監督！どうしてですか？

札幌ドーム
北海道日本ハムソフトバンクホークス

いつになくすごい歓声がわきあがった。
背番号１　SHINJO　がセンターへと走っていった。
「今日からスタメン復帰なんだなあ。」と思いながらスコアボードを見ていた。


背番号１８　岩本　勉
この文字がベンチ入り選手に無かった。
登録→SHINJO 抹消→岩本という事。
１軍に上がって約２週間。
きちんと投げる場面をもらえていただろうか？

去年のオフ
がんちゃんは日ハムを出ることを決意していた。
上もそれを承諾していたはずだ。
新聞記事にもなっていたし、間違いないことだと思う。
しかし、契約更改し今シーズンも日ハムでプレーすることを最終決断とした。

「日ハムを出る」それを希望した時のがんちゃんの気持ち・・
自分が必要である場面・自分が全力で投げられる場所を求めていたと思う。
でもどうして日ハム残留となったのか？
どのような話し合いがされたのかは、全く知ることができないが納得いかない気持ちが残った。

２００５年
前半戦はバースデイ先発登板もあり、中継ぎでの出番もあった。
交流戦では自らＨＲを打つなど打での活躍もあった。
しかし大事なところで打たれてしまうこともあり、２軍再調整。
これからの活躍のためには当たり前の調整。
２軍ではクローザーとしての登板が多かったようだ。
そして１軍昇格！！！

先発でも中継ぎでも抑えでも
必要とされて１軍で一緒に戦っている。
今回のように投げる場面もほとんどないままの降格・・・・・。
理由は何？？
調整って言葉はあてはまらない。
ピッチャーは自分の気持ちだけじゃマウンドに立てない。
投げる場面をもらわない限りマウンドには立てない。
コーチや監督だって調子がいいのか悪いのか判断がつくんだろうか？
納得がいく理由が見つからない。


私にとって忘れられない１球がある。
２００１年３月２５日　大阪近鉄
がんちゃん　４番中村（紀）選手の１打席目
最後に投げた高めストレート
そのボールは野口選手のミットに吸い込まれ、中村選手のバットは空をきった。
あの音の感触は今でも残っている。

あの感触をファンは待っていると思う。
この試練を乗り越え、再び１軍のマウンドでめいっぱいの投球を魅せて欲しい。


がんばれ、がんちゃん！
ファンはいつでも待ってるよ！！