何気なく 歩いているのに
一歩先行く 友の肩の揺れが
とても 哀しげで
何処かで お茶する?と
引き止めてしまった
振り返った 友の表情に
哀しみは ない
悩みを 隠そうとする
つくろいも無い
数メートル先の バス停まで
友の後姿を見ながら歩くのが
苦痛だったのは
声を掛けた わたしだった
心が揺れて 哀しみの時限爆弾を
抱いているのは わたしだった
異郷の地へ 変化を求めて
まもなく 旅立つ友を
引き止めたい気持ちを
おさえて 笑顔をつくって
心の中は 嵐が吹き荒れていたわたし
もう 何年たつだろう
異郷を 故郷と定めて
年老いた母と 無二の友を
振り切って 姿を消した人を
思い浮かべては あの時こらえた
嵐の様な 涙を
少しずつ こぼして数年が過ぎた
わたしの胸の中に もう
さほど 彼女のための涙は
残っていないのだけれど
一歩先行く 友の肩の揺れが
とても 哀しげで
何処かで お茶する?と
引き止めてしまった
振り返った 友の表情に
哀しみは ない
悩みを 隠そうとする
つくろいも無い
数メートル先の バス停まで
友の後姿を見ながら歩くのが
苦痛だったのは
声を掛けた わたしだった
心が揺れて 哀しみの時限爆弾を
抱いているのは わたしだった
異郷の地へ 変化を求めて
まもなく 旅立つ友を
引き止めたい気持ちを
おさえて 笑顔をつくって
心の中は 嵐が吹き荒れていたわたし
もう 何年たつだろう
異郷を 故郷と定めて
年老いた母と 無二の友を
振り切って 姿を消した人を
思い浮かべては あの時こらえた
嵐の様な 涙を
少しずつ こぼして数年が過ぎた
わたしの胸の中に もう
さほど 彼女のための涙は
残っていないのだけれど
バラ
花言葉
《赤》愛情、情熱、熱烈な恋
《黄》嫉妬、友情
《白》純潔、深い尊敬