柏駅の東側にあるコインランドリーへ行く途中に「BOMBEY」というカレー屋ある。そばを通る時に何とも言えず良いカレーの匂いが鼻をくすぐって、入ろうかなと思うのだが洗濯物を大量に抱えていて、しぶしぶ諦めざるを得ないで今に至っている。今日も目の前を通ったが、毎回入店の順番を待つ人が列を作っていて、5・6人が思い思いの方法で時間を潰している。この順番待ちの時間の過ごし方というのにも時代の流れを感じさせて、最近は全員がスマホ片手に何やら操作しているシーンを多く見かけるようになった。
70歳位の年配の人でもたまにスマホを見ている姿に出くわすので、もはや見ていない人のほうが珍しい。一時ポケモンGOがはやった時は猫も杓子もという感じだったが、近頃はそうでもないのを見ると落ち着いてきたのではなかろうか。若者の間でブームになるものの流行り廃りの速度が速くなってきている。飽きっぽいということなんだろうが、一つには「自分の求めるものが分からない」という現象が若者全体に蔓延しているように思う。というか普通の人に取っては、これは当たり前であるとも言える。私の子供時代はフラフープと抱っこちゃんが世の中を席巻していた。思えば昭和は遠くなりにけり、である。
そもそも子供のうちから何になりたいとか何に特別興味を持っているという人は稀であり、天才と言われる人たちは皆10代でもう自分のやるべきことを決めていたようである。勿論江戸時代などは職業がほぼ決まっていたから、やる事もそう多くなかった。それが何であれ、早く始めることは体の発達と歩調を合わせて技術も進歩するので、言わば「それ専用の体に」なっていくし結果もついてくるのだ。サッカーやゴルフやテニスなどスポーツ全般に言えることだが、子供の時からやっている人には逆立ちしても敵わない。私達60代後半のベビーブーマーは、歩きはヨボヨボしているがボーリングは不思議と上手い。これも学生時代にボーリングが流行った恩恵である。経験の量も格段に多いのだが、周囲の見る目が今の世の中とはまるで違って「ヒーロー」に見られたのである。世代によって流行りのスポーツが違うというのは面白い。さしずめ今ならスマホの知識が「ヒーロー」を作っているかも。
さてカレー屋はもう一軒、西口を出て髙島屋本館の方から6号線に向かって歩いていくと、途中に「インド人のやっているカレー屋(移動式のミニバン)」がある。近所のクリニックの看護婦さんがお昼休みなのか仲良く並んで買っている。そばを通ると美味そうな匂いが食欲をそそるのだが、炭水化物制限ダイエットをやっているのでグッと我慢する、ミニバンの窓から張り出した棚には、でっかいナンが載っていて実に美味そうなんだが致し方ない。それにしても日本人はカレーが好きである。余程日本人の口に合っているのか、うどん・ソバやカツ丼と並んで人気のメニューである。ラーメンやハンバーグもランキング上はここに入れるべきだろうが、軽食・お手軽・簡単・単純という点で惜しくも割愛した。やや個人的好みが反映したベスト3じゃないかとのお叱りを頂くやもしれぬがそこはご愛嬌。ラーメンやハンバーグはどうも健康に良くないし。
しかし若い後輩から「先輩たちの世代は駅でちょっと時間があると、よく立ち食いソバを食べますよね」と言われたことがあった、その通り、我々の世代は駅の立ち食いソバ屋を見つけると「つい寄って食べたくなる」、そんなDNAが脈々と体内を回っているのである。私は冬は新宿駅西口の交番裏のうどん屋で「竹輪うどん」に凝り、また夏は新宿小田急線改札出口の箱根ソバで「おろし天ぷらソバ」に凝り、帰りは決まって新宿駅のC&Cで「コロッケカレー」を食べ続けた時期があった、毎日である。何故か不思議と飽きることがなかったのである。私はどこかの店に入ってどっかりと椅子に座り注文してから出てくるまでじっと待つ、というタチではなかったのだ。立ち食いそばの券売機を出すと間髪を入れずサッと出てくる、そんな「早さ」が無性に懐かしい。病気をしてからは、嚥下障害のために「蕎麦が啜れなく」なってしまったのである。美味い蕎麦を腹一杯食いたい、という気持ちはもう無い。食べたくても食べられないのだ。
でもカレーは大丈夫なのである!それでカレー屋が目に付くという次第である、単純だ。ただ上野のデリーのような専門店で一級品の極上の味を食べようとは思わない。あくまで立ち食いレベルのカレーが食べたい。あぁ、C&Cのコロッケカレーは美味かったなぁ。で、東口のBOMBAYだが、小さい店なのにあれだけ人が並んでいるのを見るとやはり、相当に美味いのだろうなというのは想像に難くない。カレーはスパイスが決め手なので、ヒリヒリと辛みが利いていてそれでいて深みのあるほんのりとした甘みを感じるような、ご飯とよく合うカレーが最高のカレーだ。それに揚げたてカリカリとした薄く平たいコロッケが載っていれば最高なんだがなぁ。もちろんカツカレーでもいいが、「とんカツ」は厚く切って衣のサクサクしたのに濃いめのソースを回しかけて、箸でつまんで口に運ぶのが最高の食べ方である。その後に温かいご飯をスッと放り込む、ああ食べたい!
何故こんなにやたらと食い物の話をするのかというと、実は炭水化物制限ダイエット中で食べるものが制限されているからなのだ。食べられなくても辛くはないが、時々食べてみたい時がある。タバコと同じだ。私はタバコをやめてから4年になるが、もう吸いたいと思わなくなって久しい。身体に悪いからである。だが一度覚えた味は滅多に身体から消えることはなく、今でも吸えるものならタバコを吸いたい。年老いてもう命が消えようとする頃になったら、もう一回タバコを吸って見たいなと思っているのだ、馬鹿だねぇ。これが薬物中毒の恐ろしさだろうか、清原和博の体はもう元には戻らないわけである。
今日はカレーの話からつまらない雑談になってしまった。大いに反省すべし!
〇
70歳位の年配の人でもたまにスマホを見ている姿に出くわすので、もはや見ていない人のほうが珍しい。一時ポケモンGOがはやった時は猫も杓子もという感じだったが、近頃はそうでもないのを見ると落ち着いてきたのではなかろうか。若者の間でブームになるものの流行り廃りの速度が速くなってきている。飽きっぽいということなんだろうが、一つには「自分の求めるものが分からない」という現象が若者全体に蔓延しているように思う。というか普通の人に取っては、これは当たり前であるとも言える。私の子供時代はフラフープと抱っこちゃんが世の中を席巻していた。思えば昭和は遠くなりにけり、である。
そもそも子供のうちから何になりたいとか何に特別興味を持っているという人は稀であり、天才と言われる人たちは皆10代でもう自分のやるべきことを決めていたようである。勿論江戸時代などは職業がほぼ決まっていたから、やる事もそう多くなかった。それが何であれ、早く始めることは体の発達と歩調を合わせて技術も進歩するので、言わば「それ専用の体に」なっていくし結果もついてくるのだ。サッカーやゴルフやテニスなどスポーツ全般に言えることだが、子供の時からやっている人には逆立ちしても敵わない。私達60代後半のベビーブーマーは、歩きはヨボヨボしているがボーリングは不思議と上手い。これも学生時代にボーリングが流行った恩恵である。経験の量も格段に多いのだが、周囲の見る目が今の世の中とはまるで違って「ヒーロー」に見られたのである。世代によって流行りのスポーツが違うというのは面白い。さしずめ今ならスマホの知識が「ヒーロー」を作っているかも。
さてカレー屋はもう一軒、西口を出て髙島屋本館の方から6号線に向かって歩いていくと、途中に「インド人のやっているカレー屋(移動式のミニバン)」がある。近所のクリニックの看護婦さんがお昼休みなのか仲良く並んで買っている。そばを通ると美味そうな匂いが食欲をそそるのだが、炭水化物制限ダイエットをやっているのでグッと我慢する、ミニバンの窓から張り出した棚には、でっかいナンが載っていて実に美味そうなんだが致し方ない。それにしても日本人はカレーが好きである。余程日本人の口に合っているのか、うどん・ソバやカツ丼と並んで人気のメニューである。ラーメンやハンバーグもランキング上はここに入れるべきだろうが、軽食・お手軽・簡単・単純という点で惜しくも割愛した。やや個人的好みが反映したベスト3じゃないかとのお叱りを頂くやもしれぬがそこはご愛嬌。ラーメンやハンバーグはどうも健康に良くないし。
しかし若い後輩から「先輩たちの世代は駅でちょっと時間があると、よく立ち食いソバを食べますよね」と言われたことがあった、その通り、我々の世代は駅の立ち食いソバ屋を見つけると「つい寄って食べたくなる」、そんなDNAが脈々と体内を回っているのである。私は冬は新宿駅西口の交番裏のうどん屋で「竹輪うどん」に凝り、また夏は新宿小田急線改札出口の箱根ソバで「おろし天ぷらソバ」に凝り、帰りは決まって新宿駅のC&Cで「コロッケカレー」を食べ続けた時期があった、毎日である。何故か不思議と飽きることがなかったのである。私はどこかの店に入ってどっかりと椅子に座り注文してから出てくるまでじっと待つ、というタチではなかったのだ。立ち食いそばの券売機を出すと間髪を入れずサッと出てくる、そんな「早さ」が無性に懐かしい。病気をしてからは、嚥下障害のために「蕎麦が啜れなく」なってしまったのである。美味い蕎麦を腹一杯食いたい、という気持ちはもう無い。食べたくても食べられないのだ。
でもカレーは大丈夫なのである!それでカレー屋が目に付くという次第である、単純だ。ただ上野のデリーのような専門店で一級品の極上の味を食べようとは思わない。あくまで立ち食いレベルのカレーが食べたい。あぁ、C&Cのコロッケカレーは美味かったなぁ。で、東口のBOMBAYだが、小さい店なのにあれだけ人が並んでいるのを見るとやはり、相当に美味いのだろうなというのは想像に難くない。カレーはスパイスが決め手なので、ヒリヒリと辛みが利いていてそれでいて深みのあるほんのりとした甘みを感じるような、ご飯とよく合うカレーが最高のカレーだ。それに揚げたてカリカリとした薄く平たいコロッケが載っていれば最高なんだがなぁ。もちろんカツカレーでもいいが、「とんカツ」は厚く切って衣のサクサクしたのに濃いめのソースを回しかけて、箸でつまんで口に運ぶのが最高の食べ方である。その後に温かいご飯をスッと放り込む、ああ食べたい!
何故こんなにやたらと食い物の話をするのかというと、実は炭水化物制限ダイエット中で食べるものが制限されているからなのだ。食べられなくても辛くはないが、時々食べてみたい時がある。タバコと同じだ。私はタバコをやめてから4年になるが、もう吸いたいと思わなくなって久しい。身体に悪いからである。だが一度覚えた味は滅多に身体から消えることはなく、今でも吸えるものならタバコを吸いたい。年老いてもう命が消えようとする頃になったら、もう一回タバコを吸って見たいなと思っているのだ、馬鹿だねぇ。これが薬物中毒の恐ろしさだろうか、清原和博の体はもう元には戻らないわけである。
今日はカレーの話からつまらない雑談になってしまった。大いに反省すべし!
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