おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

ひらめきのように・・

2018-11-14 16:55:41 | Weblog






駆けだしては 急に立ち止まり

後ろを振り返り

何かが追い付いてこないか

確かめてみる




馬鹿げたことだけれど

駆けだすと きっと

何かが追っかけてくる妄想につきまとわれて

突然と 立ち止まり 

背後を確認してしまう




何もないのに 何かの気配を

背中で感じて

穏やかでない 気持ちに襲われる



いつのころからの癖だろう




本当は 何かが 振り返ったそこに

いてくれればと・・

奇妙な期待を 持っているともいえる




そんな形で 愛する人が

背後から そっと来てくれればなどと

空想している




いつまで 馬鹿げたことを

思って 自分の世界を作っているのだろう



そんなバカげた空想癖を

かわいいと 許す心がある。


トレニア
花言葉 ひらめき
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幸せについて

2018-11-13 18:29:23 | Weblog









幸せな時

しあわせ と 言わない私を

いぶかるでしょうね



言葉にすれば

瞬く間に消えてしまいそうな

儚い思いを抱いて

幸せに出会ったら



いつまでも あるものとは

信じられないせいで



今すこし このままでと

願うばかりに

幸せだと 呟くことさえ

ためらうの



それほどまでに

たよりないものが

幸せの正体だとおもう



陽炎をつかもうとするような

無謀な挑戦は しないで



このまま、 

今すこし このまま

じっとしていたい



これが幸せというものだと

感じたときは


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つつましく・・

2018-11-12 11:23:44 | Weblog






トンネルをぬけると

そこには

思いの湿原がつづき

かなたの空に

天女の歌声が響いているようだ




私たちは 迷いながら

湿原を横切り

背負ってきた 重い荷物を

少しずつ下ろして

ようように

見え始めた 先の時間を

手繰り寄せる




まだまだ 

道を見失いそうになるかもしれない

その危うさが 

戸惑いにつながり

後戻りしかねないけれど

互いの 励ましが

大きな迷いから 救いだす

あたたかい手となる




とりあえずは 

もう迷いたくない気持ちと

迷わせてはいけない思いやりと

出合った事のないほど

大きな心の抱擁


ミセバヤの花
花言葉 大切なあなた、つつましさ
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追想・・

2018-11-10 22:39:08 | Weblog






毎日通る道が

街路樹も 街並みも

色褪せて見えるのは

心が 色褪せているから・・




目覚めた時

昨夜の涙が

朝の景色を曇らせるのは

心に涙があふれてるから・・




わかっているのに

抑えられない思いが

時として あふれ出すのは

切なさを隠すから・・




過ぎていく時間が

むなしいのは

気持ちと向き合わないで

はぐらかしすぎたから・・ 




すべては・・

本当の気持ちを

隠すことで

心を ゆがめて

素直になれないから・・


シオン
花言葉 君を忘れない
    遠方にある人を想う
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・・ちぐはぐな想い

2018-11-09 12:21:32 | Weblog





人と人との

かかわりを 垣間見て

塞ぎこんでしまう 

弱い私がいる



誰かと誰かの 目くばせを

眼をそらして

気づかない素振りをしても

その後が気になる 

お節介な 私もいる



好いてくれる人を

好きになってしまう

危なっかしい

頼りない 私もいる



これだけは 絶対に

譲れないと

そっぽを向く

かたくなな 私もいる




この世でおこることは

すべて この世で

解決できるというけれど

結末の見えないまま

抱いている思いの多さ




いつまでも 優柔不断な

あきらめの悪い 私と

折り合いつけて

過去に決別しなくては

明日のことを 

語る唇が 寒すぎる


コムラサキの実
花言葉 気品、知性、聡明
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言葉から・・

2018-11-08 13:19:04 | Weblog






言葉足らずが 誤解を生み

言葉が過ぎれば 曲解がうまれ

言葉で 気持ちを伝え合うには

ほんとのところ どうすればいいのだろう




言葉の隙間に

思いをちりばめ

言葉で成り立つ 世界に住んで

言葉が 独り歩きし始める




置いてけぼりの 心は

どうやって 紡げばいいのだろう




一人じゃないのに

寂しい時は 

寂しいと 言ってもいいのだろうか




黙って見つめる 眼の中に

思いは 映っているだろうか




別れ際の またネ は

さらに 寂しくなるプロローグのようだ




どれだけの言葉を紡げば

心みたされる時を過ごせるのだろう 



夜の空を 見上げて

彷徨って

夢見る心を 

しあわせ と 言葉に換えて

寂しがりやを

隠そうとする



ウインターコスモス
花言葉 淡い恋、もう一度愛します、
    真心
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香りの記憶のような・・

2018-11-05 23:23:49 | Weblog







遠い昔の 約束は

風が運ぶ あの花の香りとともに

こっそりと 人には告げず

私の庭にやってくる





風が 一荒れして 

去っていった晩夏の記憶の中に

倒れた 郵便ポスト

絡まって 呻いていた蜘蛛の巣





この上ない笑みをたたえて

平気よ 大丈夫よと 繰り返した言葉の裏を

知っているはずなのに

気付かないふりが出来る 素っ気ないあなた





いろいろな思いが 繰り広げる

万華鏡の世界に

足を踏み入れた哀しさ





花の香りの記憶ですら

いとおしい 晩秋の

長い夜よ


つわぶき
花言葉 謙譲、困難に負けない
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肩の揺れが哀しくて・・

2018-11-04 16:56:56 | Weblog








何気なく 歩いているのに

一歩先行く 友の肩の揺れが

とても 哀しげで

何処かで お茶する?と

引き止めてしまった




振り返った 友の表情に

哀しみは ない

悩みを 隠そうとする

つくろいも無い




数メートル先の バス停まで

友の後姿を見ながら歩くのが

苦痛だったのは

声を掛けた わたしだった




心が揺れて 哀しみの時限爆弾を

抱いているのは わたしだった




異郷の地へ 変化を求めて

まもなく 旅立つ友を

引き止めたい気持ちを

おさえて 笑顔をつくって

心の中は 嵐が吹き荒れていたわたし





もう 何年たつだろう

異郷を 故郷と定めて

年老いた母と 無二の友を

振り切って 姿を消した人を

思い浮かべては あの時こらえた

嵐の様な 涙を

少しずつ こぼして数年が過ぎた





わたしの胸の中に もう

さほど 彼女のための涙は

残っていないのだけれど



バラ
花言葉 
《赤》愛情、情熱、熱烈な恋
《黄》嫉妬、友情
《白》純潔、深い尊敬
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真心を・・

2018-11-03 18:40:05 | Weblog







あなたの 過去の

記憶の中に 潜り込んで

パソコンのキーボードを叩くように

軽妙な タッチ音とともに

記憶の糸を 解きほぐすことができれば





あなたの 想いの最初の扉を

こっそり 覘くことができれば




あなたとの 縁(えにし)の糸が

絡まった あのころを

走馬灯のような 不思議な幻でもよい

今一度 見ることができれば




わたしの胸の内の

もう一つの 想いの壷を

惜しげもなく 差し出すでしょう





それは 何故かと

尋ねたりしないで・・





だれでも 胸に 二つの壷を持っていて

予備の壷の存在すら 

知らずにいることが多いのです





少女でいたころ 二つ目のそれを

真心の壷と 名づけたのは

わたしです。



コスモス
花言葉 乙女の真心、調和
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恋は 謎解き・・

2018-11-02 16:36:54 | Weblog







書き付けたものなどない

押印した記録などない

それ以上に 心に刻んだ約束は

重く すべてにのしかかり

生き方さえも 左右する





あ、と  い、と

し、と  て、と  る、と

五つの文字の間に

何が潜んでいるのだろう





人それぞれの 思いをこめた

五文字に 潜ませた真実は

見えないし 解らない





時が過ぎて 

変貌した思いの亡骸を

かき集めて 抱しめて

ほんとの涙をながす時に・・





或は 止せばいいのに 

あの時の気持ちは と

したり顔で 分析してみせる

あなたの目の奥に・・





いいえ、

解らなくても

嘆くことはない





解らないほど 深い意味があるのだと

胸の奥に 難解な答えが用意されているのを

気付いている わたし

謎解きマニアの わたし



ダリア
花言葉 華麗、優雅、気品
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秋のおわり・・

2018-11-01 17:55:12 | Weblog







そのとき あなたは

何を思うか

何を連想するか

あなたの 想いの片隅に

私が 存在するか





秋風が

まさしく 秋風が

桂の枯葉を 散らしていく時

足元の アザレアの小花も

終わりを迎え 枝を震わせている





そのとき

まさしく その時

秋風の姿を見たと思ったとき

あなたは 心の中の棘を

気にして 悩んでいたのではないか





私の 秋は 

もう終わるところです。




ツイードのコートを

取り出した 朝



マネッチア
花言葉 たくさん話しましょう
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繕いの・・

2018-11-01 11:57:14 | Weblog






手元にあるものは

白地図1枚

端のほうが よれて黄ばんで

まん中へんに 赤ペンのあと





出立の日と時間と

最終の目的地だけきめて

そのまま 頓挫した二人の旅は

記憶にさえも 残らない





朝起きたときの 寝覚めの悪さは

夢の中の 無意味な笑顔と

くるりと 踵を返した

あなたの 後姿





言い訳の下手なあなたを

問い詰めるつもりはないのに

その向こうに見える

繕いの思考回路





泣いているのは だれなのか

知らない振りして

通り過ぎても

いつまでも 思い出す 震える肩





この思いが消えないかぎり

待っている時間が 長すぎて

迷い始めるから・・





あなたの周りには

憂鬱のかおりがする

いつも



ナスタチウム
花言葉 愛国心、勝利、困難に打ち克つ
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