ブルーベリーの花 2014年5月
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/13/54c1affc4824d49abb0bcc4068a44b77.jpg)
(黄金比の発現)
この宇宙には、バラバラの状態から秩序が発現することがある。
デビッド・クリスチャン“David Christian“の TED より
物質は自然のままではバラバラになろう無秩序・均一化になろうとする。
スクランブルエッグからタマゴには戻らないし、温度は自然のままだと高温から
低温にしか移動しなくて、その逆はない。(熱力学第Ⅱ法則)
タバコの煙もどんどん拡がって均一化してゆくが、その逆はない。
しかし突然複雑系に移動することもある。
そもそも逆の方向へ向かわせるのが生命であり、生命の本質は精神である。
これがガウス空間における2本のベクトルのなす角度θが0°に向かう、いわば
秩序化の完成に近づく方向である。即ち均一化の崩壊である。
良い悪いは別にして複雑性の発現だ。
湿った空気が低圧と低温の冷気に触れれば雪の結晶が生まれるように、
あるいは牛乳からチーズ、豆乳から豆腐やユバができるように、
バラバラの無秩序状態の溶解スープから、均衡・均一化を破って
突然秩序化した塊が発現したりする。これが複雑性の発現である。
秩序化、規則化、一体化、一極集中化、そのような法則があるからこそ
生命が生まれた。それこそが「ありのままに!」である。
それ以外の理想の法則は有るかもしれないが、我らの存在が否定される世界の
法則をいかに吟味してもあまり意味がない。
その動向は、モノと精神であるコトの関係性によってもバランスされている。
協調性、強い想いとは秩序化である。
「経糸」と「緯糸」が一体化した時に発現する織色に似ていて、特異点が
はっきりしている。あるいはどっちの特異点に向かっているのかが見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/02/0b6d66dd5e4fe2e37f0be87001243756.jpg)
現代はトラブルを起こす事や、リスクのあることを嫌う傾向が強い。前例に従い
新規なことはやらない、建前にはだまって従う、扁桃体の発達した気性の激しい
弱い犬になってしまう。組織全体がこの様な溶解スーとプなっては、破綻するまで
誰にも止められない。
そうなれば命がかかる場合もあるし、それを回避しようとすれば安全装置を破壊してでも、
列車を運行していた事が直近でも現実に発生している。
そこで空観方程式では、種々の社会的要素を、関係性であるコトと、 実体である
モノとに振り分けて、その複雑形での相互作用をベクトルで可視化している。
経済分野は唯物論だけでは説明できないし、特に人間の心理や欲望、駆け引きなどの
コト的な要素が大きいためである。空観方程式では「経糸」と「緯糸」のように二つの
ベクトルに分けて秩序化に向かう実体との関係を見える化した上で使われる。
同様に「モノとコトが一体となれば、即ち複雑性を理解できれば、不確実性や対立への
認容性が高くなって「本質的で価値ある世界が現われる」。さらに具体的なプロセスと共に、
「新たなる世界へと変化をもたらす」といったような関係が見えてくる。
いわば勝ち負け、成功失敗よりも、「想いの強いものが、新たなるステージに到達する」
ことが可能となってくる。これこそが秩序化であって暗黒の溶解スープからの決別である。
何をすべきか「どうするか」が見え、明確な三位一体の形が見えてくれば、 不都合の公開と、
文書化された具体的プロセスの有無によって、それが実体か虚構かの判断材料となりうる。
秩序化の象徴 フウロソウ(左)と準結晶(AlMnCo合金)1995年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f2/754bcd413c38b8da791f5174f17a1f79.jpg)
黄金比
TED「18分でわかる!宇宙の歴史」より
卵からスクランブルエッグをつくることはできますが、スクランブルエッグから卵の白身と黄身に分離することは普通できません。
これは科学的に不可逆な現象であり、戻すことのできない一方通行の現象です。
よく言われるのは、熱いお湯は何もしなくても冷めて水になりますが、冷たい水は何もしないと水のままでお湯にはなりません。
私たちの身の周りの自然現象は普通、卵のような秩序的・構造的な状態からスクラブルエッグのような無秩序的・非構造的な状態になろうとします。
しかしながら、宇宙ではスクランブルエッグから卵がつくられるような、水がお湯になるような、普通では考えられない現象が起きています。
その現象はどのように引き起こされるのか、それは宇宙のもつ「複雑性」によって引き起こされます。
ここで言う「複雑性」とは、周りの基準から少しでも異なる状態のことをいいます。たとえば、周りよりほんの少しだけ温度が高いとか、
ほんの少しだけ大きいとか、ほんの少しだけ成分が多いとかです。
理想的な条件下でこの小さな複雑性が連鎖的に重なっていくと、ある一線を越えて今までとは違った新しいものが生まれます。
ここではこの一線を越える段階を「しきい値を超える(Threshold moment)」と表現しています。
この宇宙は「複雑性」と「しきい値を超える」ことの積み重ねにより誕生し、成長し、現在の形になりました。
デビッド・クリスチャン“David Christian“の TED より
TED「いかに複雑さが簡潔さへとつながるか」より
より多くの情報が、簡潔で優れた解答へ導いてくれることを知っているからです。
知っていれば何も恐れることはない。大きな問題に取り組
複雑性を受け入れる程 簡単な答えを得る機会が増えるのです
自然界では簡潔さはしばしば複雑さの 反対側に存在します。
つまりどんな問題でも 縮小して 複雑性を受け入れるほど、最も重要で簡潔な詳細に
焦点を当てる可能性が高まる。
複雑な問題も、可視化して、俯瞰して分析することで、最も重要な論点に気づける
ということです。
エリック・バーロウ Eric Berlow (Ecologist)のTED より
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/13/54c1affc4824d49abb0bcc4068a44b77.jpg)
(黄金比の発現)
この宇宙には、バラバラの状態から秩序が発現することがある。
デビッド・クリスチャン“David Christian“の TED より
物質は自然のままではバラバラになろう無秩序・均一化になろうとする。
スクランブルエッグからタマゴには戻らないし、温度は自然のままだと高温から
低温にしか移動しなくて、その逆はない。(熱力学第Ⅱ法則)
タバコの煙もどんどん拡がって均一化してゆくが、その逆はない。
しかし突然複雑系に移動することもある。
そもそも逆の方向へ向かわせるのが生命であり、生命の本質は精神である。
これがガウス空間における2本のベクトルのなす角度θが0°に向かう、いわば
秩序化の完成に近づく方向である。即ち均一化の崩壊である。
良い悪いは別にして複雑性の発現だ。
湿った空気が低圧と低温の冷気に触れれば雪の結晶が生まれるように、
あるいは牛乳からチーズ、豆乳から豆腐やユバができるように、
バラバラの無秩序状態の溶解スープから、均衡・均一化を破って
突然秩序化した塊が発現したりする。これが複雑性の発現である。
秩序化、規則化、一体化、一極集中化、そのような法則があるからこそ
生命が生まれた。それこそが「ありのままに!」である。
それ以外の理想の法則は有るかもしれないが、我らの存在が否定される世界の
法則をいかに吟味してもあまり意味がない。
その動向は、モノと精神であるコトの関係性によってもバランスされている。
協調性、強い想いとは秩序化である。
「経糸」と「緯糸」が一体化した時に発現する織色に似ていて、特異点が
はっきりしている。あるいはどっちの特異点に向かっているのかが見える。
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現代はトラブルを起こす事や、リスクのあることを嫌う傾向が強い。前例に従い
新規なことはやらない、建前にはだまって従う、扁桃体の発達した気性の激しい
弱い犬になってしまう。組織全体がこの様な溶解スーとプなっては、破綻するまで
誰にも止められない。
そうなれば命がかかる場合もあるし、それを回避しようとすれば安全装置を破壊してでも、
列車を運行していた事が直近でも現実に発生している。
そこで空観方程式では、種々の社会的要素を、関係性であるコトと、 実体である
モノとに振り分けて、その複雑形での相互作用をベクトルで可視化している。
経済分野は唯物論だけでは説明できないし、特に人間の心理や欲望、駆け引きなどの
コト的な要素が大きいためである。空観方程式では「経糸」と「緯糸」のように二つの
ベクトルに分けて秩序化に向かう実体との関係を見える化した上で使われる。
同様に「モノとコトが一体となれば、即ち複雑性を理解できれば、不確実性や対立への
認容性が高くなって「本質的で価値ある世界が現われる」。さらに具体的なプロセスと共に、
「新たなる世界へと変化をもたらす」といったような関係が見えてくる。
いわば勝ち負け、成功失敗よりも、「想いの強いものが、新たなるステージに到達する」
ことが可能となってくる。これこそが秩序化であって暗黒の溶解スープからの決別である。
何をすべきか「どうするか」が見え、明確な三位一体の形が見えてくれば、 不都合の公開と、
文書化された具体的プロセスの有無によって、それが実体か虚構かの判断材料となりうる。
秩序化の象徴 フウロソウ(左)と準結晶(AlMnCo合金)1995年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f2/754bcd413c38b8da791f5174f17a1f79.jpg)
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TED「18分でわかる!宇宙の歴史」より
卵からスクランブルエッグをつくることはできますが、スクランブルエッグから卵の白身と黄身に分離することは普通できません。
これは科学的に不可逆な現象であり、戻すことのできない一方通行の現象です。
よく言われるのは、熱いお湯は何もしなくても冷めて水になりますが、冷たい水は何もしないと水のままでお湯にはなりません。
私たちの身の周りの自然現象は普通、卵のような秩序的・構造的な状態からスクラブルエッグのような無秩序的・非構造的な状態になろうとします。
しかしながら、宇宙ではスクランブルエッグから卵がつくられるような、水がお湯になるような、普通では考えられない現象が起きています。
その現象はどのように引き起こされるのか、それは宇宙のもつ「複雑性」によって引き起こされます。
ここで言う「複雑性」とは、周りの基準から少しでも異なる状態のことをいいます。たとえば、周りよりほんの少しだけ温度が高いとか、
ほんの少しだけ大きいとか、ほんの少しだけ成分が多いとかです。
理想的な条件下でこの小さな複雑性が連鎖的に重なっていくと、ある一線を越えて今までとは違った新しいものが生まれます。
ここではこの一線を越える段階を「しきい値を超える(Threshold moment)」と表現しています。
この宇宙は「複雑性」と「しきい値を超える」ことの積み重ねにより誕生し、成長し、現在の形になりました。
デビッド・クリスチャン“David Christian“の TED より
TED「いかに複雑さが簡潔さへとつながるか」より
より多くの情報が、簡潔で優れた解答へ導いてくれることを知っているからです。
知っていれば何も恐れることはない。大きな問題に取り組
複雑性を受け入れる程 簡単な答えを得る機会が増えるのです
自然界では簡潔さはしばしば複雑さの 反対側に存在します。
つまりどんな問題でも 縮小して 複雑性を受け入れるほど、最も重要で簡潔な詳細に
焦点を当てる可能性が高まる。
複雑な問題も、可視化して、俯瞰して分析することで、最も重要な論点に気づける
ということです。
エリック・バーロウ Eric Berlow (Ecologist)のTED より