長として、

天地一切のものを霊的に支配する権能を与え給うたのである。

それゆえに、如何なる物も、人間が義しき心をもって生活し、

他を害する心を起こさない限り、自分が害されるということはあり得ないのである。




形は商売であっても『儲ける』目的の商売と『奉公』の目的の商売によってその成敗が分かれる。



あなたの家の幸福は、まことに貴方の和顔と愛語とにあるのでございます。