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網膜変性症

2012-12-13 00:15:38 | チョビ:体のこと
『網膜変性症』

今月初め、チョビたんに宣告された病名です。





おや?と思ったのは11月も末に近づいた頃、
お散歩から帰ってチョビたんの足を洗い、玄関~お風呂脱衣所界隈に放って
ちょっと待っててね』
と私は玄関ポーチに出しっ放しになってた
下駄箱に片付けておりました。

そしたら


ドシャッ


振り向くと、私に近寄ろうとしたチョビたんが玄関ポーチに落ちてました
普段階段程度の段差も絶対自分では降りないチョビたんが
人の膝丈ほどもある我が家の上がり框を自ら降りるワケがありません。

その時は

トビたんッ!大丈夫!?

とビックリしながらも、も~ドジたんね~ と軽く考えていました。
足腰チェックをしましたが、特に痛がる様子もなかったので
そのままスルー。

そして10日ほど後、外出から帰宅した私が1F寝室のチョビたんハウス
(以前は玄関にハウス設置してましたが、あまりの寒さに現在は狭い寝室に無理矢理設置しています)
からダッコで2Fのリビングに連れて行き、床におろしたら…


ひゃー!ひゃー!


いつもはいち早く床に降りたがってお留守番ご褒美のおやつをねだって
くるくるとまわるのですが、
悲しく泣きながら一歩も動けません。


これはッ!玄関落下時にどこか痛めていたのかもッ
すぐにかかりつけの獣医さんに連れて行きました。

と…


いろんな検査や行動パターンを観察した後、

『目が見えてませんね』

確かにあまり目は良くないとは思っていましたけど
  それは加齢に伴う白内障によるものですか?

『いえ、違います!眼科専門の病院で診てもらう事をおススメします!』

………



帰宅後すぐに東中野の工藤動物病院に電話予約
幸い翌朝すぐに予約がとれたので朝イチで診ていただきました。



今まで経験したことない色んな目の検査及びレントゲンの結果。

『網膜変性症ですね。
 もっと早く来られればねぇ…
 多分発症してから1年は経過してると思います。』

早いと治ったんですか!?

『サプリメントや投薬で症状を緩和する事ができるんです。
 この子の場合、目の栄養を運ぶ血管がもうすっかりなくなっちゃってますから…
 残念ですが、お大事にしてあげてください。』


………  ぅうッ


そういえばッ!


1年ほど前に耳が遠くなったと感じたのは……
名前を呼んでもあらぬ方向を向いたりしてたので
のみを疑ってしまったのですが……
目も…だったのか。。
チョビたんは確実に信号を出してたのにね。
気付けなくてごめんね。


チョビたん12歳。
遅かれ早かれ、そろそろ加齢による白内障で目にくるかも。
とは思っていましたが、
別の病気でしかも気付けなかったのが口惜しい
少しずつ見えなくなってゆき、
完全に盲目になったのは12月に入ってからのようです。
そうなってからやっと気付くなんて。。。
ごめんねチョビたん。



でも
症状としては見えないだけで、痛くも痒くもないんだとか。
命に別状ないのが幸い。
容姿もまるで変わらず。



じっとしてると見えてないのがウソみたいです。
ヒーヒー泣いたり壁にぶつかりそうになったり、
トイレの失敗が増えたり、
とってこいができなくなったり、
ご飯器の位置がわからなかったり、ヨロけたりしてますが
日を重ねる毎に少しずつ慣れつつあります。
エライぞチョビたん!すごいぞチョビたん!



こんな光景↓を見るとちょっとせつなくなりますが



在宅時はほとんどこの場所におかーたんがいるからね。
でも今はそこに居ないよ…

ん?

だいたいの位置関係を把握していながら
チッチをまるでトンチンカンな場所にしちゃうのは何故だ?

………

まいっか。
新しいのに変えようと思ってた絨毯、このままにしとくから
思う存分粗相したまえッ!



ガウリンコであまりふれあいを好まなかったチョビたんが
失明後触られ好きに変貌しつつあります。
私の手やら足やらやたら舐めるようになりました。



視覚的恐怖から解放されたせいなのか、
見えないから触れ合う事で確認しているのか…
いずれにせよ、飼い主との関係は以前よりかなり良好(笑



散歩にもチャレンジしましたが、怖がって1歩も歩けず

もともとそんなに散歩好きじゃなかったしね。
お互い少しずつ色んな事に慣れていこうね。





フィラリア検診時とワクチン検診時
年に2回の軽い健康診断では発見できません。
遺伝的素因によるものらしく、防ぎようもありません。
ん?
と行動に小さな異変を感じたら
みなさま早目に眼科専門医に診てもらってくださいね。