●色彩俳句0130・透明06・堀麦水・2013-05-22(水)
○「卯の花や彳む人の透き通り」(堀麦水01)
季語(卯の花・夏)
この句の「卯の花」は豆腐の「おから」の方ではなく、「ウツギの花」です。暮方の山道の脇に白い花が浮き上がります。かたわらに佇む人の身体も透き通るようです。
○堀麦水(ほりばくすい)(1718~1783)
代表句「石を出る流れは白し花薄」02
季語(花薄・秋)
江戸中期の俳人。金沢生れ。俳諧は中川麦浪、和田希因らに師事。伊勢、京都などへ行脚しながら俳諧師としての実力を養成した。卑俗を拒んで貞享期の蕉風に傾倒した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます