●五体俳句359・膝9・中村史邦1・2017-11-28(火)
○「膝つきにかしこまり居る霰かな」(『猿蓑』1691)(中村史邦1)
○季語(霰・三冬)(→「芭蕉db」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「芭蕉db」によると「作者は京都所司代与力という役目柄、宮中への出入りが仕事であった。『膝つき』とは、御所の白州でひざまずづくときに膝に当てるうすべりのこと。一句は、膝つきをつけて御所の庭でかしこまっているとあられが降ってきた」との解説。時代劇そのままの光景です。
●中村史邦(なかむらふみくに)(?~?)
○好きな一句「狼のあと蹈消すや濱千鳥」(『猿蓑』1691)2
○季語(濱千鳥・三冬)(引用同上)「アトフミケスヤ」
【Profile】:生没年不詳。尾張犬山の出身で、若い頃には中村春庵と名乗って、犬山藩の侍医であった。その後、京都所司代与力職。 1693(元禄6)年秋には与力を辞職して江戸へ出る。京都蕉門の一人。(抜粋引用同上)
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