●特集俳句412・初物俳句1「初富士」・大谷碧雲居3・2019-01-05(土)
○「初富士の夕栄もなく暮れにけり」(『碧雲居句集』1936)(→大谷碧雲居3)
○季語(初富士・新年)(「俳句201308」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:新特集は「初物俳句」。今年はじめて富士山の山容を拝む。それにしてもどんよりと曇った初富士。夕映えもなく暮れていく。しかし富士は富士。ありがたや<(_ _)>。
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■Pickup「冬・新年の富士山俳句」8句
01「煙にもすすけず白し富士の雪」(斎藤徳元)( 雪・晩冬)(『犬子集1633』)(好きな一句)
02「富士といふ大埋火が雪の中」(長谷川櫂)(埋火・三冬)(『沖縄2015』)(特集俳句158地名俳句2)
03「一月やわが蒼茫の富士の空」(森澄雄)(一月・晩冬)(『蒼茫』2010)(特集俳句159地名俳句2)
04「初夢や富士山麓に鸚鵡鳴く」(透次)(初夢・新年)(『残光』2015)(三色絵俳句208)
05「初鴉富士の白さをとびゆける」(嶋田一歩)(初鴉・新年)(好きな一句)
06「表富士海まで枯れをひろげたり」(高橋克郎)(枯れ・三冬)(次元俳句313表1)
07「日本の富士にまずさす初日哉」(大町桂月)(初日・新年)(好きな一句)
08「初富士の夕栄もなく暮れにけり」(大谷碧雲居)↑
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