●色彩俳句067・赤07・菅裸馬・2011-12-21
○「枯木びつしり囲む明治の赤煉瓦」(菅裸馬01)
○季語(枯木・冬)
【鑑賞】:枯木に隙間なく囲まれている明治時代の赤煉瓦の建物。作者は秋田市の出身。秋田市には「赤れんが郷土館」がありますが、そこを詠んだ句でしょうか。
○菅裸馬(すがらば)(1883~1971)
○代表句「凍鶴を風或ときは疾く過ぐる」02
○季語(凍鶴・冬)
【Profile】:秋田県秋田市生まれ。東京高商卒業。古河鉱業、同和鉱業役員を経て、東京電力社長その他各会社の役員を兼ねた。中学三年頃より俳句に親しみ、秋田魁新聞への投句が初学。→内藤鳴雪・→高浜虚子らと交わり、1920年、→青木月斗の「同人」創刊に参加、その後同誌幹部同人として重きをなし、月斗没後これを継承主宰した。実朝忌を提唱し、俳句界にこれを広めた。
●菅裸馬のお孫さんの長瀬達郎様よりメールをいただきました。ありがとうございました。文面を紹介させていただきます。(透次)
『平成23年7月に「俳人菅裸馬」(角川書店)を出版しました。裸馬の173句と彼の人生が描かれています。』『拙著「俳人菅裸馬」は来年1月17日に600冊の増刷となりました。 読んでいただいた方からは、プロの方もアマの方からも高い評価のお言葉を頂いております。 もし目に触れることがありましたら、是非お目通しを頂ければと思います。 透次さまのますますのご発展、ご健勝をお祈りしております。 良いお年をお迎えください。 長瀬達郎 』http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106080657/subno/1
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菅裸馬掲載句
03秋分の正午の日ざし真向にす(秋分・仲秋)〈次元・二十四節気〉2018/9/23
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