明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

アカガエルの産卵

2017-02-13 22:00:00 | 科学・デジタル
アカガエルという種類は、2月から4月に冬眠から覚めて卵を生むという。一般的なアマガエルは4月から8月が産卵時期なので、カエルの仲間ではちょっと特殊なカエルである。この時期には天敵のヘビも冬眠しているので、安心して卵を生むことができると考えられている。これは行動科学的には非常に理にかなってる方法である。しかし理にかなっているからといって、本能に基づく行動や、冬眠というような外気温の変化に従って体が自動的に反応する団体行動は、選択したりできるものだろうか。

私たちはダーウィンの進化論を教えられて信じており、環境に適合した種族が生き残るという進化の道筋を正しいと考えていた。だが産卵時期をずらすことが種の保存に有効であるなら、元通りの時期に産卵する他のカエルは皆ヘビに食われて絶滅している筈じゃないか?しかし現実は圧倒的に4月から8月に産卵している。時期をずらした影響は実際には「無い」に等しい。もしかするとアカガエルは外来種で、もともと2月頃に適正な気候になる場所が原産地の可能性が高いのでは?。それがたまたまヘビなんかの天敵が冬眠していたというだけだと思われるのだがどうだろう。

おまけに産卵した後、また冬眠するらしいのだ。二度寝するなんて面白すぎる!

これでは、明らかに環境に適していないと言える、つまりダーウィンの説は万能では無い。「私は産卵は体内の卵が成長して排出されるシステムなので外気温などの影響はあまりなく、発情期がいつかということだけだと考えた。カエルは胎生ではないようなので、産卵期と発情期が同じということも考えられる。であれば、カエルの胎内で卵が「受精可能になる時期」が冬眠の真っ最中になっている、ということになる。おかしい、全くもって変だ。

この辺は学者の研究に任せるしかないが、どちらにしても「選択の結果」では無い。ニュースキャスターの言葉を黙って聞き流していると、思いもかけない間抜けな知識(まがいもの)が脳を占領して人間が「雑学の宝庫」みたいな無用の存在になり、いずれAIに取って代わられててしまう。フェイクニュースがますます脅威になる現代、一度立ち止まって「ん?」と感じることが大切だと、改めて考える次第です。

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