最後の講義 ドキュメンタリーTV・ nhk
福島伸一教授の動的平衡
および
「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る
不安定な状況を創り出すことで、あらゆる変化に対応できる高次元の
「安定」を実現しているのだ。
この「動的平衡」の考え方は生物学だけではなく社会を理解する時にも
ヒントになるのではないか。(柴沼俊一 Future Society 22)
「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る 生物学者 福岡伸一教授
私たちは宇宙の大原則である「エントロピー増大則」に支配されている以上、
築き上げたものは崩れ、秩序あるものは無秩序化する。
一つの場所で止まっていることはできず、分散していきます。
でも、38億年も生きながらえてきた生物はどうやって朽ち果てることに
抗ってきたのでしょう。
生物は堅牢になることを諦め、自分で自分の細胞を壊すことを選んだんです。
例えば片足を前に差し出すことで、体全体のバランスを崩しています。
その不安定な状態を解消しようとして、もう一方の足が自然と前に出るんです。
最初に「分解(エントロピーの増大)」があり、「合成(自己組織化)」が起きる
というサイクルを、絶え間なく繰り返し続けていることで、
高次元の「安定」をつくり続けている、これが「動的平衡」の考え方です。
互いに影響し合うという「関係性」、「つながり」だけは変わらない。
細胞は変わっているのに、細胞同士がつながりながら、全体としては
バランスを取っているんです。
感想:
動的平衡とは、互いに逆向きの過程が同じ速度(程度)で進行することにより、
系全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う。 wikipedia
分解と合成・創造と破壊・過去と今・プラスとマイナス
人間の脳も矛盾したことを考えているし、
まったく関係ないもの同士をつなげたりしている。
決してロジカルではない。偶然もあるし、カオスだ。
まさにその二次元的な相互作用によって、
即ち混沌によってバランス・オブ・パワーを保っている。
長期的な生命維持のためにサステイナビリティという
方法がある。
丈夫で頑丈なものを作って環境の変化に対応しようとしない。
何のために(私は)生きるかとか、
優勝するために、成功するために頑張るといった
一方向だけでなく、正反応と逆反応の意識を同じように
作用させることで、意識の動的平衡を維持させる。
いい時もあれば、悪い時もある。柔軟に対応する。
その方が安定的であって長持ちする。
空観方程式の意識化では、
「空」と「色」、「虚」と「実」、
複素空間と実空間、個人と公共(外部要因)、
内なるものと外なるもの、
中空構造や自分自身の固有領域などが
二元性の相互作用での動的平衡の結果であった。
空観方程式ではこれを純粋実空間と複素空間と呼び、
それによりバランス・オブ。パワーを保つ。
左側が複素空間で、右側が純粋実空間である。
例えば「合成」が青で、「分解」が赤である。
相互作用によって実空間に安定を作り出している。
また「色即是空」が青で、「空即是色」が赤である。
そして「涅槃寂静」が純粋実空間に対応する。
同様に
自分の周りにある外部要因が青で、感情が赤である。
正反応と逆反応の速度が同じ場合には動的平衡となり、
反応系を構成する各物質の濃度(実空間)は変化しない。
複素空間では感情と逆向きの意識を相互作用させる。
そうした複素空間では、プラスとマイナスあるいは
互いに逆向きの行程が同じ速度(程度)で進行させることで、
日常の実空間では系全体として時間変化せず
プラスのみの平衡に達している状態。
「怒り」のない時空の意識空間を維持する。
「諸行無常」が複素空間で、
「今何をしているのか?」を純粋実空間という。
福島伸一教授の動的平衡
および
「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る
不安定な状況を創り出すことで、あらゆる変化に対応できる高次元の
「安定」を実現しているのだ。
この「動的平衡」の考え方は生物学だけではなく社会を理解する時にも
ヒントになるのではないか。(柴沼俊一 Future Society 22)
「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る 生物学者 福岡伸一教授
私たちは宇宙の大原則である「エントロピー増大則」に支配されている以上、
築き上げたものは崩れ、秩序あるものは無秩序化する。
一つの場所で止まっていることはできず、分散していきます。
でも、38億年も生きながらえてきた生物はどうやって朽ち果てることに
抗ってきたのでしょう。
生物は堅牢になることを諦め、自分で自分の細胞を壊すことを選んだんです。
例えば片足を前に差し出すことで、体全体のバランスを崩しています。
その不安定な状態を解消しようとして、もう一方の足が自然と前に出るんです。
最初に「分解(エントロピーの増大)」があり、「合成(自己組織化)」が起きる
というサイクルを、絶え間なく繰り返し続けていることで、
高次元の「安定」をつくり続けている、これが「動的平衡」の考え方です。
互いに影響し合うという「関係性」、「つながり」だけは変わらない。
細胞は変わっているのに、細胞同士がつながりながら、全体としては
バランスを取っているんです。
感想:
動的平衡とは、互いに逆向きの過程が同じ速度(程度)で進行することにより、
系全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う。 wikipedia
分解と合成・創造と破壊・過去と今・プラスとマイナス
人間の脳も矛盾したことを考えているし、
まったく関係ないもの同士をつなげたりしている。
決してロジカルではない。偶然もあるし、カオスだ。
まさにその二次元的な相互作用によって、
即ち混沌によってバランス・オブ・パワーを保っている。
長期的な生命維持のためにサステイナビリティという
方法がある。
丈夫で頑丈なものを作って環境の変化に対応しようとしない。
何のために(私は)生きるかとか、
優勝するために、成功するために頑張るといった
一方向だけでなく、正反応と逆反応の意識を同じように
作用させることで、意識の動的平衡を維持させる。
いい時もあれば、悪い時もある。柔軟に対応する。
その方が安定的であって長持ちする。
空観方程式の意識化では、
「空」と「色」、「虚」と「実」、
複素空間と実空間、個人と公共(外部要因)、
内なるものと外なるもの、
中空構造や自分自身の固有領域などが
二元性の相互作用での動的平衡の結果であった。
空観方程式ではこれを純粋実空間と複素空間と呼び、
それによりバランス・オブ。パワーを保つ。
左側が複素空間で、右側が純粋実空間である。
例えば「合成」が青で、「分解」が赤である。
相互作用によって実空間に安定を作り出している。
また「色即是空」が青で、「空即是色」が赤である。
そして「涅槃寂静」が純粋実空間に対応する。
同様に
自分の周りにある外部要因が青で、感情が赤である。
正反応と逆反応の速度が同じ場合には動的平衡となり、
反応系を構成する各物質の濃度(実空間)は変化しない。
複素空間では感情と逆向きの意識を相互作用させる。
そうした複素空間では、プラスとマイナスあるいは
互いに逆向きの行程が同じ速度(程度)で進行させることで、
日常の実空間では系全体として時間変化せず
プラスのみの平衡に達している状態。
「怒り」のない時空の意識空間を維持する。
「諸行無常」が複素空間で、
「今何をしているのか?」を純粋実空間という。