明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

最近の議員のレベルについて

2017-02-12 21:00:00 | ニュース
小池都知事が参議院選挙で自民党に対抗し、大量の立候補者を選定するという。彼女は自民党員である。それが対抗馬を揃えて選挙を戦おうというのである。そろそろ我々も政界の地殻変動に対応して、新しい選挙の仕方を考える時になってきた。

それは、過去70年に渡って続いて来た二大政党制が崩れて自民党の一極集中に変わってきた事で、それに合わせて我々も変わって行こうという発想である。そもそも党で選ぶというのは昔流行った方法で、近年の投票率が50%という低レベルに落ちてきたのを見れば、もうこの方式が限界に来たのは明らかである。議案に対しては党の言うことを聞くロボットになり、自分の利益になる「議員活動以外の口利きや斡旋」など本業そっちのけで精を出すのである。これが議員の実態だ。

このような議員を選ばないためにはどうすればいいのか。一つには、議員を選ぶ基準に「物事の考え方が同じ」という事があげられる。信頼できるということの具体的な内容がこれだ。だが全ての議案に対して全て同じというわけにはいかない。議員は一人しか選べず、議案は多岐に渡る。では、どうすればいいのか?

答えは「事実に基づき、理論的に考え結論を出す、頭の良い人」を選ぶしかない。もちろん勉強が出来る人という意味ではない、判断力が優れている人という意味である。これは同時に「議論を正しく出来る人」でもある。自分の考えなんか無くてもいいから、あらゆる立場の意見を分け隔てなく聴き、正しく判断出来て、その判断の道筋を「理論的に説明」できれば良いのである。

その反対のダメな議員は、1 党の言う通りに動き、2 反対するやつを力で押さえ付け、3 根回しや裏で多数派工作をし、4 国民を言葉のスリ換えで騙す、そういう議員である。見渡せば、ダメ議員のオンパレードではないか。これは政党政治が時代に合わず、国民の意見を代弁していないからである。私は以前にメールによる直接選挙制を提案したことがある。だが余りに革新的だった為に、皆さんには受け入れて貰えなかったようである。だから次善策として、信頼できる人を選ぼう。ついでに党は解散して、全部個人名で議員登録し、会派は作らず、議案ごとに考えが同じ議員で集まり、検討し案を練り議会に提案して、そして投票は「記名式」とする。インターネットには公の記録で、議員個人の全議案への投票を公開する。

ついでに大きな議題や重要な議案については、自分の選挙区に帰り「事前投票」を行なって、有権者の意見を確かめる位であれば言うこと無しである。議員というのは、本来は有権者の代弁をする役割に過ぎない。その本来の役割に戻す為には、有権者が常に政治に関心を持ち自分の意見が正しいのか正しくないのかを考えることが大切である。有権者が政治に無関心になれば、政治を私物化する議員がバッタのように増えてしまう。選挙権は「国民の権利」である。シリアの悲惨な状況をニュースで見れば、その意味がわかると思うがどうだろう。

まずは議会政治の基本を変えることが先決である。多数決で決まるのは民主主義であるが、今の議会は議論が出来ていない。スーダンで戦闘行為があり死人が出ているのに「戦闘はなかった」などという防衛大臣が存在する限り、この国の国会は国民からそっぽを向かれるのは必定である。党派に偏らない本当の意味の議長が「間違った言葉の使用を、それは間違いだとして訂正させる」ことができて初めて議論ができる。その為にも、まず党を解散させて個人の資格で国会を運営すべきである。





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