●五体俳句394・身体17・谷下一玄1・2018-8-28(火)
○「総身に受く新涼の風の量」(谷下一玄1)
○季語(新涼・初秋)(「俳句界201309」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:長く耐え忍んできた灼熱の風。まだまだ残暑の日が多いが、ふっと秋を感じる風が吹く日もちらほらでてきた。そんな日は「総身」で「新涼の風」を受ける。
●谷下一玄(タニシタイチゲン)
○好きな一句「弥陀ヶ原闇を均して地虫鳴く」2
○季語(地虫鳴く・三秋)(引用同上)
【Profile】:1928年大阪府堺市出身。1951年「半夜」入会。「半夜」4代目主宰。関西現代俳句協会顧問、大阪俳人クラブ常任理事、堺俳人クラブ会長、堺自由の泉大学講師、セブンカルチャー鳳俳句講師。
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■Pickup「新涼・秋涼し(初秋)」7句
→「池の面の風に乱れて秋涼し」(吉田冬葉)〈五感99・涼感2〉
→「新涼や横笛に五指ゆきわたり」(津久井紀代)〈好きな一句〉
→「新涼の青ことなれる竹の幹」(吉野義子)〈色彩188・青20〉
→「オカリナを聴く新涼の石畳」(大澤久子)(『ユーカラ(2010)』)〈特集243・楽器2〉
→「新涼の碧き畳に遺る聲」(透次)(『接岸(2017)』)〈挿絵俳句294〉
→「新涼の山行く双手魚のごとし」(鳥居美智子)(『俳人協会自註句集』)〈五体295双手〉
→「総身に受く新涼の風の量」(谷下一玄)↑
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