WAVE TALE

鯨・波・しずく・月・シーグラス・海岸写真・~Atlantis~・http://wavetale.yu-nagi.com/

作日の水面~9月26日快晴

2014-09-27 23:52:00 | 【海岸日記】
お天気次第で色を変える水面(みなも)。快晴だと、けっこう青いんです。

ビーチコーミング日記ですが、たまには行く前のあれこれから書きましょか。この日はこんなでした。

***

そろそろ髪を切りたい。鎌倉市民時代からの行きつけ店に。
ついでに海行ってしまおうか。来月も出店多いし、手ごろな大きさのシーグラス減ってきたから欲しいし。
すっかりホームビーチとなった、神奈川県は葉山へ。

最近続いた荒れ模様の天気。雨は止むとしても海の荒れは長引くことも。天気予報で波の高さをチェック。
明日には波の高さはおさまるようだ。ラッキー☆

どうせ行くなら干潮時。潮見表でチェック→ちょうどお昼頃。こないだ新月だったから大きく引きそう。
それに間に合うよう美容室予約。・・・潮見表見てから予約する客。美容師さんにも引かれそう・・。

飲み物持参、途中でパンを買って、海岸到着♪

寄せては

返す


地震が来たら「遠い所よりも高い所」を常に頭に。あの階段から駆け上がるといいなと確認。

場所によっては風が残る(強風)だろうけども、葉山の辺りはそうでもないはずという予想通り。
日差しに油断して、手の甲だけ日焼けしてしまった。気温は28℃くらいいったかしら。
街なかや、小石がたくさんの所を歩くからしっかりスニーカーを履いてきたけども、
ビーサンに履き替えて砂浜あるいて足だけでも水に浸かりたかった。←これしょっちゅう思う。

あまり大きなゴミはなかったけれど、チューブ状容器と、プラコップと、飴だかお菓子の袋は拾って家ゴミで出しました。

引いているときに現れる地面。怪獣のせなかみたい。


ウニ! ひっっさしぶりにみつけた!この日はこの後、まだトゲ付きのウニを2体みた。


シーグラス大漁。海岸の3分の1ほど見たところでお昼。堤防座ってパンもぐもぐ。風気持ちいい。

トビ! こんな低いところにもとまるのね。

飛び立ちそう、ん?なんか、こっち来そう・・・ハッ!私お昼のパン持ってる!ロックオンされた!?
撮影どころではない。パンもカメラも抱え込んで隠し、背を向けた。大丈夫であった・・・。

晴れてるものの、ちょっとグレーがかった色に。水平線キラキラ。


干潮の時刻を過ぎると、当然、満ちてきます。
打ち寄せる波の数回に1度2度、大きく陸側に伸びる波が来ます。そして更に陸側へ陸側へ、波がやってきます。
こうなってくるとビーチコーマーには基本的には酷なのですが、、

「陸側へ打ち寄せる=シーグラスをこちらへ運んでくれる」ということでもあります。
丸い小石がたまっているような箇所で、荒れた後だったりして運が良ければ出会える現象があります。
どんどんシーグラスが運ばれてくる現象です☆☆

例えるならパチンコで確変が起きる感じでしょうか?よく知らないけど(漢字も自信ない)。
あっ、きれいなシーグラス♪ あ、流されちゃった・・・わ、戻ってきた、さっきより手前にwしかももっときれいなのも一緒にwwって感じで止まりません止まりません。

しばし堪能してふと振り返れば、地元の方がミニテントでくつろぎながらこっち見ていたり。。
視線も痛いしお邪魔ですね、移動移動。。。

向こうに江の島。


海岸ざっと端から端まで。もういいでしょう。公園と駐車場のある所のトイレでは石鹸で手が洗える。
気づけば3時間を越えました・・・記録更新かも。

2.3kg(洗浄後乾かし中)


貝の内側がきれいで きれいで・・・(一昼夜水に浸し中)


レア色♡

いちばん左の茶色っぽいのはどこがレアかと言うと、
光にかざすと赤紫色なのです!


この日は本当に大量なシーグラスを見つけられました。どこからこんなに流れ着くんでしょうね本当に。
ライトなクロックパンク調のシーグラスブレスレットも追加制作するんだ♪

***

ちなみに、ネットで「潮見表 葉山」と検索して調べるのですが、あまちゃんが放送されていた時期は「しお」と打つだけで「潮騒のメロディー」が第一候補に出ていました(笑)

新カテゴリー「~Atlantis~」

2014-09-27 23:51:00 | 【制作・作品】
「アトランティスは、古代ギリシアの哲学者プラトンが著書に記述した、大きな島とそこに繁栄した王国のことである。強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされている。近年の研究によって、地中海にあるサントリーニ島の火山噴火により紀元前1400年ごろに突然滅んだミノア王国がアトランティス伝説のもとになったとする説が浮上してきた。また、トロイア文明と重ねる人もいる。なお、アトランティスの直接的モデルとなるような事件そのものが存在しない説も有力。」ウィキペディアより抜粋

~Atlantis~
海底都市アトランティスになぞらえて命名した、WAVE TALEの新カテゴリー(since 2014)。
古美色ワイヤー、月の満ち欠け、歯車や時計パーツなどをシーグラスと組み合わせ「時」を表現。
クロックパンク趣味と、廃墟への愛着。現代の海への仕打ちへの怒りと、もどかしさからの郷愁。

非常にまとまらない文章ですが、経緯を記します。


~~~

●クロックパンク、廃墟

歯車、ネジ、時計の針、文字盤、動くギミック。
スチームパンクの中でも時計部品に特化したクロックパンク。

かつて遊園地だった場所に残る回転木馬、観覧車。
使われなくなった工場の錆びた機械、傷んだイス。

どちらもなんというか、言いようのない切なさがありながら、冷静に俯瞰できる感覚。
惹かれてしかたない世界観。
これらにシーグラスを組み込んで作ってみたいと思っていました。

(古びた教室で録音したりするMemeのアルバムジャケットに、シーグラスを載せた写真)



●バンド名「ATLANTIS AIRPORT」

2014年2月、音楽フェスでとても魅力的なバンドのライブを見ました。バンド名の由来を聞けば、
「海底の古代都市“アトランティス”に、現代を象徴する“空港”があったら面白いよね」とのこと。
私がシーグラスとかでものを作っていると伝えたら、ヴォーカルさんは「海つながり!」と言ってくれました。

そうか、海か、アトランティス…!
そこでピーンと、バラバラだったものが一本につながるように、整ったのです。
遺跡と化したアトランティスは、廃墟も時も感じさせる。海だから、シーグラスも組み合わせられる…!(次に書く)心境にも合致…!

制作スタート。
まずは、「グッズ作ってください」という言葉を鵜呑みにしてATLANTIS AIRPORTグッズ「アトランティストラップ」を制作(他に良い名前募集中)。
2014年7月、下北沢MOSAiCにて初お目見え。以降、ライブ会場限定神出鬼没販売(私が行ける日だけ)。

≪近々ライブ情報:9/30新宿Motionにて。ストラップ販売します♪
10/11新宿Motionにて。対バンのシキサイパズルもリコチェットマイガールも観たい♪
ATLANTIS AIRPORTのツイッター、facebook、サイトからのメールでチケット予約を!≫

そして、波展7の看板作品となった「シーグラスと月のペンダント(現:時のペンダント)」、「時計パーツのオブジェ」等々を作り出し今に至ります。
バンドATLANTIS AIRPORTにとても感謝しています☆☆☆



●怒り

~Atlantis~に決めたのは、「怒り」と、後ろ向きな思考からでした。

人間が生みだしてしまった汚水が海へ流れ続けている事実。
その場の環境が変わることがまるで理解されず増えてゆく埋め立て。
海洋資源と名づけて管理しようも、できない歴史を繰り返す人間。

かといって自分が劇的に変えられるわけでもないもどかしさ。
このままいくとどうなる?という不安。

伝説になぞらえて、ゼウスともなんともつかない大きな力によって、
いつか沈められちゃうんじゃないの? という妄想。
どうせ消えちゃうよ という諦めと哀しさ。
沈められてもいいんですか? という質問疑問と押しつけ。

ヤノベケンジさんがANGERを作ったように、怒りのエネルギーで制作をしてもいいんだなと思うようになりました。

ただまぁ、怒りの産物には哀しみが漂ってしかたない(個人的見解)。

意識は、哀愁漂う廃墟へと 飛ぶのです。


●「時」

その過ち、争い、怒りの、 何年後、何十年後、何百年後。
その過ちや争いがなければ、過ごせたであろう穏やかな時や濃密な時間、つながっていたであろう物事や命。
その時間を返せよ。
失った時間の厚み。

一方、その悲しみから落ち着きを取り戻すのも、「時」が成す。

一定の流れのはずなのに、長く、短く、早く、遅く感じることのある不思議。



~~~

結局まとまっていませんが元々はこういう気持ちという話。

成り行きはこうですが、作品を手に取った人には全て伝わらなくてもいいと思っています。
販売時にはざっくりと、「時」を感じていただければ…とだけ伝えたいと思います。

アンティーク調が好きな方や、男性にも、手に取りやすいことでしょう。どうぞご注目ください。

ちなみに、正式表記は ~Atlantis~ 。
大文字「A」を残して朽ちてしまったように、あとの文字は小文字で。
行の上部に表示される半角「~」を海面の波に見たてて、沈んでいることを表しています。


個展「波展7~七つの○○~」レポ

2014-09-25 20:00:00 | 【出展レポ】
「ミズノネ」を横から見た図。
これにseaglass dreamと添えてインスタグラムに発信したら、イイネと世界中から反響が!
シーグラス好きな方多いんだな、同じものをきれいと感じる方多いんだな、と嬉しくなりました☆

***

WAVE TALE個展「波展7~七つの○○~」
2014.09.13-15@デザインフェスタギャラリーWEST1-G

七度目の「波展」、個展としては五度目。
写真で振り返りましょう。

***

建物の入口


部屋の入口


入ってすぐに自己紹介


まずは海岸写真(撮影から印刷まで自分で)


ポストカード


鯨の指輪とペンダント
なかなか新作ができませんが…おさまりのいいこの1ダースでしばしこのまま…。


波の指輪
左から、朝・昼・夕・夕・夜の波。かつ、凪・小波・荒波・沖の波のバリエーションがあります。


しずくシリーズ
(左)「空洞」は指輪にもペンダントにも。(右)「躍動」はペンダントにもピアスにもチャームにも。


シーグラスのペンダント色々


シーグラスのブレスレット



はい、ここまでの爽やか&マニアックはいつもと同じ。
今回新たにアンティーク調を展開!シーグラスを使うことはそのままに、「時」を表現。

WAVE TALE新カテゴリー「~Atlantis~」


時計パーツのペンダント(無題)

元々波のような花のような模様が施されている、本物の時計のパーツ。
眺めていたら、これは銀色のチェーンや青白のシーグラスが合うなァと、急に無性に作りたくなり一気に制作。


三日月型や、味のある形の時計パーツのオブジェ


シーグラスのびんづめは、そこにあるだけでかわいらしい


歯車のような天体のようなパーツとシーグラスのブレスレット

人気でした★ …こう、新作が気に入られるのはすごく嬉しいいい。


シーグラスと月のペンダント。今回のメインキャラクター。
あえて歯車など時計パーツを使わずに、年月を経たシーグラスと月の満ち欠けで「時」を表現。
…思ったより小さいとおっしゃる方多数。。すみません。
こちらも人気で、調子にのってたくさん作りました★


ストラップ。なにげにこのコーナーお気に入り(地味)



せっかく窓のある部屋なので、ガラス類を飾って明るく☆

窓辺にシルバーワイヤーで巻いたシーグラスペンダント(タグに採集場所とシリアルNo.入り)


お手軽なファスナーアクセサリー


ツタがまたいい感じ…

夜はこんな感じ


元はこんな瓶だったかもしれないシーグラスが瓶の中に・・・
日が当たるときれい



そんなシーグラスをアクセサリーだけでなく、昨年からインスタレーションやちぎり絵調に使っています

「ミズノネ」(BGM:水が溢れる音を聴いた)(ヒソミネに寄せて)6月の水色展メイン作品

なんと、水が溢れる音を聴いたのバンドメンバーさんが見に来てくださったよ!
この方々が奏でる音楽をずーっと聴きながら制作した絵。
それを、じっとしばらく動かずに、見るというより観てくださって、とても嬉しいものでした。
本田さん、お休みのところご来展ありがとうございました♪

《貴重なライブ情報:10/12渋谷GATEWAYスタジオ道玄坂店。無料だそうです。「水が溢れる音を聴いた」さんにご予約を!詳細は検索を!》


音楽ネタが出たところで今回もご紹介♪
「ちかしつのかいぶつ」第一集、第二集。インディーミュージックのコンピレーションCDです♪


展内BGM、かつ、CD販売。見開きのspeaker gain teardrop(スピーカーゲインティアドロップ)の楽曲が、思いのほか~Atlantis~に合って。。うっとり



***

あまり知られていないかもですが、出展時にメンテナンス承ります!
例えばこちら。黒色部分が色褪せてしまった鯨の指輪
いぶし直してお送りします(^_^)



***

今回は、以前の個展で知って にどめましてさんが多かったような。知人だけど個展ははじめてという方も。
常連さんも、はじめましてさんも、スタッフさんも、どうもありがとうございました!!
また来年も無事に個展が開けるといいな♪

撮影:「写真の夏実(maegami7cm)」 室内の私と帰り際に撮り合い(笑)


引き続きフリマや展示やワークショップに、どうぞいらしてくださいね!

長かった9月

2014-09-24 13:07:07 | 【出展レポ】
世田谷アートフリマ終了。
ありがとうございました!
また来春?


横浜ハンズでのワークショップ9月分終了。
ありがとうございました!
また来月、横浜と渋谷のハンズさんで!




谷中のぎゃらりーKnulpでのシーグラス作品参加は28日まで。

個展(波展7)と~Atlantis~についてはまた後々書きます。


長月だけに…

【急遽出品】夏の思い出展@谷根千

2014-09-17 19:47:41 | 【出展告知】
公募展「夏の思い出」
9/20(土)~28(日) 11:00~19:00 入場無料
谷根千ぎゃらりーKnulp(クヌルプ)





テーマが「夏の思い出」。
シーグラスなんてピッタリですね!ということでお声かけいただきました。
仲介してくださったのはなんと波展を見にいらしたお客さん。



よみせ通りの建物2階、写真家さんが始めたギャラリー。
まだ新しく白くてきれいな空間に、夏の思い出いっぱいの写真や絵が並びます。
WAVE TALEはシーグラスのアクセサリーでお邪魔します。

谷根千散策とあわせてぜひお立ち寄りください(^-^)/


波展7終了

2014-09-17 19:46:00 | 【出展レポ】
個展「波展7~七つの○○~」終了しました。
ありがとうございました!

七度目の波展でしたが、七つの、といえば私はやっぱり『海』なのでした。
現代言われている『七つの海』を貼っておきますね。よかったら覚えてください(^^)

詳細レポはまたあらためて。
先に告知を…!

コメントこちら

2014-09-12 01:38:01 | 【日常】
WAVE TALEホームページからメール送信できない場合、お手数ですがこのブログにコメントお願いいたします。

コメント投稿しても私が承認しなければコメント欄(誰でも見られる)には反映されない設定となっております。

よろしくお願いします!

涙が出る

2014-09-09 22:09:39 | 【日常】
涙が出る


インスタグラム(写真を加工して投稿するアプリ)に写真を上げると、世界中のユーザーに見てもらえる。

私はよく、いいね!と反応してくれたユーザーの写真を見て、いいね返しをする。

シーグラスの写真にいいねをくれる人は、私と同様シーグラスや海の写真が多い。


先日それをしていて、ある写真に目がとまった。

英語圏の、お孫さんがいる世代の女性ユーザー。
たくさんのシーグラスの写真にまぎれ、友人との海辺でのツーショット。

二人の女性の、慈愛に満ちた笑顔。

ふだん人物写真に興味無いのに、なぜかその写真だけ、やけに惹かれた。

添えられた投稿文を読むと、
「彼女は来週、家のあるシリアに帰る。とても心配。。」


そうなのだ。
今 戦場と化している場所は、家があり人が居る 町なのだ。

いつもの生活をしたいだけの人々が、なぜ命の危険に怯えなければならないのか。


武器による争いが、この世からなくなりますように。

知能を持った人間でしょう。
言葉、想像力、伝える力、理解する頭があるはず。

話し合いで、なんとかなりませんか。