○特集俳句344・傾く俳句3・山下美典1・2017-8-18(金)(原寸)
○「鰯雲空に傾斜のありにけり」(『龍彦』2017)(「ホトトギス」平成二十八年二月号巻頭)(山下美典1)
○季語(鰯雲・秋)(→「巻頭句俳人紹介(ホトトギス)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:遠近に浮く鰯雲を詠んだ句であると判断しました。近くからだんだん遠くなる鰯雲の様子を「空の傾斜」と詠んだのです!。あくまでも[Hakoniwa(^ι_^)ゞ]の鑑賞です。
●山下美典(やましたみのり)
○好きな一句「レモン齧り朝の五感を落着かす」2
○季語(レモン・秋)(「俳句四季201609」より引用)
【Profile】:1928年、大阪府八尾市出身。父は俳人の山下豊水。同志社大学法学部卒業。1971年、→高浜年尾に師事。1988年「ホトトギス」同人。1991年「河内野」4代目主宰。日本伝統俳句協会評議員。『花彦』により第6回文學の森賞準大賞受賞。
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山下美典掲載句
03舟往き来運河は寒き鉛色(寒し・三冬)〈色彩・鉛色〉2017/12/6
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