週の大半を故郷の前橋で過ごすことに決めました。歩いてていても、買い物していても、それがとても居心地がいいのです。子供の時、冬になると電線が鳴るほど風が吹きました。春先は、乾いたほこりが舞いました。さほど良い思い出もない故郷は帰るところにあるまじやと思っていました。人生後半になり、母と伯母の世話で前橋で過ごすようになりました。あら、悪い町ではなかったのねと思い始めたのです。山も川も雲もきれいです。年寄には程よいまちです。好きなことをして楽しむことに決めました。一人でなるべく頑張ろうと、決意を新たにしたのです。人生お終いの時、悪くない人生でしたと思えたら最高。できるかな?
という訳で、私は故郷の川にもどりました。