アキシル 運営ブログ

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介護ロボット

2020-07-22 16:05:05 | 介護ロボット
株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

厚労省の事業の「介護ロボットニーズ・シーズ連携協調協議会」に関わらせてもらって3年目となりました。
「現場の声を開発側へ」その橋渡しをOTが行っているわけですが、良いものが売れる業界ではなく、介護ロボット普及には越えなければならない壁があるなあと感じます。

まず介護ロボットは結構開発されてます。
ただ介護現場で導入しようと思うと、「ここがこうだったら・・・」ってなることが多くて、何とかなりませんか?と聞いても「仕様ですから・・・」と改修できないことが多く、結局導入しないことが多いような気がします。
ですので、細やかな改修というか改良を加えてもらえる柔軟性がメーカーさんにあるうれしいですね。「ここがこうだったら・・・」と言っても「あー何とかなりますよ」くらいの言葉が返ってると、それだけで導入しやすくなるのかなと思います。

あと、私が現場と経営側どちらの立場でもあるので分かるんですが、「現場が欲しい!」って思うのと、「経営側が買ってあげる」というものに差はあります。
ですので現場と経営側の両方が欲しいと思わせる「何か」をコンセプトに入れないと、導入に至りづらいかもしれません。
例えばロボットではありませんが、経営側が良かれと思ってコロナ対策でフェイスシードを職員に買ったとしても、職員側は暑苦しいからマスクで十分!と使ってもらえない・・・。そんな感覚のズレがあるんです。

最近だと業務改善のロボットが増えてきたように思えますが、業務改善するために入れたロボットを使いこなすのに業務負担が増えて、その業務負担に耐えられない!ってなっている職場も多いと思います。
3年前に訪問看護のソフトを変えたんですが、準備含めて2,3か月はかかりました。スタッフがなれるのも2,3か月はかかったかと思います。
ですので今「うちの訪問看護のソフト、安くて使いやすくて良いですよ!」と営業に来ても、あの大変さを思い出してしまうと、積極的にソフトを変えようとは思わないんですよね。
また導入したけど結局ホコリをかぶっている、使っていない。そんなロボットも多いんじゃないでしょうか。

介護人材不足の時代。これからは介護ロボットは必須の時代です。
せっかく介護ロボットの事業に関わらせてもらっているので、より良いものを提案出来たらなあと改めて思っています。

ありがとうございました。


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介護ロボット ニーズシーズ

2020-02-10 08:30:27 | 介護ロボット
おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

昨日一昨日と介護ロボットニーズ・シーズ連携協調協議会の成果報告会に行ってきました。
もう少ししますと宮城で出した提案も厚労省のHPで出るはずです。
その時には再度お知らせいたしますのでぜひご覧ください。

さて、介護現場のニーズと作り手側シーズ。
なかなか接点のないこの2者の話し合いはとても面白く、今後の介護ロボットの開発にはこの2者の話し合いは不可欠と感じました。

福祉機器展や介護ロボットの展示会に行きますと、面白いなーっという機器や介護ロボットがあります。
ただ、シーズ側の「これあれば便利でしょ!」っていう部分から開発が始まっているのでしょうが、ニーズ側の真のニーズに届いていないといいますか・・・。
だからか、これだ!というようなぴったり・しっくりくるものが無いんですよね。

「ここの部分こうしてくれれば使えるのに」と思って調整可能ですか?と質問すると、「ちょっと難しい・・・」と返ってくることが多いんです。
ここで丁寧な修正を約束してもらえるのであれば、使ってみよう!となりますが、そう言ってくださる企業さんはなかなかないですよね。

今ある機器や介護ロボット。開発されたけれど広まらずに消えていった機器や介護ロボット。
それらをちょっと工夫することも、活躍できる場所を増やすことができると思います。
そんな使い方のアイデアをOTは出せると思いますので、OTも開発に加わわるような時代が来るといいなと感じたお仕事でした。

ありがとうございました。

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介護ロボットへの期待

2020-02-06 19:00:45 | 介護ロボット
こんばんわ。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

10日までに医療と介護の請求するわけですが、難病の自己負担上限の管理や加算の複雑化などで8年前に比べ請求業務がまぁめんどくさい。

働き方改革だ!と国は言いますが、こういう面倒な請求業務をもっと簡単にしてもらわないと一向に仕事が終わりません。

介護保険は伝送にしているため、大分簡単にはなりましたが、医療保険の方はまだ紙ですからね。
医療も全部伝送にすると審査の仕事がなくなる方がいるから伝送にしないんじゃないかって思います。

投稿が遅くなった言い訳はこれくらいにして、明後日から介護ロボットニーズシーズの成果報告会に行ってきます。
人で不足解消には介護ロボットは絶対に必要ですから、ちゃんと発表して各県の発表を聞いてきたいと思います。

ふと思うのですが、3,40年後の私に介護が必要になる頃には、個室化が進みベッドの横には必ずヒト型ロボットがいて、入所者に話しかけてくれているのかなって思います。

1日中、人と接しない日も出てくるかもしれませんね。
人と接していない日があるなんて!とも思いますが、ロボットのほうが従順で文句も言わない嫌な顔しないのであれば、意外にロボットとの生活のほうが気が楽で良いかもしれないのかなって考えてしまいます。

手塚治虫の火の鳥の未来編のような話が本当に来るかもしれませんね。


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介護ロボットフォーラム2019

2019-12-10 08:00:04 | 介護ロボット
おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

本日午後に介護ロボットフォーラムで、昨年度介護ロボットニーズシーズ連絡協調協議会で出しました成果発表をさせて頂きます。

今年度も継続して協議会のほうで審議を進めており、今年度「気づいた点」くらいまでお話ししようかと考えております。

「人手不足」「生産性向上」「人材育成」この辺りがキーポイントですね。

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介護ロボットの未来

2019-11-27 07:41:16 | 介護ロボット
おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

介護・医療業界でも「人手不足」と「生産性向上」は重要な課題です。

解決策の1つに介護ロボットがあるのですが、現場の導入は進んでいないような気がします。

介護ロボットの導入が進まない大きな要因の1つに「物品購入の決済権が現場にないことが多い」ことがあげられるかと思います。

現場では「こういうロボットが欲しい!」と思っても、もし数十万、数百万するものであればなかなか決済は下りないでしょうし、

決済権を持つ経営側が「これは現場に使える!」と思って導入したとしても、現場はそこまで必要と思っていなかったり・・・。

介護ロボットの話が出ればいい方で、実際、介護・医療業界は離職率が高い業種ですから、常に現場の問題は、人材の確保・定着であり、介護ロボットを導入しよう!というような話になかなかなっていない現状があるのではないでしょうか?

もし、介護ロボットの導入で業務改善していこう!と思っても、業務改善」には「一時的な業務量の増加」が伴います。この一時的な業務量の増加に耐えられない職場も多いのかもしれませんね。

そのほか、介護ロボットが多すぎてどれが良いのかのかわからなかったり、
介護ロボットなんて冷たい!人の温もりが良いんだ!と思っている方がいたり、

介護ロボットの普及には乗り越えなくちゃいけない課題がまだまだありそうですね。
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