ヒガンバナのなかま
秋のお彼岸の頃に咲くヒガンバナは、秋の季語になっています。
昔から日本で親しまれてきた植物です。
ヒガンバナはリコリスの一種に分類されており、リコリス・ラジエータ(Lycolis radiate)の学名があります。
ヒガンバナは種をつけず、球根が分球して増えるところです。
ヒガンバナ
秋の田畑の畦に多くめられます。原産地は中国南部です。球根になった鱗茎には毒があります。
花の咲く秋には葉がなく、葉は冬から早春にかけて、他の植物が枯れている間に、細い葉を伸ばします。
ナツズイセン
かなり古い時代に中国からやってきた多年草です。ヒガンバナと同じように、花は咲いても種子はできません。ユリに似た花から「裸ユリ」とも呼ばれます。暑い夏の花の少ない季節に、突如として咲くところが重宝され庭園などに良く植えられています。
オオキツネノカミソリ
秋、里山や、森の周辺に咲きます。ヒガンバナのようにひとつの茎にたくさんの花はつけません。よく似たものに雄しべや雌しべの短い、キツネノカミソリがあります。
キツネノカミソリ
この花も秋、森の周辺に咲きます。雄しべが花びらより外に突き出ることがありません。名前の由来は、「キツネ」は葉もなく花が咲き、そして消えてしまうところがキツネに化ばかされたとし、「カミソリ」は葉の形から付けられたようです。
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