1、中川会長の謝罪会見を見て思うこと
コロナ対策の生ぬるさを声高に糾弾してた旗振り役が、自ら失態を演じて沈没したっていうお話、結構笑わしてくれるよね。コロナ自粛で心底疲弊している国民から総出で吊るし上げられたっちゅうのは、タイミングよく不平不満の「ガス抜き」の餌食になってしまったと言うことか。朝のワイドショーでは早速「街の声」を聞いていたが、皆んな一様に「もう信用できないっす」と満身で怒りをぶつけていたのが面白い。中川氏は謝罪会見中に日本医師会の会長職を辞任するかと聞かれて、このまま残って「責務を全うするつもり」だと答え、辞任については否定した。なんだかなぁ、・・・。会見でも「時期が悪かった」とかトンチンカンな釈明してたし、コロナ対策をしっかりしてて飲食の提供もなく「感染防止対策は万全」だったと偉そうに発言していたが、普段言っていることと真逆のことをやっちゃってて、信用無くした人間に「責務が全う出来るのか」私には大いに疑問である。謝罪の言葉からして、そもそも「ご心配」をおかけした云々と汗をふきふき申し開きしていたが、この状況で一体誰が「ご心配」するって言うんだよ?、ふざけるんじゃあねーよ!(おおっ・・怒りの余り、ちょっと下品な言葉遣いをしてしまいました、申し訳有りません、反省しております)。まあ、こういう「物事の感覚」が庶民とズレまくっているようなお偉い先生に、国民のコロナ対策を任せてしまって大丈夫なんだろうか?、と言うべきでした(陳謝、陳謝です)。例えば交通事故に巻き込まれて病院に担ぎ込まれたような時に、集まった友人たちに「ご心配をおかけして」と謝るのは普通の日本語の使い方である。今回は、国民は「釈明」を求めているわけだから、「皆様のお怒りは御尤もで御座います」と平謝りするのが正しい対応なんじゃないの?、と思う。まあ、勘違いも甚だしいと言わざるを得ないよね。まあ、そうであるならば中川会長は真っ先に会長職を引責辞任(クビ)するのが、一番我々の「心配」を払拭する解決方法だと私は思うのだが、如何?。コロナと戦う医療従事者の象徴として国民からの信頼が厚かっただけに、一転その信頼を「あっさりと裏切った」ことは一生の禍根として、中川会長の人生を暗いものにするだろうことは間違いない。結局は往生際が悪いと「こうなる」っていう見本になってしまった(御愁傷様です)。中川会長ぐらい世間から注目されると「立場上、ああしろこうしろ」と強い口調で命令せざるを得なくなり、結局こういう「単純ケアレスミス」で全てを失う結果になってしまう、というのもあるのかなぁと思ったりもするが、どうなんだろう。こういうのを他の政治家でも散々見ていると、「間違い」を一度も起こさずに無事に一生を終えるというのは簡単なようで実は相当に難しいんだな、って思う。「時期が悪かった」と言うのは、彼の「本音」なんだろうね。それなら普段から「そう言う姿勢で対処してればいいのに」と思ってしまうのは一般人の考えである。まあ、中川会長は医師会というエリート集団を代表して「自分は無知蒙昧な国民にコロナ対策法を伝授しているのだ」と上から目線で錯覚してしまったんだろうねぇ、一種の思い上がりである。やっぱり公に発言するということは、他人以上に「自分に対して言っている」という感覚が必要だということだろう。やっぱりウソはいけないねぇ。人間、正直が一番です。自分の意見をしっかり主張しつつ、同時に「厳しく自己を律して」いける人って言うのは、ホント立派なんだなぁ、と改めて思った次第である。中川会長、聞いてるかな?。・・・今となっては後の祭りだけど。
2、ワクチン狂想曲
全国市町村・津々浦々で、ワクチン予約の混乱が大騒動を引き起こしている、という。デパートの特売からラーメン屋の新規開店に至るまで、なんで日本人というのはこうも「早い者勝ちシステム」が好きなんだろう?。「公平」と言えば聞こえはいいが、要するに一番「非効率」な方法なのは間違いがない。まず第一に、国がワクチンは7月末までに「高齢者全員に打つ」と明言している訳だから、たかだか2ヶ月の差に過ぎないのに「なんで電話予約に殺到」するんだろうか、理解できない。第二に、予約を受ける方も策が無さ過ぎる。ワクチンが1500人分ほどしかないのに数万人の予約希望者が電話してくればどうなるか、「パンクする前に」分かりそうなものだが、・・・分からないかねぇ。第三に、「公平第一主義」を言い過ぎるために、結局「早いもの勝ちシステム」になってしまって騒動になる。ワクチン接種の優先順位が同じグループの中だったら、「期間中であれば前後しても良い」とする考えを受け入れなければ、結局は全員が苦労することになるのは火を見るよりも明らかだ。頭の良い市町村では、予めワクチン接種予定者に接種場所・時間を指定・通知しておいて、行けない人は「後回し」するという方法で問題なく処理できているという(噂だけだが)。要はワクチン接種の日時がはっきり決まっていれば、多少の早い遅いはあっても皆安心して待っていられるのだ。こういう単純な理屈も国がマニュアル化して「頭の悪い市町村に教えてあげる」ことが大事である。まあ、肝心要の国の指導者が「どうも頭が悪いみたい」なので困るんだけど。えっ、誰のことだって?。分かるよねぇ、〇〇さんと□□さんですよ。まあこれ以上はどうも、ブログの限界を超えてしまうので控えさせていただきます。
3、コロナ感染に異変あり
どうも最近の感染者数を見ていると、いままでの状態とちょっと違うなぁ、と感じている。コロナに感染した人の調査で「どういう状況で」感染したかの質問に対して、「分からない」と回答した人が相当数いるらしい。いよいよ恐れていたことが始まったのだ。今までは飛沫感染さえ防いでおけば、そうそう感染するリスクは無い、とタカを括っていた。私の前の会社に勤めている人に聞いても、皆粛々と何事もなかったのごとく静かに働いているという。通勤電車は相変わらず混んではいるが、だからといって即感染するって感じは今まではなかった。危ないのは飲食である。何より国も都も「口を開けば飲食店」の大合唱だった。ところがここへ来て一般企業の通勤者が危ない、という記事が Smart News に書いてあったのだ、これは国家にとって正に「死活問題」である。我々年金で暮らしている者は有難いことに関係はないと言えるが、働いている若い人は「どうにも困惑してる」という状況である。つまり、これまでのコロナ対策では不十分で、飛沫感染だけでなく「残留ウィルス」にも相当な感染力がある、ということだ。勿論、通勤電車だってマスクをして無言でいれば大丈夫、とは言えないのである。今までの「新しい生活様式」では変異株には通用しなくなり、さらなる「新・新しい生活様式」が求められる事態になっている(ホンマかいな?)。そして、コロナ対策の生活様式が新しくバージョンアップされるまでは、我々高齢者は「より厳格な防御」に努めなければならないのだ。結局ワクチンということになるのかなぁ。菅さん、本当に7月末までに終わるんだろうねぇ。私は気長に待つことにするけど・・・。
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