2013年1月27日(日) 加古川探検 4
今月は加古川の河口付近で野鳥の観察です。
山陽電鉄高砂駅から5分ほど歩くと加古川に出ます。途中で見かけたキカラスウリの実。
山陽電鉄高砂駅から5分ほど歩くと加古川に出ます。途中で見かけたキカラスウリの実。
駅から奥に見える駐輪場は旧国鉄の高砂線の跡を利用しています。細長くカーブしています。
高砂線は加古川駅から高砂港まで延びており、途中で引き込み線が、神戸製鋼所加古川製鉄所、神戸製鋼所高砂工場、国鉄高砂工場、三菱重工、鐘紡、キッコーマン、三菱製紙といった工場と接続し、その製品を運んだようです。
加古川に到着。カモがたくさん浮かんでいるのですが、全部対岸の岸近く。しかしむこう側からはヨシの群生が邪魔して鳥が見えないそうです。鳥も落ち着ける場所を知っているのですね。
何羽かがこちら側にいました。ヒドリガモのようです。その後むこう岸の群れが一斉に飛び立ってこちら側に。カモの大群が飛び立つさまは壮観!しかしこちら側に来てもヨシの群生の向こう側で、なかなか写真には写せません。双眼鏡で見るとヒドリガモとキンクロハジロが多かったようです。
こちら側も、河口付近に近付くと岸べ辺りはこんな感じ、水鳥にとってはとても安心できる場所でしょうね。
今日はキンクロハジロ、ヒドリガモ、ミサゴ、ツグミ、イソヒヨドリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ヨシキリ、カンムリカイツブリ、ハクセキレイなどを観察。
帰りは古い街並みの中を通って帰りました。1階と2階の屋根の間に付いているのが「うだつ」。これは隣家との境界に取り付けられた防火壁で、これを造るには相当の費用がかかったため、裕福な家しか付けることができなかったそうです。「うだつが上がる」ということは富の象徴でだったようで、ことわざ「うだつが上がらない」の語源の一つと言われています。
三連蔵。高砂市の観光スポットの一つでライトアップされることもあるとか。明治初期に建てられた古い蔵で、祝いの時に使う食器やお膳を収納する納戸で壁の厚さは30cm以上あるとのことです。
今日はお天気に恵まれ、野鳥観察と古い街並み散策を楽しめました。