イタリアの哲学者マキャベリ
道徳的・倫理的なものと、合理的な考えとの二元性の対比によって、
権力者のとるべきスタンスを書き表している。君主論(1534年)
愛されるべき倫理的なものと、恐怖という合理的な考え方である。
例えば、権力者は恐怖と愛のどちらを選択するのかと問われれば、
愛されるより恐れられる方がはるかに安全である。
そもそも人間は恩知らずで、むら気で、偽善者で、厚かましい。
人間は利己的で偽善的であり、たとえ従順に見えても
利がなくなれば反逆するが、君主を恐れていれば反逆しないからだ。
人間の本質を直視した、重要な倫理的問題を提起している言葉である。
君主が善良で慈悲深い人間であることは称賛すべきだとしつつも、
現実を見ればそうした君主は必ず没落するとして、
愛される君主より恐れられる君主のほうが安全だという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/14/2bcd7028a530f9dbdb32be274e3ead2a.jpg)
薬草にも関わらず、人を殺す毒を持つ
マンドラゴラからの解放は、対立する
2元性と折り合いを付けるための特性として、
知っておいて無駄なことはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/eb/9397a7106aa5fd926a63e68edba11aca.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/76/597d537752423ee85d99e5deb7691c3b.jpg)
人間の二元対立を解決しようとする場合
マンドラゴラのように一体化している状態
であって、
そこに折り合いを付けようにもそうそう
簡単なことではない。
そこで
二元の対立が一体化している状態ならば
オイラーの公式にならって、
三角関数での解決方法ではなく、
指数関数の方法を取り入れることだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ee/4a8ba51ef851fa42706232027f30aeb2.jpg)
例えば、弁証法においても同様である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/c1/c8a9f1f3340ae4ac3e422e63f5102b6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/95/2188781cc214cfe389c4815465612005.jpg)
要は見えない領域に気付かずに、
見える領域だけで決め付けてしまったり、
異質な考えにこだわって、不調和や排除したりしないことだ。
マンドラゴラの地上の葉である、人間いかに生きるべきかだけを見て、
地下にある現実の生きている姿を見逃す人間は、
自立するどころか、破滅を思い知らされるのが落ちである。
そのことに気が付かずに
一次元での正しい事だけで熱狂してしまえば、多くの場合で破綻する。
決めつけているもの(知識・理念)だけでは生きてゆけない。
人間は居心地の良い、悪いといった意識の領域も無視して生きてゆけない 。
正しい事だけで行動すれば、確かに間違いではないだけに
現実との一体化で、新たに生まれていることに気が付きにくいからだ。
しかも目には見えない概念や関係性であれば尚更だ。
新たに生まれる世界
人間はマンドラゴラの植物の様に、見えない領域の
どうしようもない不合理な領域と共に、
折り合って生きていかなければならぬ動物だ。
マンドラゴラの世界に気が付かづにいれば、
単にその場その場の感情で行動する人間だということになる。
その場合は損得・陰謀論などの外的要因に惑わされやすい。
マンドラゴラの世界に気が付けば、合理的な最適化を意識して
判断ができる。
同様に、科学の教えるもの
「人間はエントロピーの法則に
逆らって生きてはいけない」
生命現象とはエントロピーに逆らう現象
従って、人間はマンドラゴラのように
エントロピーに逆らう領域(誕生)と
エントロピーに従う領域(死)
との双方一体化となって生きるしかない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/09/122437a9056d2d82612585d6af026db6.jpg)
例えば
植物だけでなく動物との共生の場合
田んぼに鴨を育てると除草してくれる
楽になる・楽しいこととは、
他の生物と共生する(折り合いを付ける)ことで
パーフェクト・ハーモニーの世界に向かう。
共存できるレベル、即ちそれが自然の力だ。
要は見えない領域に気付かずに、
見える領域だけで決め付けてしまわぬことだ。
典型的な例:
「どう生きるべきか?」 は「何が正しいのか?」 の典型である。
一元的な見方では答えは出ない。
「人間いかに生きるべきか?」というのと、
「人が現実に生きている!」のとは、
マキャベリが言うマンドラゴラであって、
はなはだかけ離れているのだが、
マンドラゴラの象徴
二個の生命体が一つに接合しているのではなく、
一つの生命体がエントロピーに従う要素と
エントロピーに逆らう要素の二つを兼ね備えているので、
それらには境界がなく、もともと折り合った形の一体化である。
それらが同時に進行する状態での生命体だ。
エントロピーに逆らう領域(誕生)と
エントロピーに従う領域(死)
との一体化(循環)で生きるしかない。
= 動的平衡状態
「人間が人生の意味は何かと問う前に、
人生のほうが人間に対し問いを発してきている。
だから人間は、本当は、生きる意味を問い求める必要などないのである。
人間は、人生から問われている存在である。
人間は、生きる意味を求めて問いを発するのではなく、人生からの問いに
答えなくてはならない。
そしてその答えは、それぞれの人生からの具体的な問いかけに対する
具体的な答えでなくてはならない」
ヴィクトール・E・フランクル
オイラーの公式はSINとCOSとの二つが一体化して
複素空間の中で同時に進行する状態の形となっている。
同様に、マンドラゴラも薬草と毒草とが一体となって
調和しながら生存している。
Opposite Polarities Harmonize To Become One.
Duality is a part of our existence.
Many people hate what isn’t like them.
However, without duality, you wouldn’t be alive.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/65/be2fa31b9dacb03bbc25c7202f1f93e2.jpg)
変えるのではなく、新たな止揚概念を作り出すのでもなく
排除や差別でもなく、マンドラゴラのように
互いに折り合う形で一体化する。
やはりその二つが同時に進行する状態での生命体だ。
一方だけが膨張・拡大してしまう状態では破綻する
苦しいこととは、一方だけが膨張・拡大している状態なのであって、
損得だけでは破綻する。
オイラーの公式
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/4a/ee611c6d984dcef7c530311ce2e039dc.jpg)
オイラーの公式もマンドラゴラの植物の様に、
実数と虚数と共に、指数関数の姿として
折り合って一体化している。
さらに複素数での共役関係の折り合いによって
特別な世界を意識させる。
あるいは
SINとCOSとの二つが一体化して
同時に進行する状態の形となっている。
Opposite Polarities Harmonize To Become One.
Duality is a part of our existence.
Many people hate what isn’t like them.
However, without duality, you wouldn’t be alive.
道徳的・倫理的なものと、合理的な考えとの二元性の対比によって、
権力者のとるべきスタンスを書き表している。君主論(1534年)
愛されるべき倫理的なものと、恐怖という合理的な考え方である。
例えば、権力者は恐怖と愛のどちらを選択するのかと問われれば、
愛されるより恐れられる方がはるかに安全である。
そもそも人間は恩知らずで、むら気で、偽善者で、厚かましい。
人間は利己的で偽善的であり、たとえ従順に見えても
利がなくなれば反逆するが、君主を恐れていれば反逆しないからだ。
人間の本質を直視した、重要な倫理的問題を提起している言葉である。
君主が善良で慈悲深い人間であることは称賛すべきだとしつつも、
現実を見ればそうした君主は必ず没落するとして、
愛される君主より恐れられる君主のほうが安全だという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/14/2bcd7028a530f9dbdb32be274e3ead2a.jpg)
薬草にも関わらず、人を殺す毒を持つ
マンドラゴラからの解放は、対立する
2元性と折り合いを付けるための特性として、
知っておいて無駄なことはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/eb/9397a7106aa5fd926a63e68edba11aca.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/76/597d537752423ee85d99e5deb7691c3b.jpg)
人間の二元対立を解決しようとする場合
マンドラゴラのように一体化している状態
であって、
そこに折り合いを付けようにもそうそう
簡単なことではない。
そこで
二元の対立が一体化している状態ならば
オイラーの公式にならって、
三角関数での解決方法ではなく、
指数関数の方法を取り入れることだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ee/4a8ba51ef851fa42706232027f30aeb2.jpg)
例えば、弁証法においても同様である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/c1/c8a9f1f3340ae4ac3e422e63f5102b6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/95/2188781cc214cfe389c4815465612005.jpg)
要は見えない領域に気付かずに、
見える領域だけで決め付けてしまったり、
異質な考えにこだわって、不調和や排除したりしないことだ。
マンドラゴラの地上の葉である、人間いかに生きるべきかだけを見て、
地下にある現実の生きている姿を見逃す人間は、
自立するどころか、破滅を思い知らされるのが落ちである。
そのことに気が付かずに
一次元での正しい事だけで熱狂してしまえば、多くの場合で破綻する。
決めつけているもの(知識・理念)だけでは生きてゆけない。
人間は居心地の良い、悪いといった意識の領域も無視して生きてゆけない 。
正しい事だけで行動すれば、確かに間違いではないだけに
現実との一体化で、新たに生まれていることに気が付きにくいからだ。
しかも目には見えない概念や関係性であれば尚更だ。
新たに生まれる世界
人間はマンドラゴラの植物の様に、見えない領域の
どうしようもない不合理な領域と共に、
折り合って生きていかなければならぬ動物だ。
マンドラゴラの世界に気が付かづにいれば、
単にその場その場の感情で行動する人間だということになる。
その場合は損得・陰謀論などの外的要因に惑わされやすい。
マンドラゴラの世界に気が付けば、合理的な最適化を意識して
判断ができる。
同様に、科学の教えるもの
「人間はエントロピーの法則に
逆らって生きてはいけない」
生命現象とはエントロピーに逆らう現象
従って、人間はマンドラゴラのように
エントロピーに逆らう領域(誕生)と
エントロピーに従う領域(死)
との双方一体化となって生きるしかない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/09/122437a9056d2d82612585d6af026db6.jpg)
例えば
植物だけでなく動物との共生の場合
田んぼに鴨を育てると除草してくれる
楽になる・楽しいこととは、
他の生物と共生する(折り合いを付ける)ことで
パーフェクト・ハーモニーの世界に向かう。
共存できるレベル、即ちそれが自然の力だ。
要は見えない領域に気付かずに、
見える領域だけで決め付けてしまわぬことだ。
典型的な例:
「どう生きるべきか?」 は「何が正しいのか?」 の典型である。
一元的な見方では答えは出ない。
「人間いかに生きるべきか?」というのと、
「人が現実に生きている!」のとは、
マキャベリが言うマンドラゴラであって、
はなはだかけ離れているのだが、
マンドラゴラの象徴
二個の生命体が一つに接合しているのではなく、
一つの生命体がエントロピーに従う要素と
エントロピーに逆らう要素の二つを兼ね備えているので、
それらには境界がなく、もともと折り合った形の一体化である。
それらが同時に進行する状態での生命体だ。
エントロピーに逆らう領域(誕生)と
エントロピーに従う領域(死)
との一体化(循環)で生きるしかない。
= 動的平衡状態
「人間が人生の意味は何かと問う前に、
人生のほうが人間に対し問いを発してきている。
だから人間は、本当は、生きる意味を問い求める必要などないのである。
人間は、人生から問われている存在である。
人間は、生きる意味を求めて問いを発するのではなく、人生からの問いに
答えなくてはならない。
そしてその答えは、それぞれの人生からの具体的な問いかけに対する
具体的な答えでなくてはならない」
ヴィクトール・E・フランクル
オイラーの公式はSINとCOSとの二つが一体化して
複素空間の中で同時に進行する状態の形となっている。
同様に、マンドラゴラも薬草と毒草とが一体となって
調和しながら生存している。
Opposite Polarities Harmonize To Become One.
Duality is a part of our existence.
Many people hate what isn’t like them.
However, without duality, you wouldn’t be alive.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/65/be2fa31b9dacb03bbc25c7202f1f93e2.jpg)
変えるのではなく、新たな止揚概念を作り出すのでもなく
排除や差別でもなく、マンドラゴラのように
互いに折り合う形で一体化する。
やはりその二つが同時に進行する状態での生命体だ。
一方だけが膨張・拡大してしまう状態では破綻する
苦しいこととは、一方だけが膨張・拡大している状態なのであって、
損得だけでは破綻する。
オイラーの公式
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/4a/ee611c6d984dcef7c530311ce2e039dc.jpg)
オイラーの公式もマンドラゴラの植物の様に、
実数と虚数と共に、指数関数の姿として
折り合って一体化している。
さらに複素数での共役関係の折り合いによって
特別な世界を意識させる。
あるいは
SINとCOSとの二つが一体化して
同時に進行する状態の形となっている。
Opposite Polarities Harmonize To Become One.
Duality is a part of our existence.
Many people hate what isn’t like them.
However, without duality, you wouldn’t be alive.