明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

酒のツマミ話(13)ワクチン接種2回目が終了しましたぁ!

2021-07-25 21:22:26 | 今日の話題

1、ワクチンを 打ってみて知る 有り難み  天国の母に 僕元気だよー!

とまあ、副反応のない健康な体に産んでくれた母に、嬉しさのあまり「思わず1句」でした。とにかく1回目の時も色々と悪いことを予想してネガティブになっていた私ですが、今回2回目を接種するに当たって、またしてもネットでの記事が心をよぎりました。厚労省の発表によると、ワクチン接種後に死亡した人が71人もいるというのです。これは只事ではない。全体で言うなら許容範囲とでも言うのでしょうが、万一運が悪く当たってしまった人には「それで一巻の終わり」です。果たして私の運は、良いのか悪いのか?

と言うことで、私はまたしてもネガティブ迷路にハマりかけたのである。こういう心配は、いくら考えても答えが出ないのだ。人生では、考えても答えが出ない場面に幾度となく出くわす。その問題を避け、自分を無関係な立場に置ければいいが、大抵は今回のように「それを受け入れなければ前には進めない」場合が殆どである。答えがない以上、結果を待つしか方法はない。吉と出るか凶と出るか、結果は放っといても「1週間後」にはやってくる。ああ・・・

結局の所は私の年齢が70歳を過ぎており、「今更死んでも、早過ぎるってことは無い」という漠然とした「自覚」が決め手だった。人生残り少なくなって、もう何も思い残すことは無い、ってくらいに「ほぼほぼ満足」なのである。そりゃあ若い頃には詩人を目指したりピアニストに憧れたり、はたまた美しい女性に恋焦がれたりした時期もあるにはあるが、それも全ては「忘却の彼方」に過ぎ去って行った。今残っている唯一の希望は、ゴルフで「何とか250ヤード飛ばしたい!」と言う、「実にどうでもいい願い」だけである。こんな老人が一人ぐらい死んだって、世間にとっては「どうってことない」じゃ無いか。・・・こう思った時、心に溜まっていたモヤモヤや不安は雲散霧消した。

ネガティブな気持ちは、考え方一つでどうにでも変化する。もし皆さんが「どうしてもやり残したことがある」とお考えなら、ワクチンを打つのはリスクであろう。だが、何もやり残した事がないにも関わらず「何となく怖い」と考えているんだったら、申し訳ないが「あなたは決断から逃げているだけ」と私は思う。まあ、それもあなたの自由だけど。

2、東京オリンピックの楽しみ

ここへ来てオリンピックが、俄然人々の注目の的になっている。テレビはワイドショーも何もかも、日本人選手のメダル獲得情報一色だ。だが私は開会式も見なかったし、柔道や競泳も全然興味がない。唯一テレビで中継を見たのが、「卓球」の混合ダブルスである。試合は伊藤美誠チームが苦戦の末に辛勝したが、巨大中国卓球王国に「果敢に挑戦する」彼女には私は大変に期待している。そして女子ダブルスの「平野美宇」には、代表選考大会に敗れて涙を流す姿を見てからというもの、「おじさん」的感情が入ってしまい、毎回「熱烈応援」である(お恥ずかしい限りだ)。こないだテレビの解説を聞いていたら、選手はボールに印刷されたメーカーのロゴを見て「回転数」を判断してるという。まあ実績のあるレジェンドが解説してるんだろうから、素人が一概にどうこう言える問題ではないのだが、1秒間に140回転もする高速ボールの印刷されたロゴを判断する、と言うのは余りにもウソっぽい(マジ、ウソだろ!)。まあ、そういうところも含めて、狭い台上で「超人的反射神経の究極のバトル」が繰り広げられていると思えば、「卓球の奥深い魅力」も大体想像がつくと言うものである。はっきり言って、卓球は伊藤美誠と平野美宇に「金メダル」で決まりだぁ!

3、ゴルフはどうなの?
今回の東京オリンピックは、正直言って「大して興味がない」。唯一畑岡奈紗だけは、前回全米オープンで笹生に優勝を持って行かれたので、リベンジの意味も含めて「金メダル」を取らせてあげたい(日本人の気持ちを代弁した)。男子の方は誰が出るのかよく知らないが、誰が勝ってもそれほど意味がないと思っている。大体、プロスポーツとして賞金がかけられて、多くの選手が職業として覇を競っている世界において、賞金もないアマチュア競技にプロが出るのは如何なものかと思う。それに前回リオで金メダルを取ったジャスティン・ローズが、現在フェデックスポイントで109位に低迷していること自体、金メダルが必ずしも「世界一」と言うわけではない、というのが現状である。もし世界一を決めるのであれば、出場資格に「国別制限を加えるのはナンセンス」と思う。実際、ゴルフ界での世界一を決める意味では「4大メジャーのグランドスラム」と言うのがあるし、直近の評価では毎週行われるツアー競技の成績によって「フェデックス・ランキングやロレックス・ランキング」が決められている。これはテニスも卓球も同じような仕組みが導入されていて、大概のスポーツで世界ランキングが採用されているから、誰が世界ナンバーワンなのかは瞬時でわかるようになっている。だから私は、そのランキングで1位を取ることが、選手に取っては「最高の目標であり、最高の結果」だと敢えて言いたい。

何も金メダルや国民栄誉賞などもらう必要は「全然なくて」、選手にとっての最高の栄誉は「そのスポーツで1位になる」事以外にはない、と私は思っている。勿論、マイナーな競技の選手にとっては、オリンピックでの金メダルと言うのは「滅多にない晴れ舞台」であろう。ましてや、自分の母国で行われるオリンピックという「国別対抗戦」において、金メダル獲得競争にメダル数1枚を「貢献する」と言うのは身に余る栄誉だとは私も思う。しかし、大多数の人々がオリンピックの時だけ「メダル獲得数」のために興味を抱く競技って、何だろう?(例えばクレー射撃とか・・・あれっ、そんな競技あったっけ?。前回の東京では「あった」と記憶しているが・・・)。何もそんな目的のために興味を持ってもらわなくても良いではないかと私は言いたい。本当にそのスポーツを愛し、そのスポーツに鳥肌が立つ感動を覚えるファンの為にこそ、選手というのは「全身全霊」を傾けるものである。スポーツというのはそういうものではないだろうか。何も日本の金メダル数が何個だとか、そういう「下世話な目標」は、スポーツには馴染まないのである。

で、東京オリンピックのゴルフであるが、開催コースは霞ヶ関カンツリー倶楽部と言う「埼玉県の川越市のゴルフ場」で行われるというのを皆さんは知っているだろうか。ここはトランプ前大統領が来日した時に、安倍前首相が松山英樹を呼んで接待ゴルフをした、というので有名なんだそうだ。「何だよ、政治家の接待ゴルフ場じゃん!」、と私などは思ってしまう。海外メジャーでは「パブリック」で行われることもあるっていうくらいに人々に愛されているゲームなのに、日本じゃまだまだ「お偉いさんの接待用コース」でオリンピックを開催する、というのが物悲しいじゃあアーリませんか。これじゃあますます、オリンピックのゴルフに興味が失せてきた。まあ畑岡奈紗には何とか頑張ってもらって、金メダルで盛り上げてくれれば御の字であろう。ちなみに私は、8月に行われる全英女子オープンの方が楽しみである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿