明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

考えるヒント(8)MARUZEN & ジュンク堂書店渋谷店が閉店

2022-11-03 12:29:31 | 今日の話題

1、時代は電子書籍である

古き良き時代がまた一つ消えていく。「いらないもの」が廃れていくのは、これは世の中の総意である。煙管や火鉢はとっくに廃れて歴史的遺物となり、生活のあらゆる部分でたくさんの物がどんどん消滅している。鉄道ファンには根強い人気のSLも、もはや博物館で見るか一部の観光用で走っている姿を眺めるしかなくなってしまった。

時代の流れから言って、本屋も「いずれ消滅する」のは時間の問題であろう。それでもその昔、作品を読むのにひたすら筆写してた頃に比べれば、本屋で簡単に買えるとうのは大変革である。進化の過程はコピーを大量に作る活版印刷技術に始まって、製本の技術も機械化・省力化が進んでいる。そして、その大量に簡単に作られた本を、資金を使わずに出来るだけ多くの人の目に触れる再販制度が開発され、書店の隆盛が言われたのはついこの前である。本が身近なものとして一般の人に普及するようになってから、まだ少ししか経ってないのだ。

しかるに作家の方は早くからPCで書く人が増えて来て、この方面からいち早く電子出版への道が開けたといっても過言ではないだろう。今や「電子書籍」は我々の選択肢の一番目になって、自宅に本棚が消える日もそう遠くはないという。もはやこの流れは誰にも「止められない」と思われる。

要するに現代は作家と読者が直結して、間に余計なものが入らず完了する時代に突入している。例えば定価2500円相当の新刊本が、理論的には「コスト無しの0円」で読めちゃうのである。勿論、作家の収入分は別だが、それにしてもシンプルである。

世の中には「電子書籍は苦手」だと言う人も大勢いるし、印刷・製本・出版・取次・販売店の業界は何とか生き残びようと、必死で出口を模索しているだろう。しかし、これらの業種は「残っていく理由が見当たらない」のである。それにもうそろそろ「図書館が消滅する」時代に入って来た。

学問の世界では研究に必要な参考書籍類は、自宅の書庫に備えるのではなく、パソコンで自由に検索するインターネット式システムを使う学者が多くなっている、と聞く。国会図書館ですら、見たい本は「パソコンの画面で読む」方法に切り替わってからだいぶ経っているのではないか。当然、今に「自宅から」図書館のサイトにアクセスして、「誰でも」いながらにして世界中の蔵書を閲覧する日も、すぐそこに来ていると考えられる。もはや本作りは伝統技術として認定され、文化功労者みたいな人が何人かで細々と継承していくことになるんじゃないだろうか。

この2つの大型書店の閉店というニュースも時代の流れには逆らえなかったとみるか、それとも「まだやってたのか?」と驚くか、それは貴方の考え方次第です!

2、自民党よ、ふざけるな!

これはもう有権者を「馬鹿にしてる」としか思えない。それとも「何かのジョーク」なのか、岸田さんよ。いっぺん俺たちに、全部「キチンと説明して」くんないかなぁ!・・・これ、一般市民の悲鳴である。

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先日、山田外務副大臣が推薦確認書にサインしたらしいと SmartNews に書いてあった。本人の言うには「中身をよく見ずにサインしてしまつた」と言い訳してるようである。政府の重要な役職で、しかも外務副大臣という文書の内容には仕事柄「とことん厳しい眼を配っている」筈の人間が、こんな杜撰でチャランポランな行動してるなんて岸田さん、どの面下げて「任命」してるわけ?。もう最初っから「大臣失格」だろう!(怒りの鉄槌を振り下ろすレベルである)。

まったく岸田政権の閣僚は「揃いも揃って」良いところが一つもない、と思っていたら、今度はあの「お騒がせ山際元経済産業大臣」が、事もあろうに「自民党のコロナ対策本部長」になったってニュースが飛び込んできた。岸田って男は「何という人事」をやるんだろう!と腹が立って、思わず我慢してたジャンボ・チョコモナカ・アイスクリームを「2つも自棄食い」してしまった(余っ程驚いたんだと思うよ、マジで)。

これは自民党が派閥勢力に気を使って重要ポストを配分してるという明白な証拠である。もはや岸田政権は、国民生活無視を「隠そうともしなくなった」ということなのか、それともコロナなんて大したことないと高をくくって「あんな、記憶喪失だか認知症だか分からないような無能な男」を本部長にしたってことなのか。どちらにしても、もう国政というものは自民党にとってはどうでも良い事で、「世論調査の結果」も岸田首相の「聞く力」の前には何の影響もないらしい(そう言えば岸田政権の支持率は、ずっと低いまま回復の見込みは無い、とどこかの新聞に出てたような気がする・・・知らんけど)。

こうなったらもう最後の審判を突き付けよう!。次の選挙で是が非でも「自民党を解散消滅させる」しかないではないか!(私は真剣である!)

3、円安とインフレと、ロシアと原発

もし食品が全部2割値上がりしたらどうなるかというと、質を下げるか量を減らすか、どっちにしろ「支払総額」は変わらないだろうと私は読んだ。メーカーは原料高騰で止む無く値上げしてるので、販売数=生産量が落ちた分だけ、手取り「利益」も落ちるのは理屈である。で、結果どうなるかというと、ますます「デフレ圧力」が加わって最後は「給料」もどん底まで下がり、国全体が貧乏になって、昔のベトナムやバングラデシュのような後進国に落ちぶれていく(勿論、富裕層はどんどん裕福になって、格差は広がる一方である。一人あたりGDPが日本より断トツに低かった時でも、中国の一部の金持ちは「半端なく」資産を持っていたと聞く)。

これは偏にエネルギーを輸入に頼っているからである。絶対必要なエネルギー源(石油・ガス)と電気そして水道のうち、どうしても日本が輸入せざるを得ないのが「石油・ガス」なのだ。電気は水力や石炭や自然エネルギーなどで何とか我慢は可能かもしれない。水道は元々日本で困ったという話は聞いたことがない。だから石油・ガスが「安定して低価格」で輸入できるなら、少々の「円安」は、家計を直撃するような「本当の打撃」にはならないのじゃないだろうか。確かに輸入食材は値上がりしてるが、小麦が入らなければ米にすれば急場はしのげる(素人考えだが、戦時中はそうしてた)。

だが石油とガスだけは、代用が効かない。それじゃあ、どうするのか?

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答えは「ロシア」にある。ウクライナで戦争してるロシアだが、世界で総スカン食らってるのかといえば、実は「そうでもない」らしい。そのいい例が韓国であり、インドや中国、それからサウジアラビアなどの原油産出国を含めた「世界の国の半分位」が、ロシア擁護とまでは行かなくても、制裁はせず、中立的立場を表明しているのが現状だという。それと比べてEUや英国などのNATO諸国は、ウクライナ支援と引き換えに石油ガスの輸入をストップさせられて「エネルギー危機」に陥っている。

では日本はどうかというと、G7と歩調を合わせて制裁には参加してるように見せかけて、実はロシアからのガス輸入を左右している「サハリン2」をちゃっかり継続した(当然である)。結局インドと同じように、国益を優先したわけだ。

日本という国は不思議な国である。色々な外圧に耐えに耐えて、その状況の中でも何とか突破して価値を生み出し、楽しみを見つけ出す能力に長けている国だ(その代わり、外国に影響力を行使して、世界のリーダーシップを取るなんて事は不向きだ)。西欧やアメリカに屈したあと見事に苦境を跳ね返して、世界第二位の経済大国にまで上り詰めたのも懐かしい記憶である。その後、家電製品がアジア諸国の追撃されて衰退すると、不死鳥の如くに「アニメや観光」で、しぶとく生き延びて頑張っているのが現状だ。岸田首相はだらしないけど、この一見信念の無いノラリクラリとした性格が功を奏して、「何とかやれている」ようには見えるのだ。

そこでさらに一歩踏み込み、ロシアから「ルーブルで安く石油を買う」なりすれば、ガソリン事情も好転して、ホッと一息つけるのだが難しいかなぁ。

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何れにしてもこの状況で「背に腹は代えられない」とか理由つけて、政府は「原発を再稼働」させるつもりのようである。首尾よく運転を再開した挙げ句に突然巨大地震がやって来て、考えても恐ろしい「二度目の放射能事故」が起きちゃった!、なんてことだけは絶対やめてよね?、分かるよね岸田さん。今度やったら終わりだよ、終わり!(それでも「聞く力」のある岸田政権は、原発再稼働やりたそうだけど)


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