野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2007年花ものがたり--大和川--で活動紹介

2018-07-31 | 野生生物を調査研究する会歴史

「大和川花ものがたり」という番組があった。

大和川流域で活動する団体個人を紹介する番組で、「生きている大和川」を流域の小中学校に配布したのが話題となり取材を受けた。

9回目「冬の渡り鳥にみる水環境」という放送で2007年1月6日(テレビ大阪)1月11日(奈良テレビ放送)で放送された。

以下ホームページから

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今回の花
▼今西将行さん・花崎進さん
▼大和川で野生生物の調査を行い、発見した生物たちの写真をまとめた本『生きている大和川』を発行。


生物の命を支えてきた大和川

『大和川は水鳥が非常にたくさんいますね。
一年を通して多いのがサギ類の仲間ですね。』(花崎進さん)


今西将行さん
『食物連鎖の中で鳥が多いということは
エサが多いということですから、
この川は本当に生物の豊かなとこというイメージでしたね。』(今西将行さん)


花崎進さん

この時期に多いのがユリカモメをはじめとするたくさんの渡り鳥です。

『冬になるとですね、多いのがカモの種類ですね。大体シベリア方面から来ることが多いと思います。』(花崎進さん)

それらの命を支えてきた大和川。『大和地方に伝わる有名な伝説と関係があるのでは、と思いました。』 (花崎進さん)

ヤマトタケルの白鳥伝説

「ヤマトタケルの白鳥伝説」
~悲運の最期をとげたヤマトタケルノミコトが白鳥となって地に降り立ったという伝説です。
古代の大和の国の人々は大和川で見られるサギなどの野鳥をハクチョウと呼んでいたのかも知れません。

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教員対象の短期特別講座--第10回自然から学ぶ特別セミナー2006年--

2018-07-30 | 野生生物を調査研究する会歴史

毎年夏に幼小中学校の教員を対象に植物、昆虫、水辺の生き物などの自然観察の方法についてフィールドで研修を行いました。10回目の記録。

2006年は猪名川町でセミナーを開催しました。

自然から学ぶ特別集中セミナー
 後援:兵庫県教育委員会、大阪府教育委員会、猪名川町教育委員会
 日時:平成18年(2006年)8月22日(火)9時~17時、8月23日(水)9時~16時
 場所:兵庫県猪名川町立「ふるさと館」猪名川町木津字80、19番地2
 対象:幼・小・中・養護学校の教職員

内容

22日  午前 ふるさと館周辺の植物の採取と観察同定

    午後 前の猪名川で水生生物の採取と観察

23日  午前 昆虫採取と観察

    午後 ふるさと館周辺の土壌と地質

川西市黒川から、猪名川町のふるさと館に会場を変えての実施

不便ながら熱心な先生方と有意義な2日間を過ごしました




月がきれい

2018-07-30 | photo

台風一過
月がきれい

コペルニクス・クレーター
直径93km、美しいクレーターで、満月近くにはこのクレーターから延びる光状が良く観察できる。

クラビウス
クラビウスは表側では最大級のクレーター。直径は230km。

これから満月に 明るすぎて観察しにくいかもしれません。


子どもの本がおもしろい㉒--根っこのえほん2--

2018-07-30 | 資料を読む

根っこがどんな形していて、どんな役割を果たしているのか?
主根 側根 ひげ根 根毛が理解できるかな
植物の根のつくりが「主根・側根」だったとしたら、そいつは双子葉類。
ひげ根の植物のタイプは、被子植物の中の単子葉類 なんて中学校で学習する
しかし、小学生が楽しんで根っこの知識がわかるのがこの本

根っこのえほん2 野菜の根っこ 中野 明正 編著 大月書店 2016年

仕掛け絵本 下半分をめくると根が、上半分をめくると花が見える。めくったら説明がありめくるたのしみがある。
根のえほんとしては タンポポの根が深く伸びる絵本を知っている。
しかし、いろんな根について、これほど深く掘り起こした本は初めてでは

ハクサイ、キャベツ、レタスなどの球になる野菜は、地表の近くに根をはり
ホウレンソウなどの葉菜は地中深くに根をはります。

根の説明だけでなく、野菜の歴史、原産地が説明されている。

ハクサイ、キュウリ、レタス、ホウレンソウ、トマト、ナス、ソラマメ、ダイズの原産地は?


中央アジア、ヨーロッパ、中近東、西アジア、アンデス山脈、インド、ヒマラヤ山脈、北アフリカ、中国
です。

このシリーズ、 おいしい根っこ、 フルーツの根っこ、大きな木の根っこ、水中にのびる根っこ
がある。
 
「植物は実り方や、伸び方、土、気候によって根のはり方がちがう。
ページを天地中央で切って、上の半ページを開くと地上で葉→花、下の半ページを開くと土→土中の根が見える。

・ダイコンやゴボウは植物の根を食べている、カブやタマネギは茎を、キャベツやホウレンソウは葉を、フルーツは果実を食べている。
イネやエダマメは種を食べている。図解を通して人間が植物のどの部分を利用しているかがわかる。

・作物の関連知識を伝える。原産地、収穫期、品種、加工品、料理など、その作物の特徴的で興味深い情報を満載。」
とこのシリーズの売り文句。


情報発信--生きている大和川2005年--

2018-07-29 | 野生生物を調査研究する会の紹介

2005年
「生きている大和川」を出版しました。

2003年(平成15年)に出版された「生きている武庫川 改訂版」に続くものです。

2003年(平成15年度)より流域の調査をはじめて2年がかりで完成しました。

流域の小・中学校に寄贈しました。


お手伝い--ブラジル パラ州--

2018-07-29 | photo

「はじめてのお使い」というほほえましい番組がある。

幼稚園前後の子どもに体験させる番組。「はじめて」という貴重な体験

世界を見れば、しっかりこどもは生活をたすける重要なポストを持っている

それがこの一枚

国際協力で、ブラジルでのセミナーがどのように定着したのか、また河畔林の植林の定着はどうかなどの

調査のときに撮影したもの

 


高槻市の野生植物

2018-07-29 | 資料を読む

 

高槻市は大阪府最北端の市で、大阪・京都へ20分程で行く事ができる、 北摂のベットタウンとして発展してきました。
北摂の一都市として人気が高い市です。
新名神高速道路が開通し、「高槻インターチェンジ」「高槻ジャンクション」ができ、西宮や神戸、中国地方へのアクセスがよくなり、今後の発展も期待される。
都市化が自然に影響が予想されるが、ふところが深い高槻市の植物を紹介したのがこの冊子。

高槻の野生植物 樫田・原・摂津峡・鵜殿 中西尚孝著 高槻市都市整備部緑政課 平成2年

この冊子の目的が
「豊かな自然が少なくなってしまった今、私たちの身近なところで見かける野鳥や野山の花などの名前を知らない人が多いようです。
 自然保護は、まずく自然>を知ることから始まります。自分自身の体験を通じて、草や木の名前を覚え、相互の関係を知り、
自然と人間との深い関わりを正しく認識することが、自然を本当に大切にし、守っていく心を育てます。
 この冊子は、多くの市民の皆様方が身近なく野生植物>に親しみをもっていただくことを目的として、植物研究家で大阪
府自然環境保全指導員の中西尚孝氏にお願いして作成しましだ。
 “ふるさと高槻”の自然に対する深い親しみと自然保護の目的が達成されるよう願うものです。」

ふるさと高槻の自然保護を目的としています。
自然がのこる4つの地域(樫田・原・摂津峡・鵜殿)の植物を紹介しています。

いま平成30年なので、ずいぶん時間がたちます。どれだけ今残っているのでしょう

紹介されていた植物を以下に

アキノキリンソウ
セイタカアワダチソウ
フキノトウ 
リュウノウギク
キクバヤマボクチ
ノアザミ
カンサイタンボボ
オタカラコワ
ウツボグサ
タツナミソウ
オドリコソウ
ヤマツツジ
イワナシ
ヒヨドリジョウゴ

ワルナスビ
センブリ
タニウツギ
シャクジョウソウ
ナンバンギセル
カラスウリ
ホタルブクロ
カワラナデシコ
ヒトリシズカ
イカリソウ
マンサク
ヤマブキ
ウメモドキ
ミズヒキ
セイヨウカラシナ
シュクコンアマ
ケヤキ
ウノハナ(ウツギ)
ショウジョウバカマ
ノカンゾウ
ササユリ
ツルボ
オオキツネノカミソリ
キンラン
ノハナショウプ 
シヤガ


ノハナショウブ

2018-07-28 | photo

ハナショウブの原種で、田んぼの水路や溜池の岸辺に生えています。
アヤメの仲間です。
この梅雨の時期から鮮やかな紫色の花を咲かせます。
里山に出かけた時は、注意深く紫色の花を探してください。

ノハナショウブ (アヤメ科)