最近テレビを見ていると「あの犯人は捕まった」というニュースが非常に多くなっている。これは犯人達の「顔や行動」がバッチリ監視カメラに写っているから、捕まえる側も簡単なのだろう。何とも「雑な犯行」である。自分達が監視カメラに写っていることなどは「全く意に介さず」犯行に及んでいることからも、この犯人が素人で、事前に充分な準備や計画がなく捕まるリスクなど考えていない、ということが見て取れるのだ。あるいは教えられるままに犯罪をしてるので、自分達には「犯罪の自覚」が無いのかも知れない。
逆に雇う側にしてみたら、そもそも実行役をネットで集めて強盗させ、盗んだ金を「巻き上げる」システムだから取るものを取ったら後は捕まろうがどうしようが「知った事じゃない」わけで、この犯罪システムを開発した「中心人物」やその指示役にとっては、実行役の連中は「便利な使い捨て」以外の何物でもない。だから実行役の「取り分」がいくらなのかは知らないが、こう次々と逮捕されちゃったんでは割に合わないし、やる方にしてみれば「リスクを考えたら」元も子もない話なのである。
こういう事例が多数出てくるようだと「捕まるリスクは相当高い」というのがバレてしまい、実行役をネットで集めるのも「段々難しくなってくる」んじゃないだろうか。勿論、それで犯罪が無くなるわけじゃないので、犯罪者と警察の「知恵比べ」はまだまだ永遠に続くに違いない。なぜこういう犯罪が後を絶たないかと言えば答えは唯一つ、被害者が全員「現金を家に置いている」という事である(これ、重要な事なので高齢者はしっかりと自覚してほしい!)。つまり逆説的に言うならば「現金」が犯罪を作り出しているのだ。これは紛れもない事実である。
このことから導き出される「犯罪防止対策」は、この世から「現金を無くす」ことだ(冗談で言っているのでは無い)。すなわち、盗むものがなければ「犯罪も無くなる」理屈である。これは真剣に考えるべき問題だと思う。お金を全部「キャッシュレス」にすることで、犯罪者から身を守る事が可能になると考えている。そして究極には自分の財産であっても、「入手経路を証明」しなければ「使えない」ように社会を変える事である。例えば貴方が1000円のラーメンを食べようとした場合、支払おうとする1000円が「誰から、どういう仕事の対価として得たか」を証明する出来なければ、その1000円は「貴方の物ではない」と言うことだ。一見、いちいち証明するなどというのは「難しくて無理」と思うかも知れない。だがこれは実は簡単な事なのだ。
まず貴方の収入を口座に入れる時に「その取引を税務署がチェック」し、支払い理由がハッキリしてるものだけを許可するシステムを構築する。これは支払い側と受け取り側双方がキチンと出納帳を提出すれば問題ない(というか、会社勤めの人は大概が「給与収入」なので、そのまま確認すみである)。こうやって理由が認められた収入だけを「個人の口座」に入金出来るシステムにすれば、口座に残っている金額は全て「収入証明済み」となる訳だ。
要はクレジットカードで買い物をするように、日本中の金の受払を「全部システムに入れてしまえば」、相手が支払った「記録がない」のにお金を持っていれば(つまり泥棒ということだが)、そのお金は口座に残高があっても、使おうとすると「残高がありません」とエラーになるからその時点ですぐさま「御用!」となる訳だ。具体的には(世の中に現金が無い訳だから)金を盗もうとする泥棒は「被害者の口座から自分の口座に金を移す」しか方法はない。しかしその移動に「正当な理由」を説明出来ないから「お金が移せない」訳である。これで世の中から泥棒や強盗が無くなると言う訳だ。一件落着!
以上、この世から金に絡む犯罪を「劇的に減らす」唯一の方法でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます