明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

柏のビックカメラで試打クラブを買う

2018-07-08 00:00:10 | スポーツ・ゴルフ
巷ではブラジルが負けベルギーが悲願の優勝まであと一歩となったとの話で持ち切りのようだが、私はそれとは関係ないので大好きなゴルフの話をする。実は今日、柏のビックカメラのゴルフ売り場を見ていたらデモ品を安く販売していたので、又しても衝動買いの病気が出てしまい、ついつい購入したのだ。つまり試打に使用したもので「お下がりの新中古品」である。程度は悪くなく、タイトリストのCB、AP1、それとAP2が並んでいた。これは掘り出し物だというので3本をチェックしたが、シャフトがNS950Hである。私のアイアンについているカーボンシャフト「VGIー60」よりは重いが、一般的なDG200よりはだいぶ軽い中級者用のシャフトである。そろそろ私もNS950Hくらいは振れるのじゃないかと考えて試してみることにした。色々悩んだ末に、結局AP2の7番をゲットした。9800円である、安い!

タイトリストは元々病気になる前に私が使っていたブランドなので、とても良いアイアンで愛着があるのだ。脳梗塞で麻痺した右手が徐々に回復するにつれ、スイングの方にも力が入るかと思ったが中々ボールを打つというのは大変である。振り回すのは出来るようになったが、インパクトの瞬間に力を入れるというのがどうしても上手く行かない。それに「力もポヨよん」という当たり方なので、7番で110から115ヤードがやっとである。少なくとも130ヤードは飛んでくれないと本コースでは勝負にならない(トホホ)。飛距離を云々するのはまだまだみたいである。そこで少し重たいアイアンを振って筋力とゆっくりしたタイミングを覚えようと考えたのだ。で、716AP2の7番アイアンを、今使っているVG3タイプDの7番と打ち比べてみることにした。

まずインプレッションの前に2つのクラブの違いを書いてみよう。ロフトはAP2が33度、VG3タイプDが28度である。これはVGの9番アイアンと同じロフトだ。シャフト長は37インチで同じ。総重量がAP2が413gでVG3が375g、差は38gもある。昔使っていたDG200は430gもあったので、まだこれは軽いほうだ。これだけ重さが違うとスイングスピードだって相当落ちてしまう筈である。で打った感じはどうかというと「ポコっという音がして全く飛ばない」。あれ〜?

音も全然だし弾道も期待したほどに高く舞い上がる球筋ではない。距離はだいたい100から105ヤードで、VG3タイプDでいうと8番である。プロはもっと重いマッスルバックの7番アイアン(という事はロフトが34とか35とか)で200ヤードは飛ばすだろうから、ざっと半分である。

心が折れた。

やっぱりNS950Hが振れるだなんて100年早い。今更ながらに自分の非力を呪った。思ったとおりだ、全然回復してないじゃん!

でも仕方がない、ブラジルだって負けたのだから(関係ないけど)私が7番で150ヤードも飛ばせるわけないのだ。そこで考えをセカンドオプションに改めて、この7番は練習用のスイング強化に使うことにした。これを何のストレスなく振れるようになれば、38g軽いVG3タイプDなら130ヤードは飛ばせるだろう。その時は憧れの本コース「再デビュー」である。ドライバーで190ヤード、ウッドで170ヤード、ユーティリティで160ヤード、6番アイアンで140ヤード、そしてピッチングで100ヤード飛べば、病気する前の飛距離を取り戻したことになる。快挙だ!

というわけでとにかく夢ばかり語っていてもしょうがない、今日会得したスイングの改善点を列挙してみよう。

1 球は位置が最重要である。
球の前後と遠近が一定でないと、正しくヘッドに当たらない。まあ当たり前のようだが、これが案外おろそかになっているのである。厳密に調整して「クラブごとに、いつも同じ位置」に球は置きたい。遠近(つまり自分からの距離)はヘッドの中心で当てるために重要である。位置さえしっかりと正しい場所に置ければ、インパクトでは自ずとヘッドの中心に当たる(筈である)。これは「左手を伸ばしてインパクトの形にして」調節する。何回もトライすれば、大凡の位置は定まってくる。前後(つまり目標方向)の場所は、私のスイングがインサイドアウトにクラブが振られてくるために、あまり左に置くと「ドローがかからない」の気をつけたい。これは左に行けば行くほどフェースが開くためである。それでウッド・ユーティリティは真ん中からボール1個分左に置き、アイアンは真ん中からボール1個分右に置いている。これで今は丁度良い。

2 バックスイングは左手で上げ、インパクトからフォローにかけて右手でプッシュする
バックスイングについてはYouTubeなどで色々研究した結果、森守洋の「右手を引く」ことで上手く上げられるようになった。今日発見したのだが、ダウンスイングに入る時「左肩をボールに向けて始動」すると、動きにタメが出来てスムーズになるようだ。トップでワンテンポ間を作ると、リズムが良くなって「より強いスイング」になる。バックスイングは球に当てるのが最大関心事なので、まず当たるように振らなくてはいけない。で、そのためには球の位置を正確にして。なおかつスイングも「アドレス時に計った位置に戻す」ことが大前提である。だから「第一に左肩の位置」をアドレス時に球の位置決めをした処に「正確に戻す」ことに全力を注がなければならない。それが出来て初めて「インパクトがなんちゃらかんちゃら」言えるのだ。だから重力と遠心力で「自然に」左腕が通る処へ行くように「余計な力を加えない」ことが大事になる。私は右手を「引いて、少し脱力した状態」で添えるようにし、インパクトまで「クラブのなすがまま」に(とは言っても徐々に力は入るが)振ることにした。これでインパクトが以前より安定した。これでほぼスイングの疑問は解決した、と言える。

3 フォローは殆ど勢いに任せる
どうしてもクラブを振って球を飛ばそうとすれば、クラブはフォローで力が入って「球を持ち上げようと」してしまう。そうなると左手も引けてきて、弱々しいスライス球が出るわけだ。クラブは持ち上げては絶対にいけない。むしろ右手で押さえつけるように「押し込む」のである。と書くと「超エラソー」な自称ダウンブローのオヤジみたいに思われてしまうが「真実」なのである。ただ私は出来ないが、出来たら良いなと思って毎回練習に行っている。上手い人からすればそれほど難しいことでは無いのだろうが、何しろインパクトイメージが間違っていると「何時まで経っても出来ない」ことになる。それがアマチュアの大半だから、これはもう「巷に溢れかえるレッスン書の罪」だろう。私はスイングでは「スムーズに振り切る」ことを最上とし、インパクトに「力感」が少し感じられるくらいが丁度良いのでは無いかと思っている。理想はマキロイだが、細かい点ではリッキー・ファウラーを真似することにしている。

4 球を右に置く
インパクトについては「当たった後にさらに押し込む」ことが重要なので、やや右よりの打点が正しい位置である。右に置いて上手く当たるということは、プロや上級者がするみたいにロフトを立って当たっているということなのでさらに良い。プロの分解写真を見ていると、だいたいみんな右に寄っっている。いまのクラブではこれが正解だと思う。その際に「どのくらい腰を回すのか」は、まだ未解決である。これはスイングスピードとの兼ね合いであるから、動きは徐々に「大きくなってくる」が正しいだろうと思っている。腰は「自然に回る」ものだから、自分でどうこうするものではないというのが今のところの答えである。

以上、今日得られた教訓です。球の落ちる方向がいつも行っている練習場の「150ヤード先のネットの柱2本の間」に収まってきたのは自信になる。打感はしっかり当たって、いい感じである。もともと方向性は良かったので、今はやっぱり距離が欲しい、に尽きる。徐々にではあるが飛距離も伸びている。だがその伸びが待ちきれない。我慢我慢の毎日である。

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