私たちが暮らしているこの世界は
思考偏重になり過ぎているのかも知れません。
この世界では
ものごとの効率化が優先され
理論化や数値化できない大部分のものが
切り捨てられてしまっています。
そして
人のあり方においても、思考が尊重され
人が持っているその他の部分
~優しさや思いやりといった感情や、健康的な肉体~
は、おざなりにされがちなのかと思います。
他方
人の身体は
必ずしも思考が優位に働いている訳ではありません。
それは
思考を用いて、自分をコントロールしようとしても
感情や肉体が言うことを聞かない…
ということが起きることから分かります。
仮に、感情を上手くねじ伏せることができたとしても
その影響で、肉体が悲鳴を上げる(=病気になる)こともあります。
そして
自分の気持ちが病気を作ったということに気づかずにいると
病気が中々治らなかったり
あるいは
病気と闘ってしまい
(そうなると、意識が余計に病気に向かうので…)
逆に病気を強く引き寄せてしまったりします。
感情で起こったことは感情で、肉体で起こったことは肉体で
解決しないといけないのかも知れません。
わたしたちは
ときには、思考が優位に働くことをストップさせて
思考以外の部分に対して
素直に耳を傾けた方が良いのかと思います。