仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
宮城県の訪問看護ステーション連絡協議会から、コロナの自宅療養者の訪問による健康フォローアップ。という資料がきました。
仙台市保健所が作成していて、協力可能な訪問看護ステーション1か所から1名を出して、各療養者のところへいって健康観察をするような案でした。
結論から言うと、病院やクリニックなどからの訪問看護でなければできないと思います。
訪問看護を運営していて大変なのは人繰りです。
健康観察業務の委託を受けたら、丸1日看護師1人をその業務に充てなければならず、そのフォローをそのほかの看護職員でしなければならないわけです。
健康観察業務は輪番で、との案なので毎日ではないのですが、健康観察業務の次の日に、利用者さんとしてはその看護師の訪問を許可するのでしょうか?
おそらく「来ないでください」になるはずです。
その調整も必要になるわけです。
また、最悪の事態として、健康観察業務の看護師が感染してしまったら・・・。そこからさらに利用者さんまで拡大してしまったら・・・だれが責任をとるのでしょう?
外部に委託するのではなく、市や県でコロナ対策訪問看護チームを立ち上げた方が早いような気がします。