1、全英オープンで驚きの予選2位通過
渋野日向子が9アンダーの2位と「思ってもいなかった快進撃」で日本中のファンの度肝を抜いてくれた。去年大活躍の比嘉真美子は惜しくも予選通過ならなかったが、毎回入れ替わりで「日本人選手」が活躍してくれると、「衰退の危機にあるゴルフ産業」なんて言葉が嘘のようである。それにしても海外メジャーは流石に盛り上がる。放送時間が夜の7時からというのも嬉しい要素だ(今日は8時かららしい)。さすがメジャーと思わせるのはコースの難しさもさることながら、出場メンバーを眺めれば一目瞭然の豪華さである。A・ジュタヌガーン、パク・ソン・ヒョン、チャーリー・ハル、コ・ジンヨン、ミンジー・リーら迫力あるショットを連発する中、知らない選手が上位を賑わしていたのが目を引いた。アメリカツアーでここ5戦、予選は通っているが30位が最高の成績というA・ブハイという南アフリカの選手が、いきなり12アンダーで頭一つ抜け出した。身体はおデブちゃんだが、渋野にとっては難敵・強敵である。3位にアメリカのリゼット・サラスが来ているが、こちらも超デブチン。どちらも「おデブちゃん」コンビである。どうも外人は食事を「好き放題に食べる習慣があるみたい」で、ダイエットなんか「興味ないっす」て顔で堂々と出てくるから参るよね。ブルック・ヘンダーソン、キム・ヒョージュ、レクシー・トンプソン、チョン・インジ、リュウ・ソヨン、数え上げればきりが無い「スター軍団」が目白押しだが、ちゃっかり朴仁妃やリディア・コやポーラ・クリーマーやカリー・ウェブなどの大御所の名前も見えるあたりは、やっぱり格式のある全英ならではの華麗なメンバーである。そんな中で2位と「絶好」の位置につけた渋野には我々否が応でも期待が高まるが、36位に横峯・安田祐香、48位に上原・上田・勝、と5人も決勝進出というのは、実に喜ばしい限りだ。鈴木と比嘉は残念だがしょうがない、来年に期待ということで決勝には進めなかった。ちょっと心配なのが畑岡奈紗だ。男子の松山もこの所ずっと調子が出てないだけに、オリンピックを前に「畑岡よ、お前もか?」と思わざるを得ない。両者とも数少ない世界ランカーで、日本中の期待を一身に集めるアイコン的存在なだけに、よもやイップスなんかにならなければいいが、と気をもんでいる。この二人が本来の調子を取り戻してくれれば、来年の東京で「国民的ヒーロー」になれるかも知れないのだから、本人達も気合は入っているはずなのだが。もしそうなれば、陰りが見えてきているゴルフ人気にも火が付くのだが・・・。まあ、その前に「渋野が海外メジャーでやっちゃってくれる」のを期待しよう!。今夜の8時、私はCSで「生放送」を見ることにしよう(契約してない人は、残念だが地上波を見てね)。
2、張本老人が高校野球に意見したら大炎上
問題は県大会の予選決勝で、大船渡高校のエース佐々木ろうき投手が登板しなかったために敗退したこと、である。怪我を心配して登板を見送った監督に対して、張本氏は「投げさせるべき」だったと発言したから大炎上したわけだ。張本氏には佐々木投手の身体の状態が分からないわけだから、投げさせるべきと言っている根拠も「精神論や感情論」しかなく、全く説得力がない。私の見解は
a. 「まず佐々木投手の肩・肘がどういう状態だったのか」という医学的なリスク評価が、一番先ではないだろうか。監督の言によれば、前日の準決勝戦に多くの球数を投げさせられた佐々木投手は、試合後に「違和感を感じた」と言っていたそうである。
であるなら例え甲子園の決勝であろうが何だろうが、「投げてはいけない」のではないだろうか。例えば炎天下でスポーツをしていて異常な発汗や目眩を感じた場合、まず熱中症を疑って「すぐに処置」をすべきなのは今や常識である。投手が肩や肘に違和感を感じたというのは非常に危険で重大な兆候であるから、「すぐに処置=CTとかエコー」などの医学的精密検査をすべきでだと思うのだ。この辺が「彼が高校生」ということもあって「曖昧」なのが疑惑を呼んでいるのだが、プロ野球なら間違いなく病院で検査する話である。そんな事も知らずに「投げさせろ」だの「投げさせるべきではない」だの言い合っている現状は、私に言わせれば「笑止」でしかない。だから
b. 小学校中学校の頃から野球の投手になる者には、定期的に「医学的な診断書」を提出する「決まり」にすべき、というのが私の提言である。
投球数を制限云々ということで議論があるようだが、そんな「無意味なこと」を喧々諤々しているのではなく、ちゃんと「医者の診断書」を、選手が正常な時に定期的に取っておけば済む話である。そうすれば違和感があった時に比較して、より正確な診断が可能になるはずである。「実際は」本人にも怪我するかどうか分からない場合であっても、医学的な判断が下されて投げるか休むかの「第三者の判断」が出せるのであれば、こんな問題とはオサラバである。これを全国に広めていけば、「医者がダメと言えば投げられない」ということが常識となるのではないだろうか。張本氏は「怪我を怖がっているようじゃ投手は務まらない」と言っているそうだが、「野球の試合というのは暴走族の喧嘩」とは訳が違う、そういう事がちっとも分からないようでは、サンデーモーニングのコメンテイターを降板するのも時間の問題だろう。まあ、神風特攻隊を日章旗を振って送り出した時代の「1億総玉砕賛美の精神構造」そのままで化石になったみたいな人間だから、あえて反論する気にもならないから放っとくつもりだが、一つ考えるとすれば「佐々木投手の起用方法」であろう。
c. 大船渡高校の監督は準決勝で佐々木投手を休ませて、「決勝で投げさせる」というのが正解である。ここ一番という場面では、やはりエースで臨みたいではないか。だから準決勝では「あえて温存」しておくのである。それでは準決勝で負けたら元も子もないじゃないか、というのなら「決勝で負けても同じ」ことであり、そこまでのチームだったということなのだ。サッカーでも選手をローテーションして試合に臨むのは良くあることである。準決勝では「全力で戦わなければ勝てない」と思ったからこそ、佐々木投手も160キロを連投したのではないか。そして試合後「違和感を覚えた」わけだ。つまり準決勝が大船渡高校にとって「一番大事な試合」ということになる。だから、監督はチーム全員を集めて佐々木投手の違和感について説明し、残念だが「決勝には投げられない」と伝えなくてはいけなかったのだ。それが人数に限りのあるスポーツの宿命であり、誰もが守るべきルールである。それが嫌なら日程を変更し、3日に一度くらいの試合間隔にすべきであろう。「故障のリスクに目をつぶる」ことではなく、故障しないための試合方法の変更に努力するのが連盟の役割ではないだろうか。もちろん試合を見に来るであろうファンやスカウトや新聞記者などのメディアにも「事前に発表すべき」である。監督がそういう手順を踏んでいれば、張本氏も炎上することなく済んだ話なのに残念である。これを機に「一人で5日間投げぬいた英雄」などという話が、無謀な投手酷使の悪例として非難の対象となり、その高校が「ブラック企業」的な噂に晒される日が来ることを祈る次第である。自分の健康や将来を犠牲にして「目の前の試合に全てをかける」という考えが一見高校球児らしい純粋無垢な情熱の発露と思われているようだが、実はこれは「赤穂浪士以来の、日本人の大好きな犠牲話」の1つなのである。そもそも日本人は滅私奉公という「大義のために己を犠牲にする」ことが何より大好きなのだ。それも「大したことのない、つまらないもの」にさえ犠牲を厭わないのが良しとされる「犠牲大好き民族」だからどうしようもない。いつからこんな馬鹿げたことが美談とされてきたかと言うと、どうも「江戸時代から」らしいから、つい最近である。それより以前の日本人は、きちんと損得勘定の出来る「人生設計を計画的に出来る」民族だった。そろそろ我々も「家康のくびき」から開放されてもいい頃である(家康の軛とは、稀代の悪法「朱子学」のことである)。
ちょっと重い話題が続いたので、この辺で軽めの話題をどうぞ。
3、気になる程「ではない」テレビの話題3つ
a. 「歌っていいだろう?」という番組名
私は最初この番組の「プロモ映像」を聞いた時に、「歌いたければ勝手に歌えばいいだろうが!」と思いっきり突っ込んだ。その後もテレビ番組欄などで見かける度に加山雄三ともあろう者が、いちいちリスナーにお伺いを立てなければ持ち歌を歌えないのか?、と情けない思いもした。つまり「いいだろう?」のくだりを「許可を求めている」と取ったのだ。これが許可でなくて「良い!という賛同を求める」言葉だと気がついたのは、実は最近のことである(何のこっちゃ)。バカの早とちりと言えばそのとおりだが、「歌って最高だぜ、そうだろう?」とでも言ってくれれば何てこと無いのに、日本語が使えない馬鹿ディレクターが増えたお陰で、こっちまでがいい迷惑なんだよな・・・、と思ったので書いてみた。道路に置いてあるカラーコーンに蹴つまづいて「こんなところに置きやがって!」と毒づくアレである。しかし真実を知った後で改めて聞いてみると、やっぱり「許可」に聞こえてしまう。加山の言い方のイントネーションが微妙に悪い、というのが根本にあるのだろう。まあ、聞き違える人が何人いるかって話になるけど、「歌っていいだろう?」というフレーズ自体が世間で余り耳にしない表現だってことを考慮すれば、私の主張も強ち無理筋でもないようである。どうでもいいことだが気にはなるので、一度「許可と取る」人がどのくらいいるのか、アンケートを取ってみたいのだがどうだろう・・・。こういう、つまらないことを考えて大切な一日を潰してしまうのだから、「老人の一日」というのも罪である。
b. ユニクロのブラトップのCMは不自然
このところ良く見かけるCMだが、モデルが正面を向いてなく「背中を向けてブラを着ける」のが如何にも不自然で、商品の宣伝という意図も感じられない「ちょっと違和感があるCM」と思ったので書いた。何も裸の胸をテレビに映せと言っているわけではなく、自然に動作するなら「正面で着ける」が正解であろう。胸を見えないようにするのは、いくらでも方法がある。これに気が付かないCM制作会社もプロとは言えないよな・・・などとブツクサ呟いていた。さらに悪口を重ねれば、簡単で見栄えが良くつけ心地も良いという三点盛りブラトップを「ちょっと大人びたモデル」が身に着けて見せるというのも、余り感心しない。というのも、こういったモデルを使うせいで「通販専用」感が画面いっぱいに出てしまうのだ。ここは少々高くても「若手の、はち切れんばかりのcancanあたりのモデル」を使ったほうが躍動感が出て売れるんじゃなかろうか・・・などなど。まあ、下着業界には「とんと縁のない老人」の言うことであるから、辺りをうるさく飛び回るコバエほどの価値もない話なのは百も承知しているが、ねぇ・・・。まあ、こんなことをテレビを見ながらアレコレ思ったりして、そんでビールなどグイッと飲み、ポテトチップスとかを無闇に食べて人生を浪費しているのが私であるから虚しいったらありゃしない。なんか、つまらん記事がつづくなぁ・・・。
c. ピザーラえびマヨのCM
つまらない記事のついでに「めちゃくちゃかわいい女の子」が登場するCMを一つ。といっても画面の真ん中で踊っている女性ではなくて、後ろで浮き輪を持って踊っている小学生と思しきダンスグループの一人である。最後の方で可愛い顔が「どアップ」になるので気づかれた方も多いと思うが、完全に主役を食っている影の主役である。この子の名前は何と言うのか?などといった無用の詮索は幼児性愛者の常道であるから私はしないつもりだが、いずれ「子役としてデビュー」するのは間違いないと内心高く評価している。子供というのは皆んな可愛いものだが、そんな中でも気品と言うか、将来はきっと国民的女優にでもなるような「整った顔立ちの片鱗」を感じる可愛い子はいるものである。他人の飛び抜けた才能に憧れることは多々あるが、このように類まれな美しさを目の前にすると「憧れ」なんぞは吹き飛ばされて、ただもう賛嘆するしたないから驚く。そんな美貌を天に与えられた数少ない人間になるよりは、私はその美貌を「鑑賞する側」で満足だ。それに気がついたから「こそ」人生を楽しめるのだと今は思う。何故なら、彼女たちは「その美貌を美貌とは思わない」からである。どんなに美しくても、もっと上を目指すのがトップランナーの宿命なのだ。昔の人はそういうことを「分相応」と言って納得した。これこそが、民衆の知恵である。
4、ビールは健康飲料?
ビールの原料は「ホップ」で、さらにポリフェノールが含まれているらしい。他にカルシウム・マグネシウム・リン・カリウム・ビタミンB・ビタミンCも豊富である。これらは効能として(1)血液をサラサラにする(2)ウィルスに対抗する(3)炎症を抑える(4)動脈硬化を抑える(5)認知症の予防になる(6)更年期の症状を抑える、等が認められるそうだ。良いことづくめである。発泡酒や第三のビールより「本物のビール」の方が良いのは言うまでもない。と、ここまではスマートニュースからの受け売りである。さて、一昨日のブログで「ビールの飲み比べ」をやるつもり、とぶち上げていたが、この記事を読んだら気が変わって、飲むなら「高いが本物のビール」にしようと心を決めた。スーパードライは「辛口」で女性にも飲みやすい点が受けたのだが、もともとホップの苦味が気に入っている私には「淡麗すぎる」のである。それで今日はスーパーで「ホップの効いた」ビールを買ってこようと思っている。ビールが健康飲料だとは知らなかったなぁ・・・。これからガンガン飲みまくって健康になるぞ!
てな訳ないよねぇ〜。
渋野日向子が9アンダーの2位と「思ってもいなかった快進撃」で日本中のファンの度肝を抜いてくれた。去年大活躍の比嘉真美子は惜しくも予選通過ならなかったが、毎回入れ替わりで「日本人選手」が活躍してくれると、「衰退の危機にあるゴルフ産業」なんて言葉が嘘のようである。それにしても海外メジャーは流石に盛り上がる。放送時間が夜の7時からというのも嬉しい要素だ(今日は8時かららしい)。さすがメジャーと思わせるのはコースの難しさもさることながら、出場メンバーを眺めれば一目瞭然の豪華さである。A・ジュタヌガーン、パク・ソン・ヒョン、チャーリー・ハル、コ・ジンヨン、ミンジー・リーら迫力あるショットを連発する中、知らない選手が上位を賑わしていたのが目を引いた。アメリカツアーでここ5戦、予選は通っているが30位が最高の成績というA・ブハイという南アフリカの選手が、いきなり12アンダーで頭一つ抜け出した。身体はおデブちゃんだが、渋野にとっては難敵・強敵である。3位にアメリカのリゼット・サラスが来ているが、こちらも超デブチン。どちらも「おデブちゃん」コンビである。どうも外人は食事を「好き放題に食べる習慣があるみたい」で、ダイエットなんか「興味ないっす」て顔で堂々と出てくるから参るよね。ブルック・ヘンダーソン、キム・ヒョージュ、レクシー・トンプソン、チョン・インジ、リュウ・ソヨン、数え上げればきりが無い「スター軍団」が目白押しだが、ちゃっかり朴仁妃やリディア・コやポーラ・クリーマーやカリー・ウェブなどの大御所の名前も見えるあたりは、やっぱり格式のある全英ならではの華麗なメンバーである。そんな中で2位と「絶好」の位置につけた渋野には我々否が応でも期待が高まるが、36位に横峯・安田祐香、48位に上原・上田・勝、と5人も決勝進出というのは、実に喜ばしい限りだ。鈴木と比嘉は残念だがしょうがない、来年に期待ということで決勝には進めなかった。ちょっと心配なのが畑岡奈紗だ。男子の松山もこの所ずっと調子が出てないだけに、オリンピックを前に「畑岡よ、お前もか?」と思わざるを得ない。両者とも数少ない世界ランカーで、日本中の期待を一身に集めるアイコン的存在なだけに、よもやイップスなんかにならなければいいが、と気をもんでいる。この二人が本来の調子を取り戻してくれれば、来年の東京で「国民的ヒーロー」になれるかも知れないのだから、本人達も気合は入っているはずなのだが。もしそうなれば、陰りが見えてきているゴルフ人気にも火が付くのだが・・・。まあ、その前に「渋野が海外メジャーでやっちゃってくれる」のを期待しよう!。今夜の8時、私はCSで「生放送」を見ることにしよう(契約してない人は、残念だが地上波を見てね)。
2、張本老人が高校野球に意見したら大炎上
問題は県大会の予選決勝で、大船渡高校のエース佐々木ろうき投手が登板しなかったために敗退したこと、である。怪我を心配して登板を見送った監督に対して、張本氏は「投げさせるべき」だったと発言したから大炎上したわけだ。張本氏には佐々木投手の身体の状態が分からないわけだから、投げさせるべきと言っている根拠も「精神論や感情論」しかなく、全く説得力がない。私の見解は
a. 「まず佐々木投手の肩・肘がどういう状態だったのか」という医学的なリスク評価が、一番先ではないだろうか。監督の言によれば、前日の準決勝戦に多くの球数を投げさせられた佐々木投手は、試合後に「違和感を感じた」と言っていたそうである。
であるなら例え甲子園の決勝であろうが何だろうが、「投げてはいけない」のではないだろうか。例えば炎天下でスポーツをしていて異常な発汗や目眩を感じた場合、まず熱中症を疑って「すぐに処置」をすべきなのは今や常識である。投手が肩や肘に違和感を感じたというのは非常に危険で重大な兆候であるから、「すぐに処置=CTとかエコー」などの医学的精密検査をすべきでだと思うのだ。この辺が「彼が高校生」ということもあって「曖昧」なのが疑惑を呼んでいるのだが、プロ野球なら間違いなく病院で検査する話である。そんな事も知らずに「投げさせろ」だの「投げさせるべきではない」だの言い合っている現状は、私に言わせれば「笑止」でしかない。だから
b. 小学校中学校の頃から野球の投手になる者には、定期的に「医学的な診断書」を提出する「決まり」にすべき、というのが私の提言である。
投球数を制限云々ということで議論があるようだが、そんな「無意味なこと」を喧々諤々しているのではなく、ちゃんと「医者の診断書」を、選手が正常な時に定期的に取っておけば済む話である。そうすれば違和感があった時に比較して、より正確な診断が可能になるはずである。「実際は」本人にも怪我するかどうか分からない場合であっても、医学的な判断が下されて投げるか休むかの「第三者の判断」が出せるのであれば、こんな問題とはオサラバである。これを全国に広めていけば、「医者がダメと言えば投げられない」ということが常識となるのではないだろうか。張本氏は「怪我を怖がっているようじゃ投手は務まらない」と言っているそうだが、「野球の試合というのは暴走族の喧嘩」とは訳が違う、そういう事がちっとも分からないようでは、サンデーモーニングのコメンテイターを降板するのも時間の問題だろう。まあ、神風特攻隊を日章旗を振って送り出した時代の「1億総玉砕賛美の精神構造」そのままで化石になったみたいな人間だから、あえて反論する気にもならないから放っとくつもりだが、一つ考えるとすれば「佐々木投手の起用方法」であろう。
c. 大船渡高校の監督は準決勝で佐々木投手を休ませて、「決勝で投げさせる」というのが正解である。ここ一番という場面では、やはりエースで臨みたいではないか。だから準決勝では「あえて温存」しておくのである。それでは準決勝で負けたら元も子もないじゃないか、というのなら「決勝で負けても同じ」ことであり、そこまでのチームだったということなのだ。サッカーでも選手をローテーションして試合に臨むのは良くあることである。準決勝では「全力で戦わなければ勝てない」と思ったからこそ、佐々木投手も160キロを連投したのではないか。そして試合後「違和感を覚えた」わけだ。つまり準決勝が大船渡高校にとって「一番大事な試合」ということになる。だから、監督はチーム全員を集めて佐々木投手の違和感について説明し、残念だが「決勝には投げられない」と伝えなくてはいけなかったのだ。それが人数に限りのあるスポーツの宿命であり、誰もが守るべきルールである。それが嫌なら日程を変更し、3日に一度くらいの試合間隔にすべきであろう。「故障のリスクに目をつぶる」ことではなく、故障しないための試合方法の変更に努力するのが連盟の役割ではないだろうか。もちろん試合を見に来るであろうファンやスカウトや新聞記者などのメディアにも「事前に発表すべき」である。監督がそういう手順を踏んでいれば、張本氏も炎上することなく済んだ話なのに残念である。これを機に「一人で5日間投げぬいた英雄」などという話が、無謀な投手酷使の悪例として非難の対象となり、その高校が「ブラック企業」的な噂に晒される日が来ることを祈る次第である。自分の健康や将来を犠牲にして「目の前の試合に全てをかける」という考えが一見高校球児らしい純粋無垢な情熱の発露と思われているようだが、実はこれは「赤穂浪士以来の、日本人の大好きな犠牲話」の1つなのである。そもそも日本人は滅私奉公という「大義のために己を犠牲にする」ことが何より大好きなのだ。それも「大したことのない、つまらないもの」にさえ犠牲を厭わないのが良しとされる「犠牲大好き民族」だからどうしようもない。いつからこんな馬鹿げたことが美談とされてきたかと言うと、どうも「江戸時代から」らしいから、つい最近である。それより以前の日本人は、きちんと損得勘定の出来る「人生設計を計画的に出来る」民族だった。そろそろ我々も「家康のくびき」から開放されてもいい頃である(家康の軛とは、稀代の悪法「朱子学」のことである)。
ちょっと重い話題が続いたので、この辺で軽めの話題をどうぞ。
3、気になる程「ではない」テレビの話題3つ
a. 「歌っていいだろう?」という番組名
私は最初この番組の「プロモ映像」を聞いた時に、「歌いたければ勝手に歌えばいいだろうが!」と思いっきり突っ込んだ。その後もテレビ番組欄などで見かける度に加山雄三ともあろう者が、いちいちリスナーにお伺いを立てなければ持ち歌を歌えないのか?、と情けない思いもした。つまり「いいだろう?」のくだりを「許可を求めている」と取ったのだ。これが許可でなくて「良い!という賛同を求める」言葉だと気がついたのは、実は最近のことである(何のこっちゃ)。バカの早とちりと言えばそのとおりだが、「歌って最高だぜ、そうだろう?」とでも言ってくれれば何てこと無いのに、日本語が使えない馬鹿ディレクターが増えたお陰で、こっちまでがいい迷惑なんだよな・・・、と思ったので書いてみた。道路に置いてあるカラーコーンに蹴つまづいて「こんなところに置きやがって!」と毒づくアレである。しかし真実を知った後で改めて聞いてみると、やっぱり「許可」に聞こえてしまう。加山の言い方のイントネーションが微妙に悪い、というのが根本にあるのだろう。まあ、聞き違える人が何人いるかって話になるけど、「歌っていいだろう?」というフレーズ自体が世間で余り耳にしない表現だってことを考慮すれば、私の主張も強ち無理筋でもないようである。どうでもいいことだが気にはなるので、一度「許可と取る」人がどのくらいいるのか、アンケートを取ってみたいのだがどうだろう・・・。こういう、つまらないことを考えて大切な一日を潰してしまうのだから、「老人の一日」というのも罪である。
b. ユニクロのブラトップのCMは不自然
このところ良く見かけるCMだが、モデルが正面を向いてなく「背中を向けてブラを着ける」のが如何にも不自然で、商品の宣伝という意図も感じられない「ちょっと違和感があるCM」と思ったので書いた。何も裸の胸をテレビに映せと言っているわけではなく、自然に動作するなら「正面で着ける」が正解であろう。胸を見えないようにするのは、いくらでも方法がある。これに気が付かないCM制作会社もプロとは言えないよな・・・などとブツクサ呟いていた。さらに悪口を重ねれば、簡単で見栄えが良くつけ心地も良いという三点盛りブラトップを「ちょっと大人びたモデル」が身に着けて見せるというのも、余り感心しない。というのも、こういったモデルを使うせいで「通販専用」感が画面いっぱいに出てしまうのだ。ここは少々高くても「若手の、はち切れんばかりのcancanあたりのモデル」を使ったほうが躍動感が出て売れるんじゃなかろうか・・・などなど。まあ、下着業界には「とんと縁のない老人」の言うことであるから、辺りをうるさく飛び回るコバエほどの価値もない話なのは百も承知しているが、ねぇ・・・。まあ、こんなことをテレビを見ながらアレコレ思ったりして、そんでビールなどグイッと飲み、ポテトチップスとかを無闇に食べて人生を浪費しているのが私であるから虚しいったらありゃしない。なんか、つまらん記事がつづくなぁ・・・。
c. ピザーラえびマヨのCM
つまらない記事のついでに「めちゃくちゃかわいい女の子」が登場するCMを一つ。といっても画面の真ん中で踊っている女性ではなくて、後ろで浮き輪を持って踊っている小学生と思しきダンスグループの一人である。最後の方で可愛い顔が「どアップ」になるので気づかれた方も多いと思うが、完全に主役を食っている影の主役である。この子の名前は何と言うのか?などといった無用の詮索は幼児性愛者の常道であるから私はしないつもりだが、いずれ「子役としてデビュー」するのは間違いないと内心高く評価している。子供というのは皆んな可愛いものだが、そんな中でも気品と言うか、将来はきっと国民的女優にでもなるような「整った顔立ちの片鱗」を感じる可愛い子はいるものである。他人の飛び抜けた才能に憧れることは多々あるが、このように類まれな美しさを目の前にすると「憧れ」なんぞは吹き飛ばされて、ただもう賛嘆するしたないから驚く。そんな美貌を天に与えられた数少ない人間になるよりは、私はその美貌を「鑑賞する側」で満足だ。それに気がついたから「こそ」人生を楽しめるのだと今は思う。何故なら、彼女たちは「その美貌を美貌とは思わない」からである。どんなに美しくても、もっと上を目指すのがトップランナーの宿命なのだ。昔の人はそういうことを「分相応」と言って納得した。これこそが、民衆の知恵である。
4、ビールは健康飲料?
ビールの原料は「ホップ」で、さらにポリフェノールが含まれているらしい。他にカルシウム・マグネシウム・リン・カリウム・ビタミンB・ビタミンCも豊富である。これらは効能として(1)血液をサラサラにする(2)ウィルスに対抗する(3)炎症を抑える(4)動脈硬化を抑える(5)認知症の予防になる(6)更年期の症状を抑える、等が認められるそうだ。良いことづくめである。発泡酒や第三のビールより「本物のビール」の方が良いのは言うまでもない。と、ここまではスマートニュースからの受け売りである。さて、一昨日のブログで「ビールの飲み比べ」をやるつもり、とぶち上げていたが、この記事を読んだら気が変わって、飲むなら「高いが本物のビール」にしようと心を決めた。スーパードライは「辛口」で女性にも飲みやすい点が受けたのだが、もともとホップの苦味が気に入っている私には「淡麗すぎる」のである。それで今日はスーパーで「ホップの効いた」ビールを買ってこようと思っている。ビールが健康飲料だとは知らなかったなぁ・・・。これからガンガン飲みまくって健康になるぞ!
てな訳ないよねぇ〜。
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