今年よく聴いていた音楽のもうひとつ、それは、ザ・ブルーハーツです。
もともとブルーハーツの大ファンだったのは、私ではなく弟で、弟が中学生の頃、ほんとにバカみたいによく歌ったり、聴いたりしていたので、私も自然に覚えた感じですね。
今年の7月に父が亡くなって、実家に帰ったときに、本当に久しぶりに、弟と、夜通しに近いレベルで、昔の話を話したので、なんだかその頃のことが、ものすごく懐かしくなってしまって。(もっとも、亡くなった父母には申し訳ないですが、悪口つうか文句多めな内容でしたがね。よその方、けっこうよく言ってくださったりもしますが、家族的には、突っ込みどころ満載な父母でしたのでね。まあ、近い身内だからこそ、わかりあえるというかね)
それで、高松に帰ってからも、当時のことを思い出したりしながら、ずっと聴いていました。この曲を聴いていると、小さいけれど父の手作りの庭があった昔の我が家のこととか、弾けるように元気だった、飼っていた子犬のこととか、同じく天真爛漫でかわいかった(もっとも中学生になって、少しだけ尖りかけな感じでしたが)弟のこととか、まだ若くて元気で、本当によく働く父母のこととか、部活や友だちのこととか、いろいろ思い出します。
「永遠なのか本当か 時の流れは続くのか
いつまで経っても変わらない そんな物あるだろうか
(…中略…)
答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやって来る 心のずっと奥の方
なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう
そんな気持ちわかるでしょう」
『情熱の薔薇』(1990年) より一部引用