ゴルフ三昧のシルバーエイジ

歯肉がんと悪性リンパ腫と二つのがんを克服し、現在はゴルフ三昧と旅行、家庭菜園を楽しんでいるシルバーエイジの日記

新たな癌が見つかった

2011年08月10日 12時57分45秒 | 悪性リンパ腫(発見)
<<新たな「がん」が発見される>>
【2011年4月】
04.01(金)歯肉がんの経過観察の検診日
・3月1日にPETの撮影を行った結果を聞くことと、口腔と首周りの診察が本日の検診メニューである。
・今日は、長男の就職先への初出勤で、私も仕事の内容が変わり、第二の人生が始まる記念すべき日になるはずだった。
・そんな楽しみにしていた大切な日が、PETの結果によって、最悪の日になってしまったのである。
【内容】
・検診は、いつも口の中を診て首周りの触診をして終わりなのだが、今日は主治医がPCに向かったままで、次回予約日の話をしない。 
 少しして、「ちょっとこちらに来てください。」と声をかけられたので、診察台からおりて主治医の方へ近づくと、「PETの結果がですね~、胸に何かが写っていて、少し問題がありそうです。」PCに向かったまま、私にそう説明してくれた。
「・・・・・」
・去年と今年の映像を画面の左右に並べて、見せてくれたが何か違いがあることは判ったが、何処にどんなものかあるのかは、良く判らなかった。
・説明によると胸と言っても、肺の腫瘍ではなく胸腺腫と言うことだったが、私には初めて聞く言葉(臓器?)なので「肺がんではないんだ」とほんの少し気持ちのゆるみがあったと思う。
・PETの報告結果によると「胸腺腫」が疑われ、1年間で成長していることから悪性(胸腺がん)の可能性があるとのことだった。

【呼吸器内科】
・胸と言うことで、呼吸器内科を紹介されて、内科の受付へ行って、口腔外科でもらった用紙を渡すと、しばらくして「13:20に予約を取りました」とのこと、現在11時少し前なので、2時間以上の待ち合わせとなる。

・30分ぐらいだろうか、気持ちのやり場に戸惑いながら、内科の待合で呆然としていた。 待つしかないので、とりあえず食事をして、コーヒーでも飲んで、落ち着こうと、自分に言い聞かせ、院内のレストランへ向かった。ショックのせいで、殆ど食欲はなかったので、ラーメンにした。大好きなラーメンなのに、「口に入れ、飲み込んだ」の表現が合っている状態だったと思う。

・予定より、15分前に診察室へ呼ばれた。 若い先生だった。(少しだけ心配・・ )

・PETの映像を見ながら、説明をしてくれたが、大動脈にくっついていることから、組織検査するための針がさせないので、開胸手術で組織を採取するということだそうで、手術のためにCTをとることになった。

結局、その日は造影剤を点滴し、CTを撮っただけなので、不安だけがくすぶりつづけて、帰宅することになった。


04.06(水)CTの結果を元に診察日
・胸腺腫のキーワードでネット検索、胸腺腫の説明だけで、少し落ち着き、胸腺がんの記事で落ち込んでの日々が過ぎ、診察日を迎えた。
・診察日は、私と同様に心配で一杯の妻も会社を早退して私と同行することになった。
・診察は若い先生が、CTの結果報告をもとに、胸腺腫ではなく、胸のリンパ節が腫れている状態と診断しているとのこと、呼吸器内科の先生は肺がんが専門らしい。PETの結果とCTの結果では肺に怪しいものはない。しかしリンパ節の腫れ、そしてPETの結果をもとに悪性腫瘍の可能性が極めて高いとの診断結果である。
・リンパ節にがん細胞となると、転移したもの、転移といえば6年前の歯肉がんが原因?
・6年も前のがんが転移ということになるのだが、6年も前のがんが転移して、今頃成長することは、可能性は低いが無くはないらしい。
・5年以上経てば、完治したと言うのは、転移があまりないから、そう言われていることで、絶対的な根拠ではないと言われ、覚悟をしなければならないのかと言う気持ちになった。
・リンパ節転移となれば、全身への転移と考えるのか? 先生には怖くて聞けなかった。
・腫れているリンパ節を切り取れば、治るのでは?の質問 ・・・医師の答えは、抗がん剤しか治療法がないと、きっぱり否定。

・呼吸器外科の指示で、最後にもう一度CTを撮ることになったが、理由として、手術はリスクが高く、もし少し経って、腫れが小さくなっていれば、手術を見合わせて経過観察すると言った、慎重を期するためらしい。(私としては、何かの間違いである可能性もと期待をしてしまう。)
⇒のちに、これが治療を遅らせる要因になったことは否めない。さらに数日して、報道があり、生検手術で大動脈を傷付け、出血多量で死亡した医療事故が、この大学病院で発生していたことを知った。 (・・本当にこの病院で大丈夫か? と真剣に悩んだ。)

04.25(月)再度CT撮影
・手術を判断するための念のため小さくなっていないかを確認する)CTを撮影した。
・今回のCTは造影剤を入れることなく、簡単に終わったので、少し心配になって確認をしたが、「今回は造影剤はなしです。」の返事だった。(「依頼内容にはないので、理由は私にはわかりません。」と言いたそうな顔をしていた。)

04.27(水)呼吸器内科での診察
・再度のCT結果を元に、ようやく最終診断と言うことで、ようやく今後のスケジュール判るのかと、妻も同行することになった。
・呼吸器内科での診察では、結局、大きさは変化がなく、組織検査のために手術をして組織検査を行うことで決定となった。 そこで、呼吸器外科の受付へ回された。(大きな病院はそれぞれの科で受付をしなければならないのが、時間がかかってしまうことの一つの要因となっている。

・呼吸器外科の受付へ行くと、受付の女性が「来週以降で何処が都合よいですか?」と言ったので、希望する手術の日を申告するんだと思ってしまったので、つい「手術の日付ですか?」と尋ねると、「いえいえ外科の先生の診察日の予約ですよ。」ということで、一番早い翌日の28日を予約した。