明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ通信(13)西村優菜の2週連続優勝!

2021-09-26 22:05:15 | スポーツ・ゴルフ

今回は獲得賞金額トップを独走中の稲見萌寧が出場していないので、西村の順当勝ち、二週連続優勝を阻む強力なライバルはいなかったと言える。ドライバーの飛距離こそ230.4ヤードとそれほど飛ぶ方では無いが、2位の浅井咲希232.8ヤード、3位の古江彩佳231.8ヤードと、ほとんど飛距離が同じ位の選手が上位を占めているのは、ゴルフの面白いところだろう。1昨年の賞金女王・鈴木愛も234.2ヤードであり、トップの稲見萌寧も239.2ヤードとそれ程の差は無い。彼女達はユーティリティやショートウッドが「アイアンと同程度またはアイアン以上」にピンを狙っていける技術を持っており、傍目には全く遜色なく戦えている。飛距離的には圧倒的にアドバンテージのある原英莉花の方が、グリーンに上がって行ったら「遠かった」という場面が良くあるのだ。特に先週・今週と、西村のピンを刺すショット力は群を抜いて素晴らしかったように思える。

さて次週の女子プロ選手権は茨城県の静ヒルズカントリーで行われるが、西村の相性はどうなんだろうか。距離はティーイングエリアにもよるが、7500ヤード超の設定も可能となっている雄大なコースである。しかし女子メジャーのコニタミノルタ杯では例年の如く距離だけじゃなく、正確さも兼ね備えた選手が上位に来るだろう大会になることは、必至だ。稲見もしっかり休養を取り、この大会に照準を合わせて来るだろうことは目に見えているから、小祝との賞金女王争いの一騎打ちが楽しみである。

ちょっとネットで検索してみたら、このコース「メチャクチャ評判が良い」らしいのである。まあ、ちょっと場所的に遠いので実際にプレーするのはなかなか大変だが、一回ぐらいやってみたいコースの一つだと思う。なお、ステップアップツアーでは毎年トーナメントが行われており、女子選手にはお馴染みの所なので、植竹希望選手なんかは「良く知っているコース」でアドバンテージがあると思う。ラフとかハザードとか、入れちゃいけない所を避けて、如何に「安全なルート」からバーディを狙って行くか・・・。そういう、マネジメント能力と計算通りに打てる正確なショットが要求される、タフなコースであるのは間違いない。

私は西村の「3週連続優勝もあり得る」と期待している一人である。彼女が得意としている「ピンをビタビタ攻めてくる」距離感とショット力が来週も健在で、ロングであれショートであれ「大きく的を外さない正確無比なパターのタッチと読み」が発揮出来れば、私は彼女に十分優勝の可能性がある、と信じている。3週連続とサロンパスに続く公式競技2勝目の快挙。これが来たら今年は無理でも、来年は「稲見打倒の最有力候補」は西村優菜だ、と言うことになりそうである。私は是非、そうなって欲しいけど果たしてどうなることやら。楽しみである。


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