●特集俳句0135・天体俳句04=太陽・湊楊一郎・2013-07-19(金)
○「太陽を一撃してころがるタクト」(湊楊一郎01)
季語(無季)
太陽に向かってタクトを投げる タクトは太陽を一撃してから壇上に転がった すでに音楽は消え タクトは切られた蜥蜴の尾のように ぴくぴくと動いて そして動きを止めた
○湊楊一郎(みなとよういちろう)(1900~2002)
代表句「夢はただ藪をぬけんとする牡鹿」02
季語(無季)
1月1日に生まれ、1月2日に102歳で亡くなった俳人。北海道小樽市生まれ。弁護士のかたわら、1931年、松原地蔵尊らと俳誌「句と評論」を創刊。戦後は、「俳句評論」「羊歯」などを経て、「再会」を創刊。1946年、→栗林一石路、→石橋辰之助、東京三(→秋元不死男)、→富沢赤黄男らとともに、新俳句人連盟を設立。1990年 現代俳句協会大賞受賞。
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