明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

考えるヒント(15)大雪で渋滞、一酸化炭素中毒を防ぐ方法

2022-12-21 19:04:00 | 今日の話題

1、排気を外に逃がす
事故の原因は排気の逃げ道が雪で覆われたため、車の下を通って車内に充満することだ。マフラーの排気が逃げ道を塞がれると、ほんの2、30分で車内に充満するという。

これを防ぐには
① 電動車に乗る
② 水素エンジン車に乗る
これが一番だ。

どうしてもガソリン車に乗らなければいけない場合は、
③ マフラーに「中毒回避アタッチメント」を付ける
以上である。

で、この「アタッチメントって何?」というと、マフラーに取り付ける「延長用パイプ」で、排気ガスを積もった雪より「高い位置」に吹き出すように「コの字型」にしたものである。これなら雪に埋もれて中毒死する危険を長時間回避できる。ビニール製のパイプで良いので、すぐにでも売り出すことをお勧めしたい(素人のアイディアです)。

2、宝くじの当る確率
過去3年間で1等が○枚出た!とかいう話が売場情報として、大々的にマスコミに取り上げられている。が、私が思うに統計学上正しい情報は、賞金額を発売枚数で割った「賞金返還率」だと思う。競馬などでは発表しているようだからご存じの方も多いと思うが、全体の売り上げで配当金の合計を割った率である。世上に言われている「当たる売り場」というのはそれだけ「くじも売れてる」わけで、本当にかっく率が高いかどうかは分からないのだ。

もし宝くじの当たりが完全にランダムに決定されるのなら、通算の当選確率は、集計期間が長ければ長い程、販売元が当初設定している「一定の賞金返還率=当選率」に収束していく。で、ある売場がある期間にどれほど当たりくじ(賞金)が出たかの確率が、宝くじ販売元の設定している確率に対して「統計上有意な差」があるとした場合は、それは確かに「当たる売場」だと言えるのではないか。しかし販売元はこの数字を発表していないのだ。理由は不明だが、おかしな話である。

個人的にはもし、私が宝くじに当たる位に「何かに当たる確率」が人より多いのなら、それより当たる率が高いと思われる「癌や心臓病」などに人並みに罹る確率は、間違いなく「100%に限りなく近い数字」が出るのじゃないだろうか。くわばらくわばら。

幸運も不幸も、確率は同じ。嫌なことは避けていい事だけを願うのはとても「科学的な態度」とは言えない。むしろ運不運に任せるのではなく、着実に努力して生活を充実させるほうが、結果的に幸福にたどり着く確率は私は「高い」と思うけど・・・。

そんな心配をよそに、今年も宝くじ売場には長蛇の列が並んでいるらしい。個人が何にお金を使うかは憲法で保証された権利で(?)、私がとやかく言う事ではないのだが、中には6時間も並んで「66万円」も買った客もいるとテレビで言っていた(随分な金持ちだから、宝くじなんか必要ないと思うけどねぇ、まあ趣味の一種だろう)。

この人、当選確率から言っても「とても当たるとは思えない」けど、是非「結果」を教えて欲しいものである。

3、雪道の立ち往生
またぞろ北陸地方で立ち往生している映像がテレビで映されている。しかしカメラは止まっている車列の困惑したドライバーを映すだけで、車列の先頭を映すことは殆ど無い。私はこういう渋滞が発生した時、「先頭はどうなっているのか」が知りたいのだ。多分、雪道でスタックして何とか脱出しようと車の下を雪掻きしているドライバーが映されるのだろう。

渋滞が起きる原因は、単純に「通過量を流入量が上回る」ことである。この通過量が何らかの事情で急激に落ちたり止まったりすると、すぐ渋滞の長い列が発生する。そして雪が降っている状況では、停車していることで雪が積もり、今度は自分達も動けなくなる危険が増してくる。打つ手無しだ。

これを回避するには、まず先頭車が何故「スタックしてしまったか」を知ることである。そして原因の解明と共に、立ち往生している車を「動かす」または「どける」方法・アイディアを、皆んなで知恵を絞って考える事だ。意外と素晴らしいアイディアが出てくるかも知れない。自分が渋滞の原因にならないように気をつけるのも当然だが、なっちゃった車を再び「動けるようにするアイディア」も大事である。

それにしてもテレビは何故、この渋滞の原因となった車を映さないのだろうか?。原因と向き合わなければ、解決は無い。

4、食品ロスをなくすには
今、想像を超える量の食品ロスが毎日出ているという。一部の有識者からは「もったいないから全部食べる」という有り難いお言葉が発せられているようだが、外に捨てるか「体内に捨てる」かの違いだけで、捨ててることには変わりないし、むしろ体内に捨てるのは「病気の遠因」にもなって最悪である。

何故食品ロスが起きるかというと、皆んなが食べる量より「多く作っている」からに他ならない。だから食品ロスを防ぐには
① 販売する側は、売れ行きと生産量をリンクさせる
② 個人のバランスは、冷凍保存を活用して確実に消費する
の2点が大事だ。

個人の消費バランスについては取り敢えず置いとくとして、販売側の問題点を考えてみたい。

まず、販売店舗で食品ロスの原因になっているのが、他社より「売上を増やしたい」という経営上の理由が直接の原因である。

売上を増やすには、価格が他社より安いことは勿論である。お客は安い店に流れる。しかし、そういう安いものばかり売っていると、全体の売上が伸びない。これを防ぐために「商品の品揃え」を増やして、常に「選ぶ楽しみ」を提供する必要があるのだ。とまあ色々な事情があって、必ず「売れ残り」が出てしまう。店舗にしてみれば必要悪なのだ、だから「食品ロスをなくしましょう!」などと声高に叫んで「手前取り」などという姑息な手段で回避しようとしているが、大元はと言えば「自分が蒔いた種」である。

つまり、食品ロスは第一に、販売店舗が発生させている(これは、どうやって「企業が売上を増やすか」ということと「対」になる言葉である)。

一番簡単な方法は、全部「予約して買う」システムにすれば解決するのだ。店舗が予約された品物をストレートに生産者に発注すれば、理論上は食品ロスはなくなる理屈である。勿論それだけで問題が解決する訳じゃないとは思うが、取り敢えず食品ロスという問題に取りくむ第一歩としては、良い方法ではないだろうか。

何れ、個人も生産者にネットで直接オーダーする仕組みが発達して、それを仲介するネット注文業者も出てきたりして、既存のスーパーと消費者の取り合いになると思われる。徐々に路面店も予約販売を強化しないと、立ち行かなくなるのでは、と思う。

で、取り敢えず食品ロスを出している店は、その量に応じて罰金を取ると良いだろう。それも法外な金額で、店側が「ひぃ~、やってらんない〜」と泣き声をあげるような「高額罰金」を課すのである。その位しないと、こういう無駄は無くならないと思う。

サッカーの試合でゴミ拾いしたり、選手のロッカーを綺麗に清掃して評判のいい日本人だが、こと食品ロスに関して言えば「先進国並み」に大量に廃棄している、との悪い評判がもっぱらである。むしろ「こちらの方」が重要な問題で、食べ物が無くて困っている人々が世界にまだまだいる、という事実も合わせて「即刻、解決に向けてスタートを切る」べきだと思う。



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