ポーランド語の小原先生が10年越しで訳された本です。分厚い本なので、毎夜眠る前に少しずつ読みました。去年、ウッチでの2ヶ月の滞在でユダヤ人のかってあった生活を少し垣間見ました。そんなことがあったのでポーランドのそこここにあったユダヤ人の街をイメージ出来ました。ウッチの広大な苔むしたユダヤ人墓地をアグネシカさんと歩きました。かって沢山のユダヤ人がいたことは確かですが、もはやそこを訪れる家族は今はいません。彼らは殺されたり、それぞれ逃れて生き延びたりしたのでしょう。この夏、帰りの飛行機でイスラエルの若い女の子に出会いました。彼女のおばあさんは、ポーランドに住んでいたと言ってました。どこかのシュテットルに住んでいたに違いありません。