なにも残らない 出会い。
何かを 残したい人でもなかった。
親しげに 笑顔を見せて
近寄ってきたけれど
その目は
微笑んでいなかった。
この空白の時間を
飛び越えて
新しいことは なにもおこらない
つまらない 世界から
逃げ出す わたしの腕を
力強く だれか つかまえて
ふわりと 風船に ぶら下がった
小さなわたしの夢は
冬の風の いたずらに
吹き飛ばされそうな
2月のある日の出来事
何かを 残したい人でもなかった。
親しげに 笑顔を見せて
近寄ってきたけれど
その目は
微笑んでいなかった。
この空白の時間を
飛び越えて
新しいことは なにもおこらない
つまらない 世界から
逃げ出す わたしの腕を
力強く だれか つかまえて
ふわりと 風船に ぶら下がった
小さなわたしの夢は
冬の風の いたずらに
吹き飛ばされそうな
2月のある日の出来事