明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

女子ゴルフは、これからまだまだ伸びる

2017-09-17 21:40:00 | スポーツ・ゴルフ
女子ゴルフ、現在の選手の横顔をレポートしてみた

最初に、常に上位を賑わすライジングスター 5人

1 比嘉真美子・・・飛距離を武器に小技も上手い。何と言ってもイップスから這い上がってきて一層芯が強くなったメンタルが魅力の、雑草のゴルファー。困難な状況でも逃げずに戦う「絶対に勝つ姿勢」が、我々ファンにとって応援したくなるファイターキャラ。順風満帆のゴルフ人生では無いだけに、ここ一番の勝負に掛ける「人生の重み」が他の選手とは違う、と私は見ている

2 川岸史果・・・飛距離は魅力だが、寄せとパターは未知数。なんといってもスイングが独特で、でっかい身体をちじこめるようにしてボールを打ち抜くフォームは実に素晴らしい。ゆったり振っているのに飛距離が出る「天性のパワーヒッター」である。本人が飛距離を売り物にしてないところが素晴らしいではないか。優勝するまでに足りないのは、経験だけである

3 堀琴音・・・スタイルとファッションセンスは「田園調布の若いマダム風」、性格が「女王様」なのでスコアが悪いと機嫌が良くない。スイングはノーコック打法だが飛距離もまあまあで「典型的スインガー」。パットさえ決まれば複数回優勝も可能な「才能あり」だ。姉がどん底で苦しんでいるのを目の前でみているだけに、勝負に掛ける気持ちは人一倍強い

4 辻理恵・・・このところメキメキ腕を上げてきている若手ナンバーワンである。スイングはオーソドックスで飛距離も出る「隠れ飛ばし屋」だが、全体的にまとまっていてバランスがいい。あとは優勝するにふさわしいメンタルだけ。「LPGAの顔」になるにはちょっとおとなしいので、スター性というところが難点である。まずは一勝、それで顔つきが変わるかも

5柏原明日架・・・鳴り物入りで登場したアスリートゴルファー、スイングは華麗なお手本で身体能力も高い。だがアスリートに有りがちな「勝負師のハートに欠けている」ところが残念である。試合の途中の勝負どころで決めきれない点を治さないと、ツアーで生き残るのは難しい。まずはポカをなくす集中力を一試合維持することである。まあ本人もわかってはいると思うのだが

次に、伸びてはいるが今一つ安定した成績を残せていない選手

1葭葉ルミ・・・飛ばすことだけで満足はしていないだろうが、どうも「これといった技」と言えるものが無い。いつまでも飛ばし屋ナンバーワンのままでは、いずれシード落ちするのは目に見えている。まずは飛距離を落としてもアプローチショットの精度を上げるべき。飛距離は絶対の要素ではない。パットこそが勝利への近道と知るべし

2岡山絵里・・・顔は今一パットせず性格も暗くてスコアで魅せるしかないのだが、出だしは良くてもいつも最終日にズルズルといなくなる残念な選手。プレッシャーに弱いのか欲が強すぎるのか、いずれにしても勝負弱さは致命的。自分のなかに「これは絶対負けない」というものを磨くことが、ズルズル行きそうなとき踏み留まる力になる

3木戸愛・・・デビューの年に一勝したが、鳴かず飛ばずで3年過ぎた。色々やっているのだろうがどうも勝てない。これは技術というより性格の問題だ。優勝する選手というのは、どこか「人に嫌われるような部分」を持っている。彼女も「みんな仲良し」体質から脱却しなければ、優勝は難しい。好い人過ぎるのが邪魔している典型

4香妻琴乃・・・一時はパターランキングで一位になったこともあるが、いかんせんスイングが「手首を無理やり捏ねるスタイル」で格好が悪い。体つきもトレーニングのせいかムキムキになって、ちっちゃいプロレスラーという感じで、ゴルファー体型ではない。今のところは出口が見えないので、一皮剥けるためには「コーチを変える」べきだと思う

では、去年から比べて下の方にいる落っこち組み選手

1イボミ・・・2年連続の賞金女王がまさかの低迷で、「どうしたのか?」の声が余計にプレッシャーになる悪循環。やっと1勝したが、彼女の正確無比なドローボールはまだ封印されたままである。100ヤード以内の精度が彼女の絶対的な優位を保証していたのだが、いまは「只の人」になってしまった。全美貞も不調の時「もうゴルフをやめようと思った」らしいから、一度頂点を極めた選手が落ちて、「それから復活する」のは大変難しい。私は元のように「絶対王者」には、もう戻らないような気がするのだが

2キムハヌル・・・肩のケガから休場という突然の出来事で失速、「賞金女王レースに赤信号」が灯った。好事魔多しである。キムハヌルもイボミと同じ「プレーに穴の無いタイプ」だけに、一つ崩れると全部のバランスが取れなくなってパフォーマンスがガクッと落ちるようだ。無理の無いスイングで正確なショットを武器にしていただけに、肩のケガは「難儀」である。まず完全に元通りになるまで「ゴルフから離れる」ことが大事といえる。スイングの流れを壊してしまっては「元も子もない」である

3渡邊彩香・・・あれほど爆発的な飛距離で観客を魅了していたのに、いまは完全に自分を見失っているように見える。フォームを変えてうまく行く選手もいるが、彼女は失敗したのではないかな。だったら早いとこ元に戻したほうが良いとおもうけど

4松森彩夏・・・可愛いくてスタイルがよくて優雅な身のこなしはスター性抜群の逸材だったのに、今年は不調でテレビにも写らないのはツアーにとっても痛手である。何が原因か分からないが、もしかしたらメンタルのせいのような気がする。つまり「戦闘モード」に入りきれてないと思うのだがそれが何故なのか、本人しかわからない

5藤田光里・・・全然ダメでテレビにも全く写らない。もちろんシードも取れそうにないから、来年はQTからになりそう。フジサンケイで勝つまではアグレッシブに戦っていたのだが、その後はズルズルと下がる一方で良いところがまるでない。雑誌やメディアにちやほやされて、芸能人と勘違いしているかも。性格もわるそうなので、まずそこから治さないといけない

6原江里菜・・・こちらはコーチを変えてからおかしくなった。飛距離が伸びたと喜んでいたらしいが、「そこが落とし穴」で成績は一向に上に上がってこない。元々飛距離は普通に跳んでいたので何も伸ばすことはなかったのだが、スイング改造というのはやはり難しい。まずコーチを元に戻すことから始めよう

7飯島茜・・・完成された選手と思っていたのだが、どこも悪くないのに成績が上がらない。全体的に落ちてきたのだとしても、やはりパッティングが一番落ちたんじゃないかと想像する。まあ新人がどんどん出てくるんだから、同じ力であれば成績は下がってもおかしくない。寂しいことだが、ピークを過ぎたら後は下がるだけかも

8酒井美紀・・・最近のコースは何がなんでも長いのが流行りで、酒井のように「正確なだけが取り柄」の選手は年々辛くなる一方である。といって飛距離は簡単に伸びるわけではない。せめてメジャーのようにセッティングが難しければ戦い方も見えてくるのだが、どのみち現代のゴルファーとしては「飛距離が出ないのは致命的」である

これはオマケで、しょっちゅうテレビに出るけど、どうでもいい選手

1上田桃子・・・私の最も嫌いな「自己中」で、ちょっと上手くいかないと不貞腐れるのが得意な「いつも不機嫌が売り」の選手。宮里愛の後を継ぐなどとほざいているそうだが「トンでもない」。ゴルファーである前に人間が出来ていないのでダメ。「ゴルフに悪役は要らないのだ

2イミニョン・・・何のためにツアーに出ているのか不明の「良いとこ無し」の選手。第一に「外国人だから表情をみても心がよめない」せいか、良いプレーをしても「全く何も感じない」。つまり観客を巻き込んでのデッドヒートなど「無縁」である。さっさと自分の国に帰るべし

3穴井詩・・・近頃は飛ばすだけではダメで、スイングが格好良くなくてはファンが納得しないし、一流とは言えなくなって来ている。全力で「なりふり構わずスイング」するだけでは、プロの魅力はない。

4アンシネ・・・もう「下手くそ」は帰れと言いたい。何よりもファッションが下品だ。それに化粧が最低である。まずゴルファーであるなら、真摯にゲームに取り組むべきではないだろうか。お客からチヤホヤされて嬉しがってれば良いのなら、キャバレーのホステスでも同じである。結論から言えば、金田久美子の方がよっぽどマシ

5有村智恵・・・過去の人である。昔はスイングを誉められたりもしたようだが、いまじゃ「当たり前の基本型」である。諸見里しのぶと一緒で、過去の栄光があるだけに一層いまの成績が痛々しい

と一通り書いてきたが、なんとか復活してほしい選手も上げておきたい

1森田理香子・・・こないだのプレーは良かったとも言える。まだ少しリハビリが必要だが、重要なことは「ポジティブな事だけを認める」である。これが出来た、これも出来たという、一つずつの積み重ねで「知らないうちに良くなる」のが一番大事。私もリハビリ仲間として、彼女の復活を心から待ち望んでいる。彼女の豪打をもう一度コースで見てみたいのである

2一ノ瀬優希・・・徐々に復活の兆しはある。だが当時と比べて「今は飛距離が全盛の時代」、果たして彼女が昔の輝きを取り戻せるかどうかは未知数である。だがツアーメンバーとしてシード獲得するだけなら、十分にチャンスはあると思う

3堀奈津佳・・・妹が大活躍しているだけに、試合にも出れない自分を許せないかもしれない。他人の家庭事情は分からないが、体つきや顔つきがだいぶ違うので姉妹と言っても共通点は少ないのかもしれない。何にしても復活すれば素晴らしいニュースである

以上、女子ツアーの選手たちを取り上げてみました。ちなみに今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権は、高校2年16歳の安田佑香が優勝である。7アンダーの65で回って、最後の18番10メートルの下りパットを「イーグルで締めて」トータル14アンダーは圧巻の一言である。アンダーパーが17人も出て、アマチュアですらもうパープレーでは勝てなくなっている。これは道具の進化と価格的なトレーニングのお蔭じゃないかと思った。アマチュアですら進化が激しいのであるから、プロの選手たちが血眼になるのは当たり前ではないか。下克上ではないけども日々新たな選手が台頭してくる世界、見ている方は楽しい限りだ。

で、この記事は最終戦の生中継を録画して喫茶店で書いていた。それでコンビニで夕食を買ってテレビを見たら、「何と川岸が優勝」しているではないか!。まずは「おめでとう!」である。2位は比嘉真美子、辻理恵も上位で万々歳である。いずれは勝つと思っていたが、早くも優勝してツアーも大盛り上がり、言うこと無しだ。菊地絵理香もケガが治って上位でフィニッシュ、さらに言うこと無い「今年のベストゲーム」である。この調子で若手の有望株が次々と優勝すれば、女子ツアーもますます人気が出ること間違いない。今夜は「酒を飲みながら」もう一度録画を見直すとしよう

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