ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。
一人で歩く道は
暗くて さみしい
闇の中の 木立の向こうから
人の姿をした 魔物が
顔を出す
いとしい人の姿をした 化け物が
うろうろする
恐い 恐い と
泣き出しそうになるのに
笑顔をつくって
ジャンヌダルクのように
怯みを みせない
一人でいきるのは
つらい
可哀そうだと 思われるのは
もっと つらい
一人で 生きる道は
時として
暗闇の 林の中の
小路を 歩くことだとしか
思えない日が ある。
暗闇のむこうに
薄明りの 夜明けの東の空のように
やってくる 幸せの 兆しを求めて
報われない 暗い日々を
やり過ごす すべを
学ぶことが
生きるということ かもしれない