僕が現役の最後の頃、一番ご贔屓の女優はホマキこと堀北真希だった。
僕は誰よりもミーハーだと自認している。
学生の頃は天地真理のファンクラブに入り、東スポ時代は荻野目洋子のファンクラブに入っていた。
一時は女子ゴルファーの岡本綾子の追っかけになり、ファンレターを送っていたら、カメラマンに岡本から託されたバスタオルを頂いたこともある。
アメリカの岡本から手紙を貰ったこともある。
話が逸れた。
東野圭吾のベストセラー小説「白夜行」にホマキが主演。関西にキャンペーンに来ることになった。
芸能記者をしていた僕は張り切りました。800ページを超える文庫本を1週間で読み切った。
そして来阪の時を迎えた。
目の前に見たホマキは輝くように美しかった。
何かを聞こうとしたが、緊張で言葉が出なかった。
もう一度、舞台「ジャンヌ・ダルク」で来阪した。舞台は梅田芸術劇場で観賞した。
PR会見があったが、その時も見とれて何も聞けなかった。
退職してからもファンだった。
わざわざ東京まで舞台を見に行ったほどだ。
朝ドラ「梅ちゃん先生」の時、暮れの紅白の紅組司会者はホマキだと確信した。
そこで原稿にし、東スポの後輩Fに送った。大きく掲載され原稿料を頂いた。
惜しかったのが、ホマキの結婚スクープ。
さすがにもうファンクラブに入るほどアホではなかったが、ファンクラブ解散の情報を得た。
そこでまたFに「ホマキ、桜井翔と結婚!」の原稿を書き送った。当時ホマキは桜井と付き合ってると言われていたから。
さすがの東スポも裏取りできず、原稿はボツになった。
しかし、相手は山本耕史と違ったが、すぐに結婚が発表された。
Fとは「幻のスクープやったな」と悔しがった。
そんなホマキも芸能界を引退し、今や二児の母。
幸せを祈るのみだ。