1、読書
最近ゴルフ仲間のSN氏が物凄い勢いで本を読んでいることを知ってその読書量に啓発され、遅まきながら私も本気で勉強しようという気になって来ました。私ももう75歳、残された時間を考えると「1分1秒も無駄に出来ない」んです(ちょっとオーバーだが意気込みは字句通りやる気満々です)。
そこで毎日のスケジュールを読書中心に考えて、少なくとも毎日100頁は本を読むことを計画しました。内訳は、平安時代以前の資料本と中国の歴史書と漢詩・和歌本などです。そしてちょっと勉強に飽きた時のためにエンタメ系を一冊ですかね。例えば永井荷風とか島崎藤村とか、或いは洋書なんかも良いと思います。これをランダムに1週間1冊のペースで読んでいくことにしました。はっきり言ってテレビを見る時間など皆無です。
しかしこれから何十年も命に余裕がある若者ならいざ知らず、あと10年いや5年位しか寿命は残っていない私はどうしたらいいんだろうって悩みます(残念ながら脳梗塞を患ったこの10年は、リハビリにかまけて勉強が疎かになっていた)。だから無駄に過ごした時間を取り返すべく必死になって勉強して、ひたすら知識を得ることに「貪欲」になろう、と考えた訳です。そんな風に頑張っていれば少なくとも死に臨んで後悔するということは無いんじゃないか、と思っています。勉学、日々是好日ですね。
ちなみに今私が選んでいるのは大橋俊雄校注「法然上人絵伝(上下)」と森三樹三郎著「梁の武帝」それに「中国名詩選(中)」の三冊です。去年から挑戦している世界的ベストセラーの Anthony Horowitz 著「MAGPIE MURERS」も継続して読んでいまが、こちらの方はちょうど今、ようやく二人目の殺人が起きていよいよ話が急展開し始めたところです。やっぱミステリーは、誰かが死なないと面白くないですよね。
2、離婚の許可
この前、行列のできる相談所で夫がDVの恐れがあるとして妻が離婚を申し立てた場合認められるか?というので、弁護士がそれぞれ意見を述べていた。現行法では色々あると思うがそもそも法律で「両性の合意のみ」によって結婚が認められると言っていながら離婚については「片方が了承しないと離婚出来ない」というのは不思議の一言だと私は思っていました。つまり、お互いが「結婚したい」と思うから結婚しているわけで、結婚成立&維持の要件は「お互いがそれを望んでいる」からだと言える訳です。片方が「もう一緒にいるのは無理」と思ったらその時点で結婚は「すでに要件を満たさない=破綻している」筈なのだ。
つまり私の離婚の理解は、一方が離婚したいと思えば「相手方の了解なしに」すぐさま離婚できる、です。これ世界の常識じゃないでしょうか。
そんなことしたらめちゃくちゃ離婚が増えて大変な事になるじゃないか!と世の男性型からお叱りを頂きそうだが心配は要らない。既に破綻している仮面夫婦はサッサと離婚して新しいパートナーを見つけ、新しい人生に再出発したほうが余っ程社会の為子供の為だし、さらに言えばストレスが減って健康にも良く、幸せが社会に満ち溢れること請け合いでしょう。少子化対策にもなって社会全体が活性化すると思いますよ、知らんけど。
3、激安食堂
テレビ番組で人気の食堂コンテストをやっていた。日本各地にあるコスト無視の激安価格でこれでもか!っていう大盛り料理を提供して大人気の名物食堂をルポする番組である。主人は客の喜ぶ顔を見るのが嬉しくってやめられない、とかなんとか言って顔をほころばせるが私に言わせれば「単に施しをして悦に入っている」だけのことじゃないでしょうか。原価何千円もする大間のマグロを惜しげもなく丼に山盛りにして客に安価に提供するというやり方は、本人は道端で乞食にお金をバラまいているお大尽気取りで気分が良いかもしれないが、これはもう商売とは言えないレベルの話だと思う。まあ、人生に他に何の目的も見つけられずに行き着いたのが「立派で価値あるマグロを、タダ同然で配る食堂」というわけだ。せっかくのGDPを溝に捨ててるようなものである。何も法外な値段を取れといってるわけじゃない。適正な仕入と適正な賃金の労働に適正な利潤を加えて「それ相当の値段」で提供し消費を回さなければ、結局まわりまわって「真面目に働いている」ものが馬鹿を見る社会になってしまうのである。客は自分の財布と提供された値段を見比べてこれなら良いと判断したものを注文して食べる。別に高くて生活に困ってるという訳でなければ、それはそれで満足するんじゃないかな?。普通に売って、普通に払えば良いだけの話である。何の不思議もないごく当たり前の街中の光景だ。そんな安定した循環社会で一人手前勝手なコスト無視の激安食堂を出せば、みんな「ラッキー!」と言って大喜びするのは当然だろう。人間の「さもしさ」がモロに出たしょうもない話である。
私はこういう経営者を「社会の調和を乱した罪」で逮捕し、罰を与えて見せしめにするのがいいと思う(ちょっとやり過ぎかな?)。もし主人が「施し」をしたいのであれば、世の中には食べたくてもお金がなくて食べられない人達がいっぱいいるのだから、まずそういう人達に「無料で食事を提供する」活動をしていくのが筋だろう。さらに言えば折角苦労して原材料を生産した人達にも申し訳ないと思う。
結論:価値の浪費は社会全体を沈下させる
4、宗教の盛衰
社会が安定し、民衆が裕福になると「宗教は形骸化」する。これ古今東西全ての歴史上に見られる事実である。やっぱり困窮しないと宗教って広まらないのかなぁ・・・
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